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日本もあとに続くか? 米Amazonが偽レビューを投稿していたユーザー1000人以上を提訴
(2015/10/20 06:00)
サイトに高評価の偽レビューを投稿していたユーザ1000人以上に対し、Amazon.comがユーザー情報の開示と弁護士費用などを含めた損害賠償を求めて裁判所に提訴を行ったことが、海外で大きな話題となっている。これはクラウドソージングサイトの会員1114人が、星5つのレビューとその感想を投稿する作業を1件につき約5ドルの報酬と引き換えに請け負っていたというもの。Amazonは今年4月にも同様の訴訟を行っているが、そちらはサイト名からもレビューの売買目的が明らかなステマサイトだけを対象としており、今回のように広範囲の案件を扱うクラウドソージングサイトが対象となるのは初。日本でも一部のクラウドソージングサイトでは、星5つを要求するステマレビュー依頼は検索するとすぐに案件が見つかるほどで、先週にはそれらの依頼を繰り返していた企業がサイトを閉鎖して姿をくらます事例も発生している。これを機に日本でもステマ行為の根絶が進むことを望むばかりだ。
◇米Amazon、嘘のレビュー投稿者1,114名を提訴、フリーランス仕事サイト「Fiverr.com」の会員が中心(hon.jp)