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「アンネの日記」を含むライブラリーを構築するプロジェクトが有志により始動

 都内の図書館などで「アンネの日記」や関連本が破られる事件が相次いでいるが、そんな中、「アンネ・フランク・ライブラリー」(仮称)なるプロジェクトが発表されて注目を集めている。これは編集者の仲俣暁生氏が発起人となって有志で進められているもので、「今回の図書館への攻撃の象徴になった本を媒介として、公共図書館だけに限らない、広い意味での「ライブラリー」と「社会」の関係をこの事件を契機に考え直したいと思いました」「たとえば「アンネの日記」をその一冊に含む小さな「ライブラリー」を、オンラインあるいは現実の場所に、あちこちにつくりあげていくのがよいのではないかと考えたのです」とサイト上で説明されており、たんに「アンネの日記」を収集することにとどまらない、広い範囲での活動が想定されているようだ。現時点ではまだ意見交換ベースということで参加者を募っている段階だが、今後の動きに注目したい。

◇アンネ・フランク・ライブラリーをつくる(Medium)
https://medium.com/p/aadc88f1b944
◇「アンネの日記」イスラエル大使館が寄贈へ(NHKニュース)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140225/k10015528951000.html

(tks24)