空気中のPM2.5の量を測定してスマホで通知、情報の共有もできるデバイス

　空中を浮遊し、吸引すると人体に有害な影響を引き起こす微小物質「PM2.5」。一時期に比べるとその話題は減少した感があるが、それでも地域によって、また季節によっては深刻な問題であることには変わりはない。そんなPM2.5をはじめとする微小物質の量を測定し、スマホに転送して表示できるデバイスがKickstarterに登場した。「Tzoa」と名付けられたこのデバイスは、背面のクリップで衣類などに装着しておくことで、空気の清潔度を測定して数値で表示してくれるほか、同じデバイスを装着しているユーザー同士でデータを交換し、リアルタイムで全世界の測定マップが見られてしまうというスグレモノ。〆切まで残り2日で達成率は60％弱と、今回の成立は難しそうな状況だが、普及すれば集まるデータの質が高まり、結果的に製品の有用性が知られるようになるのは確実なだけに、今後なんらかの形で陽の目を見ることを期待したいものだ。

◇TZOA Enviro-Tracker: Connect With Your Environment by Tzoa（Kickstarter）
https://www.kickstarter.com/projects/tzoa/meet-tzoa-the-worlds-first-enviro-tracker
◇PM2.5分布予測（日本気象協会）
http://www.tenki.jp/particulate_matter/