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古文書や木簡の解読に、くずし字を読み込むと似た漢字を探してくれるサービス

 江戸時代よりも前に書かれた古文書や木簡は、独特のくずし字で表記されているが故に、解読するのは容易ではない。そのため先祖代々伝わる古文書を開いても、中に何が書かれているのかさっぱり分からなかったりする。こうした場合に役立つかもしれないウェブサービスが登場した。「MOJIZO」と呼ばれるこのサービスは、手持ちの文字画像を読み込ませれば、似た形の漢字の候補を表示してくれるというもの。あくまで1文字ずつの解析ということで、あらかじめスキャンしてデータ化したのち1文字ごとにトリミングし、さらに解析の精度を上げるために階調を調節するといった手間は必要になるが、解釈が分かれる漢字があるが故にこれまで解析が進まなかったケースでは、本サービスが突破口になることもありそう。最近は徐々に行われるようになりつつある古文書のスキャンだが、このサービスをきっかけに新たな発見もありえそうだ。

◇木簡・くずし字解読システム
http://mojizo.nabunken.go.jp/
◇古文書の崩し字、あなたも読めます 画像から似た字検索(朝日新聞デジタル)
http://www.asahi.com/articles/ASJ3T3TTYJ3TPOMB00G.html

(tks24)