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お気に入りの写真で証明写真が作れる
「証明写真をつくろう!」


こんなところが便利!

 自分で用意したお気に入りの写真画像を使って証明写真が作成できる。顔の位置を指定すれば自動的に最適なサイズに切り取るオートトリミング機能や、パスポートサイズにトリミングできる機能が用意されている。

 作成できる証明写真のサイズは、運転免許証、履歴書、パスポート、国際免許、ビザなど。明るさやコントラストの調整のほか、モノクロ、セピア調にも変更できる。JPEGファイルとして保存できるので、あとはデジカメ写真プリントサービスでプリントし、切り取ればOKだ。追加機能をベクターのシェアレジで購入すれば(1400円)、家庭用プリンタでも印刷可能になる。

■証明写真をつくろう!
  動作OS:Windows XP/Vista
  作者:Takuya Murao氏
  http://nico2soft.com/main/archives/cat60/cat61/cat70/


手持ちの写真から証明写真が作れる

 履歴書やパスポートのみならず、社員証や会員証などで写真が必要となる場合がある。そこで街角に設置された証明写真用のボックスやパスポートセンター近くの代書屋に駆け込む人も多いはずだ。しかし、そうしたシチュエーションで納得のいく仕上がりになることは少ない。

 免許証は3年間、パスポートに至っては最長10年間も利用するので、できれば気に入った写真で作りたいのが人情というもの。「デジカメで撮った写真にもっといいものがあるので、それを証明写真にできたらいいのに」とお考えの方にお勧めなのが、今回ご紹介するソフトである。


「証明写真をつくろう!」起動時の画面。Windows XPで使用する際は 「Microsoft .NET Framework 2.0」以降のインストールが必要 主な証明写真のサイズはあらかじめ用意されている

 「証明写真をつくろう!」はその名の通り、手持ちのオリジナル写真で証明写真が作成できるソフトだ。使いたい写真を取り込み、顔だけトリミングし、あらかじめ設定した枚数分だけ並べてJPEGファイルとして保存する。

 保存したデータをデジカメプリントサービスに持ち込んでプリントしたら、ガイド線に従って切り抜けば証明写真のできあがりというわけだ。

 「証明写真をつくろう!」のVersion 2.4.0以降では、印刷機能の試用が可能になり、プリントアウトして仕上がりが確認できる。ただし、あくまで試用機能なので、写真左上に「SAMPLE」という文字があわせて印字される。自宅で市販のフォトペーパーを使ってプリントアウトまでしたい場合は、有償の印刷機能(1,400円)を追加すれば、手元のプリンタでも印刷可能になる。

 あらかじめプリセットされている証明写真のサイズは、運転免許証、履歴書、パスポート、国際免許、ビザの5種類。これらに加え、ユーザー定義パターンも3つまで登録可能となっている。プリントできるサイズは、DSC版、L版、はがき、DSCW版、2L版、カードサイズのほか、ユーザー定義サイズが3種類の計9種類。


元になる写真は、ドラッグ&ドロップするだけで簡単に指定できる

自動トリミング機能や、明るさ等の補正機能も用意

 証明写真はサイズが大事だが、手動で指定サイズにトリミングするのは難しい。その点、「証明写真をつくろう!」では、顔の中心線や頭頂とあごの位置を指定すると、欲しい証明写真のサイズで自動的に顔の部分をトリミングしてくれる。自動トリミングの段階では若干位置がずれていることもあるが、その後、マウスで移動させたり、トリミング範囲を拡大・縮小してさらに調整できるので安心だ。

 取り込んだ写真が暗い、はっきりしないというときは、トリミング後でも、ツールバーの「補正」から明るさやコントラスト、色合いなどで補正できる。またモノクロ、セピア調への変更も簡単だ。失敗しても1クリックでやり直しできる。

 出力イメージのプレビューもできるので、トリミング範囲が決まったらバランスをチェックすればなお安心。あとは保存するだけだ。

 なお、今回はフリー版についてご紹介したが、「証明写真をつくろう!」では、有償機能を追加可能だ。追加できる有償機能は、顔の傾きを補正できる「傾き補正機能」1000円、2種類のサイズを1枚にまとめて出力する「ダブルプリント機能」630円、家庭用プリンタで印刷できる「印刷機能」1400円の3つで、ベクターのシェアレジで購入できる。

 あらかじめ証明写真をまとめて作成しておけば、いざというときに証明写真不足に悩む心配はない。また、証明写真が必要になった時も保存したデータをプリントすれば良いので一度作っておけば慌てずに済む。気に入った画像を使って、手軽に証明写真を用意したいという方はぜひお試しいただきたい。


写真を取り込むと、顔の中心や頭頂の位置、あごの位置を順に指定するようナビゲートされる オートトリミングの結果

位置を修正したいときは、ハイライトされた枠線をマウスで移動する 明るさやコントラストの調整もできる

調整が済んだら、ツールバーの[表示]から「出力イメージのプレビュー」を選択すると、割り付け後のデータをチェックできる 名前をつけて保存すれば完成

「証明写真をつくろう!」の基本設定 「証明写真をつくろう!」の出力設定

関連情報

URL
  証明写真をつくろう!
  http://nico2soft.com/main/archives/cat60/cat61/cat70/
  ニコニコソフト(「証明写真をつくろう!」配布元)
  http://nico2soft.com/


2008/11/26 12:39
すずまり
大学卒業後、システム開発会社→ISPの営業企画→フリーのWebデザイナー→フリーのライター、とどんどん脱線。オンラインサービスからソフトウェア、ハードウェアまでIT関連のレビューを中心に活動中。趣味は写真。キックボクシングのリングサイド撮影が講じて、現在は目黒の某ジムの練習生に。現在の目標はミドルキックの上達とくびれの復活。

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