11日まで開催中のIT関連総合展示会「CEATEC JAPAN 2003」の会場では、「IPv6パビリオン」が設置されており、IPv6普及・高度化推進協議会などが出展している。
「IPv6パビリオン」のアリエル・ネットワークのブースでは、ビジネスP2Pグループウェア「アリエル・エアワン IPv6対応版」が参考出展されている。IPv6版は、2003年9月2日に発表されたIPv4対応版「アリエル・エアワンVersion 2.0」をベースに、IPv6ネットワークに対応させたもの。
アリエル・エアワンは、同社が独自開発したビジネスP2P基盤「アリエル・フレームワーク」を使用して、ファイル共有や予定表共有、掲示板などのグループウェア機能を利用することができるソフトウェアだ。現在約1万人のユーザーが利用しているという。
IPv4版では、グローバルIPアドレスやNAT、ルータなどの問題からP2P通信を行なう際に仲介サーバーを経由して通信を行なっているが、IPv6版ではすべてのPCにグローバルIPアドレスが付与されるため、サーバーを介さないP2P通信が可能になるという。また、IPv6とIPv4の混在環境でも利用可能だ。
アリエル・ネットワークによると、「IPv6環境を構築しているユーザーはまだまだ少ないのが現状であるため、現在のところIPv6環境を構築済みの企業などへの販売を考えている。今後IPv6が普及したらパッケージ販売も検討したい」という。
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IPv6版の画面。IPv4版とほとんど変わらない
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概要説明
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関連情報
■URL
CEATEC JAPAN 2003
http://www.ceatec.com/ja/2003/
アリエル・ネットワーク
http://www.ariel-networks.com/
・ アリエル、P2P型グループウェア「アリエル・エアワン」の新バージョン(2003/09/02)
( 大津 心 )
2003/10/07 18:29
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