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マイクロソフト古川氏を囲む大阪大学大学院チーム
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マイクロソフトは30日、同社主催の学生向けイベント「The Student Day」で、学生向け技術コンテスト「Imagine Cup 2005」への出場チームを決める国内最終予選会が開催された。会場には、ノミネートされた3チームの作品や優秀作が展示されていた。
Imagine Cupはマイクロソフトが主催する国際的な学生技術コンテスト。2005年は7月27日から8月1日にかけて神奈川県横浜市で開催されるという。今回のThe Student Dayで行なわれたのは、ソフトウェアデザイン部門の国内予選で3チームまでに絞り込まれた上位入選チームのうち、Imagine Cup 2005に出場できる1チームを選出する最終予選会だ。
ノミネートは、「GeoNet」(大阪大学大学院)、「あしあと」(慶應義塾大学)、「Pocket Infomation」(南山大学)の3作品。審査員は、マイクロソフトの古川享執行役最高技術責任者やインテルの吉田和正代表取締役共同社長、ソフトイーサの登大遊代表取締役ら6名で、最終的にはGeoNetが日本代表として選出された。
GeoNetは、「Geographic Social Network on MSN Messenger」を意味する名前で、GPSによる緯度経度情報を設定した地域情報をソーシャルネットワークの会員が共有できるサービスだ。また、MSNメッセンジャーのコンタクトリストを活用してSNSを構築することも特徴だという。
「あしあと」は、auのGPSケータイに専用のJavaアプリをダウンロードして利用するサービス。こちらもGPSによる緯度経度情報を設定した情報を、足跡をモチーフにしたアイコンとしてWebサイト上に表示する。Pocket Infomationは、GPS機能と通信機能を搭載したPDA上に、近くの施設で利用できるWebサービスを一括表示するというもの。例えば、映画館でPocket Infomationを起動すると、その映画館で利用できる「チケット販売サービス」を一括表示するという。
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GeoNetの概要
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あしあと
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Pocket Infomation
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このほか、最終予選には残れなかったものの入選した各作品も展示。検索キーワードに関連したグループを表示するという「あっちだよ検索」(北海道大学)、クライアントPCに対してまだ適用していない修正プログラムを自動的に適用したり、ツールのバージョンアップを管理できる「InfoMax Working Environment」(海城高等学校)、RFIDで電話番号や住所などを交換できる「バーチャル to リアルコミュニケーション」(電気通信大学)などがデモンストレーションしていた。
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あっちだよ検索
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会場ではデモンストレーションも行なわれた
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InfoMax Working Environment
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バーチャル to リアルコミュニケーション
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関連情報
■URL
The Student Day
http://www.microsoft.com/japan/msdn/student/studentday/
Imagine Cup 2005
http://www.microsoft.com/japan/msdn/student/imaginecup/2005/
■関連記事
・ マイクロソフト古川氏「やりたいことを表明して」と学生に呼びかけ(2005/03/30)
( 鷹木 創 )
2005/03/30 20:18
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