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エレコムのゲームパッドでmeet-meを操作する様子を紹介
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「バーチャルワールドサミット2007」の展示会場では、日本発のメタバースとして年内にα版公開予定の「meet-me」のデモが行なわれている。meet-meは、運営会社であるココアの代表取締役社長の森山雅勝氏が講演し、その中でmeet-meのインターフェイスを披露したが、展示会場では、USB接続したゲームパッドを使って、家庭用ゲームライクな操作でmeet-meを楽しめる点をアピールしている。
展示では、ローカルPCに保存した仮想空間内を移動する様子を見ることができる。。まだ開発途中のものだが、東京を再現したというmeet-meの世界を実感できるものとなっている。実際、新宿駅付近の風景は見覚えのある形の建物が並んでいるほか、画面内に表示されるマップには、現実のデジタル地図と同じように道路や敷地の輪郭が正確に描かれた地図が表示されていた。
また、meet-me内の場所の移動は、駅の建物に入ると東京の鉄道の路線図ウィンドウが開き、そこから実在の駅を選択することで行なえるようになっている。JRや東京メトロなどの鉄道会社や路線単位で絞り込みも可能だ。
アバターの体型や顔のパーツ、衣服などの設定は、家庭用ゲームライクな選択方式を採用。アバター自体のデザインも含めて、全体的に日本人になじみやすいようデザインしている配慮がうかがえた。
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左上の地図は、確かに新宿駅東口・ALTA前付近の道路であることがわかる
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駅に入ると表示される路線図。行き先の駅を選択することで移動できる
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アバターの体型の設定画面
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アバターの眉の設定画面
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アバターの口の設定画面
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衣服などの設定画面
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バーチャルワールドサミット2007の展示会場自体は、講演会場のロビー内に飲食スペースとともに設けられた小規模なもので約10社が出展。ココアのほか、「There」や中国の「HiPiHi」、日本のngi groupでメタバース専門事業を手がける3DiなどもノートPCやパンフレットによる簡単な紹介を行なっていた。
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角川のブース
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小さな展示会場の中で最も目立っていたのが、時東ぁみさんのポスターを貼った一画。これは角川のブースで、10月9日発売の「Walker」誌付録の冊子「TokyoWalker Virtual World Special」を紹介・配布していたほか、11月3日発売予定のDVD付き写真集「ぁみの取扱い説明書」を紹介している。「日本初! リアル×バーチャル“エンタメ”フォトBOOK誕生」をキャッチコピーに掲げており、グアムロケによる撮り下ろしショットのほか、時東ぁみのアバターがメタバースを探検する様子が収録されているという。
なお、時東ぁみさんはバーチャルワールドサミット2007の講演にも近畿日本ツーリストとともに登場。同社の添乗員と時東ぁみさんのアバターの案内によりSecond Life内を巡るバーチャルの体験ツアーイベントも開催された。
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講演「時東ぁみと一緒に周るバーチャルワールド体験ツアー」の様子
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関連情報
■URL
バーチャルワールドサミット2007
http://www.virtualworldsummit.com/
ココア
http://www.co-core.com/
Virtual World Walker
http://www.virtualworldwalker.com/
■関連記事
・ 日本発メタバース「meet-me」、サービス開始前の現状を紹介(2007/10/17)
( 永沢 茂 )
2007/10/17 20:30
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