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【 2009/06/12 】
ひろゆき氏&夏野氏が講演「日本のネットは決してダメじゃない」
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携帯ゲーム機のような見た目のNGN対応回線品質測定器
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ISAO、IPデータキャストを利用したサービスイメージを展示
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【 2009/06/11 】
アナログ停波後の周波数帯域を利用したマルチメディアサービス
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主催者企画コーナーでは「ServersMan@iPhone」のデモも
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国内初のデジタルサイネージ展示会、裸眼で見られる3D映像など
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【 2009/06/10 】
CO2排出量が都内最多の地域、東大工学部のグリーンプロジェクト
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IPv4アドレス枯渇で「Google マップ」が“虫食い”に!?
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トリプルプレイ対応の“光+無線”アクセスシステム


 「つくばフォーラム2008」の屋外展示場では、光配線の敷設が困難なエリアへ適用する「トリプルプレイ対応WIPAS」を紹介している。これは、「WIPAS(無線IPアクセスシステム)技術をベースとし、NGNへの対応を目指した“光+無線”のアクセスシステム」とのことで、26GHz帯を使用する。「最大伝送速度180Mbps程度のうちの帯域をQoSで制御して、ひかり電話やHDTV、一般的なIP接続サービスを提供する」(説明員)という。

 デモでは、別の建物に設置されたアクセスポイント(ホーンアンテナ)の電波を、ブースのワイヤレスターミナルで受信し、試作WTを通して、ひかり電話とテレビ、PCを接続している。実際には、電柱にホーンアンテナを設置し、ワイヤレスターミナルを各家庭のベランダなどに設置するイメージだ。「今回は試作機のため、かなり大きい帯域で接続しているが、実用化では30Mbps~40Mbpsで利用できる」(説明員)という。


ワイヤレスターミナル。本体の横に、ホーンアンテナの位置を確認するためのスコープが付いている(実際は設置時のみ使用) 50mほど先の建物の2階に設置されたホーンアンテナ。90度間隔で電波を送る 手前は試作WT。奥にPC、テレビ、ひかり電話があり、トリプルプレイを確認できる

WIPAS適用サービス トリプルプレイ対応WIPAS デモの概要

その他の展示・デモ

 「つくばフォーラム2008」では、ネットワーク設備の工事や保守に関する技術・製品なども多く展示されている。参考展示やデモの一部を写真で紹介する。


架空設備点検システム(空中) 操縦担当とモニター担当

実際の飛行場面 市販のHDビデオカメラを搭載。撮影した映像を後でチェックする

ケーブル地上高測定装置 測定用の試作車両 野外の光ケーブルはセミの影響で断線することも

高精度道路景観映像データベース 道路映像撮影用の試験車両 撮影した映像を確認できるモニター

屋外展示では工事関連製品が並ぶ 工事中に使用する簡易防音壁 新開発の小型掘削機

光ケーブルを収容する地下設備の展示 とう道管理システム

LANポートに鍵をかけるセキュリティキー 3D地図システム。災害シミュレーション用に自治体へ提供

IP告知放送システム ボタンなどが大きくわかりやすい IPv6対応版ではランプや端子の説明書きにIT用語を使用していない

関連情報

URL
  つくばフォーラム2008
  http://www.tsukuba-forum.jp/index_j.html

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( 野津 誠 )
2008/10/16 15:25

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