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「インターネット白書2008」で見るインターネットの現在(4)

閲覧する動画共有サイトは「YouTube」が97.8%、閲覧・投稿ではニコ動画が躍進

 インターネットの利用実態について統計データをとりまとめた「インターネット白書2008」(監修:財団法人インターネット協会、発行:インプレスR&D、定価:7,140円)が6月19日に発売された。INTERNET Watchでは、その内容の一部を4回にわたって紹介する。今回は、ブログやSNS、動画共有サイトについてとりあげる。

 調査では、自宅でネットを利用する13歳以上を対象に、NTTレゾナントが運営する「gooリサーチ」のモニターから条件抽出を行ない、4月23日から28日の期間でオンラインアンケートを実施した。有効回答数5078サンプルから、2007年3月のRDD調査で把握している性別や年齢階層別、自宅PCからの1週間あたりのインターネット利用時間別の構成比に可能な限り整合するように2000サンプルを抽出して分析した。


ブログ利用、10代女性が突出して多い

 利用しているコミュニティ機能について、「閲覧のみ」「発言・書き込みをしている」の合計利用率が一番多かったサービスは、「ブログ」の54.4%だった。次に、「ウィキペディア」48.1%、「掲示板」32.3%などが多かった。

 ブログの利用状況を見ると、女性10代において「自分のブログを公開している」42.7%、「他人のブログを読んでいる」60.9%が突出して多かった。利用するブログサービスでは、「FC2ブログ」18.5%がトップで、以下は「アメーバブログ」12.6%、「gooブログ」12.4%など。「Twitter」などのミニブログの利用率は1.3%にとどまった。

 SNSの利用率は、22.3%だった。利用サービスでは「mixi」が85.9%で最も多く、依然として独走が続く。以下は、2008年から調査対象になった携帯電話向けサービスの「モバゲータウン」が11.9%、「GREE」が9.2%、「ゆびとま」「Yahoo! Days」「MySpace」がともに3.4%となっている。登録しているSNSでは、「1つ」が68.2%だった。


利用しているコミュニティ機能(全体と性年代別) ブログの利用方法(全体と性年代別)

ニコ動、閲覧・投稿率ともに2007年から大きく増加

 大手ポータルサイトのアカウント取得状況では、「Yahoo! JAPAN」の85.0%が最も多い。以下は「楽天市場」58.9%、「goo」48.3%、「Amazon」32.6%、「Google」23.9%、「Windows Live ID(HotmailやMSNサービスなど含む)」18.9%などが続く。Webアプリケーションの利用状況では、「すでに利用している」という回答が多かったものを見ると、「地図」68.7%、「乗り換え案内」63.2%、「Webメール」51.1%が上位だった。

 動画共有サイトの利用率は18.2%で、利用者のうち「閲覧のみ」は89.6%、投稿経験者は10.5%だった。閲覧している動画共有サイトでは、「YouTube」が97.8%で大半を占める。次が「ニコニコ動画」の65.3%で、2007年の29.1%から増加した。投稿している動画共有サイトでは、「YouTube」と「ニコニコ動画」がともに47.4%だった。「YouTube」は2007年の63.3%から減少し、「ニコニコ動画」は20.0%から増加した。

 メタバースの認知度をサービス別に見ると、「Second Life」が46.2%で、その他のサービスはいずれも10%を下回っている。「利用している」に限ると、「Second Life」でも0.4%にとどまった。メタバースを利用しない理由としては、「特にない」36.7%を除けば、「時間がない」25.3%、「つまらなそう」24.8%などが多い。メタバースに限らず、ネット上での「アバター」所有数を尋ねたところ、PCでは「1個」が17.7%、複数個合計が6.3%だった。


閲覧している動画投稿・共有サイト 投稿している動画投稿・共有サイト

関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.impressrd.jp/news/080611/hakusyo_08
  インターネット白書2008
  http://direct.ips.co.jp/book/Template/Goods/go_BookstempGR.cfm?GM_ID=2582&SPM_ID=1&CM_ID=004000K90&PM_No=1251&PM_Class=N&HN_NO=00400

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( 野津 誠 )
2008/07/01 12:24

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