カレンダー内に予定とタスクを一緒に表示できるスケジューラー「Refills」

その日の予定とタスクを1つのカレンダーで

　スケジュール管理やタスク管理の両方ができるアプリはいろいろありますが、仕事をしていると、これをまとめて見られた方が便利なこともあります。例えば、時間が決まっている予定と、その日にやり終えたい作業があるときは、一緒に見られた方が便利です。それが可能なのが「Refills」です。

　Refillsは、美しいリフィルが多数用意されており、紙のシステム手帳を見るような感覚で利用できるスケジュール管理アプリです。iOS版とAndroid版があり、Googleカレンダーと連携して表示するカレンダーを選択できます。さらに、独自のToDoだけでなくGoogleタスクとの同期もできます。

Refillesと言えば、その名の通り「リフィル」

iOS版でカレンダーを月表示したところ

　利用時のユーザー登録などは不要。インストール後には、あらかじめ端末に登録されているGoogleアカウントをもとに、表示するカレンダーを選択します。

　リフィルの豊富さ以外に、機能的には、日／週／月の3つのビューを選んで、Googleカレンダーで設定した色を踏襲してカレンダーを表示できます。繰り返す予定を登録したり、登録した住所を地図で確認できるマップ機能のほか、写真の撮影日時とサムネイルを表示し、いつどんな写真を撮影したかが分かるライフログ機能も備えています。このほか、予定やタスクの登録・通知・検索、Apple Watchとの連携、ウィジェットなどの機能もあります。

iOS版で週表示したところ

iOS版で日表示したところ

しなくてはいけないこと、撮影したものが全部見える

　多くの機能の中で特に注目したいのが、予定とタスクが統合されていることと、ライフログ機能の2つです。

　ウェブブラウザーで見るGoogleカレンダーは、カレンダー内に予定とGoogleタスクの両方を表示できますが、「Refills」も、あのスタイルをアプリで再現しています。

1日の枠の中に、予定とタスクを表示できます

　月表示でも、その日が期限のタスクと予定の両方を同時に確認できるので、1カ月のスケジュールを見たとき、見た目にも空いている日の確認が簡単です。タスクが多い日は「特に予定はないけれど、その日に終わらせておきたい雑務がたくさんあるなあ」といった状況が分かるわけです。完了してチェックを入れたタスクもそのまま表示しておけるので、うろ覚えだったタスクをいちいち確認せずに済みますし、達成感も得られるでしょう。

　カレンダー内に表示できるタスクリストは、あらかじめ指定した1つだけですが、タスクリストを複数作成して、フリックですいすいと切り替えられますし、タスクの表示順も自由に動かせます。予定を過ぎたタスクにはマークが付くので一目で分かります。Googleタスクを同期して管理できるほか、専用の「Rifillsタスク」も使えます。

タスクはタスクでまとめて管理できます

タスクをドラッグすれば、簡単に表示順を変えられます

　ライフログ機能を使うと、ギャラリーで写真を探さなくても、日付で写真を見つけられます。

　最近はスマートフォンが仕事の記録用カメラ代わりになっている方も多いはず。ライフログ機能なら、過去の予定とともに写真を振り返ることができるので便利です。しかも、撮影した写真のタイムスタンプに応じて、予定とともに時間ごとに並んで表示されます。仕事で使いたい写真をスマートフォンで撮影していた場合は、この予定のときのもの、という写真が厳密に絞り込めるはずです。

予定とタスクのほかに、その日撮影した写真やスクリーンショットも表示できます

予定の作成画面。登録先のカレンダーを切り替えて登録できます

　iOS版が1200円、Android版が980円という価格は、アプリとしてはかなりいいお値段かもしれませんが、これらの機能がフルに使えるとストレスがありません。しかもリフィルもきれいですから、かなり気持ちよくスケジュール管理ができるはず。予定とタスクはまとめて表示したかった！　という方はぜひお試しください。

　なお、Refillsには、広告が表示される無料版「Refills Lite」もあります。Android版ではGoogleタスクとの同期ができませんし、iOS版ではGoogleカレンダーとの同期もできず、追加リフィルも有料となります。また、iPadやApple Watchとの連携にも対応しません。とりあえず使ってみたいときには、まず無料版を試してみるのもいいでしょう。

タスクの作成画面

設定画面の例

かなり細かい表示設定ができます

そのほかの設定例