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今日は何の日

6月11日:研究社の辞書検索が有料サービスに移行した日

 1997年の今日、株式会社アスキーと株式会社研究社はWWWから利用できるオンライン辞書検索サービスを有料サービスへ移行すると発表しました。

 検索できる辞書は「新英和・和英中辞典」、「リーダーズ英和辞典」、リーダーズ英和辞典別冊補遺版として新語・専門用語・俗語などを19万語収録した「リーダーズ・プラス」、「新編英和活用大辞典」でした。また、利用料金は個人契約の場合は3,150円/6カ月、法人契約の場合は29,925円/1年(5名までの利用が可能)〜472,500円/1年(100名までの利用が可能)でした。

 当時、有料でインターネットでのコンテンツを閲覧するサービスはまだまだ一般的ではありませんでした。どのくらいのユーザーがいたのかは記録がありませんが、両社にとっては挑戦的な事業化であったことは間違いないでしょう。

出典:「INTERNET Watch」1997年5月15日付記事
『アスキーと研究社がインターネットでのオンライン辞書検索サービスを事業化』

▼「TIMEMAP」で深読み
『アスキー』と『研究社』と『辞書/辞典』の足跡をたどる


「今日は何の日」について

「今日は何の日」は、INTERNET Watchのバックナンバーから、今日という日付に起きた注目すべきニュースを取り上げて解説するシリーズコンテンツです。一般社団法人タイムマップの時系検索エンジン「TIMEMAP」の協力で実現しました。(時限企画:2018年9月まで)