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コロナ禍以降、社内でPCを持ち運ぶ頻度が増加。約半数が「繋がりにくさ」を感じる～バッファロー調査
2024年7月4日 06:30
株式会社バッファローは7月3日、同社が実施した「業務用PCの社内利用におけるWi-Fi接続利用実態調査」の結果を発表した。その結果、調査対象の約半数が「ネットワークへの繋がりにくさ」を感じると回答した。
同調査は、2024年5月20日～21日に、IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー」の企画として、勤務先で業務用ノートPCをWi-Fi接続で使用している、中小企業（従業員数100名以上～300名未満）の会社員106名を対象に、インターネット調査で行われた。
約7割が社内で業務用PCを「毎日1回以上持ち運ぶ」
自社内でWi-Fi接続して使用する業務用PCを持ち運ぶ頻度をたずねた質問では、36.8％が「1回～2回」、16.0％が「3回～4回」、「5回以上」が12.3％で、合計65.1％が1回以上持ち運んでいることが分かった。「自席から持ち運ぶことはない」と答えたのは32.1％に留まった。
社内でPCを持ち運ぶのは「会議や打ち合わせ」など
自社内で、PCを持ち運ぶ場面をたずねた質問では、「会議や打ち合わせ（対面）」が80.6％、「会議や打ち合わせ（オンライン）」が63.9％、「他の社員に業務を教わる/教える」が33.3％という結果となった。
続けて、自由回答で、先の質問の選択肢以外で業務用PCを持ち運ぶ場面をたずねたところ、「お客様来店時」や「複数ある事務所間の移動」「（フリーアドレスのオフィスで）集中ブースへ移動するため」などの回答が得られた。
約半数は持ち運んで使用する頻度が増えていると回答
最初の質問でPCを持ち運ぶとした回答者に、自社内でPCを持ち運ぶ頻度が増えているかをたずねる質問には、「かなり増えた」が16.0％、「やや増えた」が31.9％という結果となり、合わせて47.9％が、頻度が増えているとの回答だった。
「3年～4年前（コロナ禍）」から業務用PCを持ち運ぶ頻度が増加
前の質問で業務用PCを持ち運ぶ頻度が増加したとした回答者に、いつごろから頻度が増えたのかを質問したところ、「3年～4年前（コロナ禍）」が48.5％、「5年～6年前」が21.2％という結果となった。
増加のきっかけはオンライン会議の増加
さらに、頻度が増えたきっかけをたずねたところ、「オンライン会議の増加」が69.7％、「DXでPCを使った業務が増加した」が45.5％、「オフィスの移転」が42.4％という結果となった。
約半数が「ネットワークへの繋がりにくさ」を実感している
ネットワークへの繋がりにくさをたずねた質問には、「かなりある」との回答が14.1％、「ややある」と回答が33.0％という結果となった。
繋がりにくさを感じるのは「特定の場所や部屋に移動したとき」
前の質問で繋がりにくさを感じたことがあるとした回答者に、どんな場面で繋がりにくいと感じるかたずねたところ、「特定の場所や部屋に移動したとき」が64.0％、「複数のデバイスが同時にネットワークを使用しているとき」が48.0％、「オンライン会議など特定の作業をするとき」が44.0％という結果となった。
自由回答で、先の質問の選択肢以外の場面をたずねたところ、「社内ネットワークへの認証処理時に繋がりにくい」や「社内の大人数が参加するオンライン会議の時」などの回答が得られた。
対処方法は「Wi-Fiの繋ぎ直し」が62.0％
自社内でネットワークへの繋がりにくさを感じたことがあるとした回答者に、対処法をたずねたところ、「Wi-Fiを繋ぎ直した」が62.0％、「場所を変えた」が38.0％、「有線接続に切り替えた」が34.0％という結果となった。
今回の調査では、業務用PCの持ち運び利用においてネットワークの問題があるという課題が明らかになったと、同社では分析。Wi-Fiの電波が隅々まで届くように構築できているか、PCを持って会議室に移動した際などに、より電波状況がいいアクセスポイントに切り替えて接続する機能（ローミング支援機能など）に対応しているかなど、現在の働き方に適したネットワーク環境になっているか見直すことが重要であるとしている。