TP-Link、初のWi-Fi 8接続テストに成功

　TP-Link Systemsは、業界パートナーシップを通じて開発されたプロトタイプ機器を使用したWi-Fi 8（IEEE 802.11bn）接続の実証テストにおいて、社内で初めてデータ伝送に成功したと、10月12日に発表した。

　Wi-Fi 8は、使用する周波数帯や最大通信速度などはWi-Fi 7と同等で、「超高信頼性」（Ultra-High Reliability）を特徴とする規格。移動しながらの通信でも安定した接続を維持できることや、ルーターから離れた場合でも低遅延の通信ができることなどが期待されている。

　実証テストでは、Wi-Fi 8ビーコンおよびデータスループットを検証し、データ伝送に成功したことで、技術の実現可能性が確認できたという。

　同社は、この成功について、次世代ワイヤレス技術を定義するための大きな一歩になるとした。

【記事訂正】
記事の最初の公開時、タイトルに「世界初」と記載していましたが、編集部の勘違いによるものでした。お詫びして訂正いたします。