mixiアプリ「サンシャイン牧場」、4200人分の情報が閲覧可能状態に


mixiアプリ「サンシャイン牧場」の説明ページ

 中国Rekoo Mediaは、提供中のmixiアプリ「サンシャイン牧場」において、課金サービスの不具合により誤課金などの問題が発生したほか、一部ユーザーのメールアドレスと電話番号が外部から取得可能な状態にあったと公表した。

 不具合は、「サンシャイン牧場」の課金サービスを開始した10月21日から10月23日にかけて発生。課金サービスを利用した一部ユーザーについて、誤課金や購入したアイテム「Kコイン」が追加されないといった状態があった。現時点で判明している範囲では、80人に合計約38万円の影響があったという。

 また、課金サービスを利用したユーザーのメールアドレスと電話番号が、外部から取得可能な状態にあったことも判明。こちらは最大で約4200人分の情報が閲覧できる可能性があったとしている。

 Rekooは、10月23日午前に不具合を発見し、課金サービスを停止。原因の究明と対策を実施し、10月23日午後には課金サービスを再開した。Rekooでは、誤課金については、クレジットカード決済代行会社と協力して返金を進めるとともに、「Kコイン」が追加されなかったユーザーに対しても追加を随時実施しているという。

 ミクシィでは、今回の件について「mixiアプリは外部の企業が運営しているサービスだが、事態は重く受け止めている」として、対策を検討していると説明。mixiアプリは、ミクシィが審査をした上で公開しているが、今後は外部課金システムを利用するmixiアプリについては、さらに別途審査した上で、稼働後も運営状況などのチェックを行っていくとともに、ユーザーに対しても外部課金システムを利用していることをよりわかりやすく表示していくという。また、ミクシィではmixiアプリ用の決済システムを11月上旬に提供する予定で、アプリ提供者に対してこの決済システムの利用も呼びかけていくとしている。


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(三柳 英樹)

2009/11/4 13:02