MasterCardを装うフィッシングメール、対策協議会が注意喚起


 フィッシング対策協議会は19日、MasterCardを騙って偽サイトに誘導しようとするフィッシングメールが出回っているとして、注意を喚起した。

 フィッシングメールの件名は、「Important MasterCard Alert」「MasterCard Account Holder」など。本文は英文で、オンラインシステムのアップデートにより新たな認証が必要だとして、偽サイトに誘導してカード番号などを入力させようとするもの。

 このフィッシングメールについては、2月19日午前10時現在で、MasterCardには11件、フィッシング対策協議会には7件の報告が寄せられている。現時点でも偽サイトは稼働中のため、こうしたサイトに誘導するメールを受け取った場合でも、URLをクリックして個人情報を入力ないよう注意を呼びかけている。

 また、MasterCardでも、顧客に対して口座や個人情報を尋ねるメールを送信することは一切ないとして、こうした詐欺メールを受け取った場合にはメールを削除し、リンクをクリックしたり添付ファイルを開かないよう注意を促している。


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(三柳 英樹)

2010/2/19 14:22