デジタルガレージも電子書籍関連事業を展開へ、Twitterなど活用

　株式会社デジタルガレージ（DG）は15日、Twitterなどのソーシャルメディアを活用した電子書籍関連事業を展開すると発表した。国内投資事業を手がける子会社の株式会社DGストラテジックパートナーズを通じ、コンテンツ配信プラットフォーム事業を手がける株式会社メディアドゥ（愛知県名古屋市）に資本参加する。

　メディアドゥは、自社開発のデジタルコンテンツ配信システムプラットフォーム「コンテンツアグリケーションシステム」を軸に、コンテンツ配信サービス事業者向けのサービスを展開しているベンチャー企業。NTTドコモの「ドコモマーケットブックストア」や、ソフトバンクモバイルが開始予定の「ソフトバンクブックストア」において、電子書籍配信システムに採用されているという。

　DGの出資比率は約15％。メディアドゥの経営陣を除けば最大だという。今後、役員の派遣も検討する。

　DGでは、コミュニティに集まったユーザー同士が電子書籍に関する情報や感想を共有できるサービスなどを想定しているという。また、出版社と配信事業者の間のコンテンツ取り次ぎサービスや、DGが展開する電子決済サービス、広告販売などとの連携も予定する。