ソフォス、企業向けウイルス対策製品を自宅PCでも利用可能に
ソフォス株式会社は19日、自社のエンドポイントセキュリティ製品「Endpoint Security and Control」「Endpoint Security and Data Protection」のライセンス提供対象を拡張し、ユーザー企業の従業員の自宅PCにおいて、ウイルス対策機能を利用可能にすると発表した。これらの製品のライセンスを購入している企業では、ライセンス購入数以下であれば、従業員が個人所有の自宅PCでウイルス対策ソフトを利用する際も、ライセンスを追加購入せずに済むという。
今回のライセンス拡張は、東日本大震災の影響やそれに伴う電力需要抑制のために、在宅勤務の導入を検討する企業が増えていることを受けたもの。従来のセキュリティ製品では、PCの台数に応じてライセンス数を購入する必要があったが、この拡張により、対象製品の購入ライセンス数以内であれば、ウイルス対策ソフト「Sophos Anti-Virus」を、個人所有の自宅PCにインストールできるようになる。
これによって、在宅勤務システムを構築する場合でも、会社や個人がウイルス対策製品を追加購入する必要がなくなるため、投資の負担を軽減可能とのこと。
なお、対象となるのは全国の企業および組織で、官公庁・地方自治体は対象外。利用にあたっては、ソフォス営業部あてにメールで申請する必要があるほか、自宅での使用はテクニカルサポートにも制限があるとしている。
関連情報
(石井 一志)
2011/5/19 12:33
-ページの先頭へ-