OCNのログインページを装ったフィッシングサイトが見つかる


 NTTコミュニケーションズ株式会社が運営するインターネットサービス「OCN」をかたるフィッシングサイトが見つかったとして、フィッシング対策協議会などが注意を呼び掛けている。

 フィッシング対策協議会が公表した情報によると、このフィッシングサイトは、「OCNメール」の偽のログインページ。ロゴや文章、レイアウトは正規サイトをそっくりコピーしており、メールアドレス(OCN ID)とパスワードを入力させるフォームがある。しかし、アドレスを見ると、ドメイン名が「.cn」「.us」となっており、その下に「kz/ocn.ne.jp/」というディレクトリを切ってページを設置している点で正規サイトと異なる。

 これを受けて、OCNでも会員に向けて注意を喚起。ログインページでは、アドレスが「https://login.ocn.ne.jp/」で始まっていることを確認するよう呼び掛けている。

 なお、OCN IDでログインするサービスとしては、OCNメールのほか、「OCNトップページ」「OCNマイページ」「OCN家計簿」「OCNペイオン」などがあるとしている。

 フィッシング対策協議会によると、8月24日17時20分にフィッシングサイトの停止を確認したが、類似のフィッシングサイトが公開される恐れもあるため注意が必要だという。


関連情報


(永沢 茂)

2011/8/25 12:16