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関東における電子書籍ストア利用率、東京と群馬が同率1位、購入額では茨城
(2014/8/29 14:01)
株式会社BookLiveは、関東1都6県在住の20~40代男女2183人を対象に、電子書籍に関するアンケート調査を実施し、その結果を28日に発表した。いずれかの電子書籍ストアを知っていると回答した人の割合(認知率)は6割を超えた。また、1カ月の電子書籍平均購入金額は924円だった。
いずれかの電子書籍をストアを知っていると回答した人の割合を都県別に比較したところ、最も高かったのが「東京」で69.7%。最も低い「千葉」でも60.8%となっており、1都6県すべてで6割を超えた。
ストアを認知している1429人中、実際にストアを利用したことがある人の割合は39.9%だった。都県別では「東京」「群馬」が42.2%の同率1位。認知率と利用率が必ずしも比例しない結果となった。
電子書籍ストア利用経験者570人に対しては、1カ月あたりの電子書籍購入金額についても聞いた。全体の平均購入額は924円で、1位は「茨城」の1129円だった。
BookLiveは今回の調査について「人口が多い都市部ほど認知率、利用率が高いというわけではなく、電子書籍の普及には、インターネットの利用率や、端末の保有率、通勤・通学圏における書店の数など、さまざまな要素の影響が想定される」と総評している。
調査期間は7月3日~6日。調査方法はインターネット調査。
なお、紙・電子を含む1カ月の平均読書量は2.21冊だった。都県別の上位は、2.33冊の「埼玉」、2.32冊の「千葉」、2.31冊の「東京」の順。