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「ebookjapan」運営元だったイーブックイニシアティブジャパン、法人統合で消滅

 電子書籍サイト「ebookjapan」運営元だった株式会社イーブックイニシアティブジャパンが9月1日付で法人統合により消滅した。

 イーブックイニシアティブジャパンは2000年設立。電子書籍の黎明期からコミックを中心としたコンテンツの配信を行ってきたが、2016年にはヤフー傘下に入り、2018年には当時の「Yahoo!ブックストア」を統合するかたちで現在の「ebookjapan」を提供開始。その後、「LINEマンガ」の運営元であるLINE Digital Frontier株式会社が親会社となって現在に至っていたが、今回、同社を存続会社とする吸収合併方式によって法人統合が行われたことで、イーブックイニシアティブジャパンが消滅するかたちとなった。この結果、LINE Digital Frontierは、電子コミックの「LINEマンガ」、電子書籍販売の「ebookjapan」、紙書籍販売の「bookfan」と、近いカテゴリーの3サービスを同時に保有することになる。今後、サービスの統合などがあるのか気になるところだが、同社では「『ebookjapan』『bookfan』は引き続き存続し、サービスの統合予定はございません」とコメントしており、「LINEマンガ」も特にコメントはないが存続するとみられる。