手帳のような感覚で使える、Googleカレンダー対応のスケジューラ「ジョルテ」
iPhone用のアプリはまだまだ存在するが、Androidの普及も目を見張るものがある。そこで、今日からしばらくはAndroid用のアプリをご紹介していきたいと思う。
アプリ名 | ジョルテ(Ver.1.4.12) | |
こんなときに | Googleカレンダーと同期できる、クラウド対応のスケジューラが欲しい | |
価格 | 無料 | |
配布 | Johospace Co.,Ltd. | |
URL | https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.johospace.jorte |
●独自にPC連携もできるクラウドサービスを持ったスケジューラ
Android端末を入手して最初に入れるアプリは、やはり即戦力になるものがいいだろう。特に画面の大きなスマートフォンなら、電子手帳としての側面も大いに期待するに違いない。というわけで、初回の今日はAndroidのスケジュール管理ならこれ、といえるほどの定番アプリ「ジョルテ」をご紹介する。
「ジョルテ」は、簡単にいえば「GoogleカレンダーやGoogleタスクとも同期できるスケジューラ」となるが、特筆すべきは、紙の手帳を使っているような感覚で予定を俯瞰できるその見やすさと、同期の軽さである。
カレンダーのモードには、独自の「ジョルテカレンダーモード」と、「Googleカレンダーモード」の2つがある。「ジョルテカレンダーモード」は、端末内にジョルテ独自の拡張機能を持ったカレンダーを保存しつつ、無料で使える「ジョルテクラウド」に登録すれば、パソコンからもカレンダーやToDoが編集可能になるほか、カレンダーの共有も可能になるというものだ。
一方、「Googleカレンダーモード」とは、Android端末に同期中のGoogleアカウントのカレンダーと同期できるモードである。「ジョルテ」インストール後に、Googleカレンダーを選択すると、端末で同期中のアカウントのカレンダーを瞬時に読み込んでくれるため、すぐ使い始められる。カレンダーの作成や共有はできないが、複数カレンダーの指定や、Googleカレンダーで使っている配色も反映できるなど、あたかもオリジナルアプリのように操作できるのだ。しかも設定で有効にすることで、Googleタスクとの同期も可能で、リフィル上にカレンダーとタスクの両方を表示させることができるなど、メリットはかなり多い。
なお、「ジョルテカレンダーモード」と「Googleカレンダーモード」の違いについて、詳しくは公式サイト(http://www.jorte.net/cloud.html)をご覧いただきたい。
初回起動時にカレンダーモードを選択 | 初回起動時のJorte。Googleカレンダーと同期する場合は、起動直後から使える | Googleカレンダーの配色を反映させる | Googleカレンダーにあわせて、予定の色が変わった |
●リフィルの見え方にもとことんこだわれる。バックアップ機能も用意
紙の手帳もそうだが、リフィルは見た目はかなり大事である。その点、表示形式の多彩さも「ジョルテ」の大きな特長だ。基本の表示形式は、月表示、1週間(7行)表示、1週間2列表示(土日も平日と同サイズ表示)、1週間2列表示(土日は縮小し、平日のサイズだけ大表示)、2週間、バーティカル(時間軸付きの5日間表示)の6パターンを順に切り替えられる。
さらに、月表示、1週間(7行)表示、1週間2列表示、2週間2列表示には、「重要予定リスト」とは「ToDo&メモ」欄を追加できる。また、色やフォントのカスタマイズも細部に渡って可能なので、見やすさを維持したつつ、好みの状態に近づけることができるのである。
予定登録で設定できる項目は、カレンダー(設定で標準も決められる)、アイコン、タイトル、重要/完了のチェック、開始/終了日時、終日チェック、場所(履歴から選択可能)、内容、タイムゾーン、繰り返し(なし、毎日、毎週、毎月、毎年)、通知(時間通り、5分前から最大1週間前まで15種類から選択)となっている。
ただし、書き込み先がジョルテカレンダーか、Googleカレンダーかで、項目が若干異なり、ジョルテカレンダーの場合は、「終日」指定のチェック欄に加え、朝、午前、昼、午後、夕方、夜、深夜といった指定も可能になる。
アイコンは、スケジュールに画像やマークを表示できる機能だが、あらかじめ数点画像が用意されているが、購入も可能。また、○や□を使ったマークも自作できる。Googleカレンダー自体には反映されないが、大事なイベントにつけておくと見つけやすくなる。
バックアップ機能も用意されており、CSV形式での入出力が可能なほか、Googleカレンダーとジョルテカレンダー双方へのデータの書き込みができる。どちらかにカレンダーを統一したくなったときなどに活用できるだろう。
以上、今回ご紹介しているのは、Googleカレンダーよりの、ごく一部の機能にすぎない。無料でここまでできるのかと驚かされるのが「ジョルテ」なのだ。無料だからとりあえずというより、Googleカレンダーを使っているなら確実にお勧めできるアプリといえる。ウィジェットも用意されているので、これからスケジューラを導入しようと考えている方は、ぜひチェックしてみていただきたい。
月表示の例 | 1週間(7行)の例 | 1週間2列表示(土日も平日と同サイズ表示)の例 | 1週間2列表示(土日は縮小し、平日のサイズだけ大表示)の例 |
2週間の例 | バーティカル(時間軸付きの5日間表示)の例 | 重要予定リストやToDo&メモを省略した月表示の例。 | 新規予定作成画面。アイコンがつけられる |
予定にはアイコン以外にマークも作成可能 | アイコンやマークを活用すると大事な予定が見やすくなる。アイコンサイズは設定で変更できる | 日付セル単位で背景色を指定できる | 予定登録にジョルテのカレンダーを選ぶと設定項目が若干変わり、朝、夕なども選べるようになる |
ジョルテカレンダー用のアイコンは、Googleカレンダー用より種類が豊富 | ジョルテカレンダーもGoogleカレンダーも重ねて表示される | 「ToDo&メモ」の登録画面 | 登録した「ToDo&メモ」は、スケジュールの下にリスト表示される |
色、背景、文字のカスタマイズ画面 | Googleカレンダーの色を反映しただけの状態 | 背景画像を配置し、日付セルを分割、予定のない日の非表示、角丸処理などを設定した状態 | カスタマイズ後の1週間リフィル |
横画面でも使える | データの入出力設定 | Googleタスク周りの設定 | 利用するカレンダーの指定画面 |
関連情報
2012/9/5 06:00
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