お仕事にも役立つ無料アプリ
名刺を素早くテキスト化して連絡先に落とし込む。個人向け名刺管理アプリ「CamCard Lite」
2017年8月9日 06:00
アプリ名 | CamCard Lite |
提供元 | INTSIG Information |
料金 | 無料 |
登録 | 必要 |
URL | https://www.camcard.jp/lite/ |
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.intsig.BCRLite(Google Play) | |
https://itunes.apple.com/us/app/camcard-business-card-scanner-reader/id347803339?mt=8(App Store、CamCard) |
日ごろから名刺交換で溜まった名刺の扱いに困っていませんか? 普段はPCからのメールで利用することが多いのに、電話はスマートフォン。連絡先はどこに保存するのがベストなのか悩む人も多いはずです。結局、いただいた名刺はそのまま名刺入れに入れっぱなしで、いつしか名刺入れはパンパン。それはまずいと名刺管理用のフォルダに入れてみたものの、溜まれば溜まるほど登録は面倒になるし、探しにくくなってしまう。どうしようかと悩んでいるうちに、相手が異動や転職で連絡先が変わったらしいと知ることも。こんなとき、どうしたらいいでしょうか?
名刺を写真に撮るだけで、すぐにテキスト変換
そんな悩みの種となる名刺管理を助けてくれそうなのが、スマートフォンで名刺を撮影するだけで、名刺のスキャン・交換・管理・共有ができる個人向けの名刺管理アプリ「CamCard Lite」(iOS版は「CamCard」)です。
基本は紙の名刺を読み取り、テキスト化して保存するのが主な機能です。無料ですが、読み取り枚数に制限はありません。その読み取りスピードと認識精度の高さに定評があり、現在、世界で1億人以上のビジネスパーソンが愛用しているといいます。
そのOCR技術は16カ国の言語に対応。英語・日本語・フランス語・ドイツ語・スペイン語・ポルトガル語・ハンガリー語・イタリア語・スウェーデン語・デンマーク語・オランダ語・フィンランド語・ノルウェイ語・ロシア語・中国語繁体字・中国語簡体字・韓国語の名刺をサポートしています。
現在、iOS版とAndroid版が用意されています。iOS版は名称に「Lite」がなく、Facebook、Google+、LinkedInでもログインできるようになっているなど、若干違いがありますが、基本的な機能は同じようです。ただし、iOS版でSNS経由でログインしてしまうと、PCのウェブブラウザーからログインできない不具合があるようです。
試した結果、「CamCard Lite」のメリットは、名刺情報を簡単にテキスト化できて名刺の管理がとても楽になること、読み取った名刺情報がアプリに依存しなくてもすぐ使えるかたちで保存できること、情報を最新の状態に保ちやすいことの3点です。
確かにスピーディー! クラウドと複数のアドレス帳に保存でき、自動更新も
名刺の読み取り時は、専用のフレーム内に名刺が入るようにして撮影します。連続撮影もできます。撮影後すぐテキスト化され、変換されたデータは、氏名、会社名、住所など、該当すると推測されたフィールドにセットされます。
撮影した名刺の文字を変換するまでの待ち時間は、ほぼありません。一般的な企業の名刺であれば、住所やメールアドレス、電話番号といった情報はほぼ間違いなく認識して文字に変換され、正しいフィールドに情報がセットされるようです。ただし、名刺中にキャッチコピーやPR用の文言などが記載されていると、それを氏名や社名と勘違いするなどの間違いが起こりやすいようです。
読み取られた情報は、名刺の画像とともにアプリ内の「名刺入れ」にセットされます。アカウントを作成しておけば、同時にクラウド上にも保存されるため、機種変更時にも安心なのはもちろん、PCのブラウザーなど、複数のデバイスから利用できます。
うれしいのは、読み取られた情報がアプリ内だけでなく、端末のアドレス帳や、端末に紐付けられているアカウントの連絡先などにも同時に登録できることです。例えば、端末内のアドレス帳と、Gmailの「連絡先」の両方に保存されるので、すぐにいろいろなかたちで連絡ができますし、相手から電話がかかってきても、誰からかがすぐ分かるわけです。名刺交換後、連絡先への反映を怠っていて、電話がかかってきても誰からかが分からないことが多い、という方にはぴったりといえるでしょう。
また、名刺の交換相手が自分の情報を更新した場合、すぐにこちらのデータにも自動的に変更が反映されるところも魅力。もちろん交換した相手も「CamCard Lite」を使っているのが前提ではありますが、気が付いたら連絡先が変わっていて使えなかった、ということもありません。
交換相手が連絡先を更新した場合、「CamCard Lite」内の情報は自動的に更新されますが、その他のアドレス帳などには即時には反映されません。アプリにあるアドレス帳の更新機能を使えば、ほかのサービスやアプリの連絡先の情報が、まとめて更新できます。すべてが自動とは言えませんが、ありがたい機能であることは間違いありません。
「名刺交換機能」なら名刺そのものが不要に
また、カメラで読み取るだけでなく、独自に「名刺交換機能」を備えているのも大きな特徴です。ユーザー同士なら、アプリ内に作成しておいた電子名刺を「名刺レーダー」機能や「QRコードの読み取り」で交換できるため、そもそも読み取る対象の紙の名刺が不要になるわけです。
プロフィールデータには撮影した名刺の画像をセットしておけるので、名刺交換をした実感がアップすること間違いなし。うっかり紙の名刺を切らしても安心です。
また、「CamCard Lite」内のプロフィールに写真をセットしておけば、一度に大人数と名刺交換になっても、お互いの顔が認識しやすくなって、とても便利でしょう。
ときどき項目の設定が違ったりはしますが、名刺情報の入力時間は格段にカットできます。「CamCard Lite」は、スマートに名刺を管理したい方にはお勧めです。