お仕事にも役立つ無料アプリ
ビジネスでもレジャーでも! Googleマップを活用すると移動がより便利に
2017年8月18日 06:00
サービス名 | Googleマップ |
リリース日 | 2005年2月8日(日本語版は2005年7月) |
提供元 | |
料金 | 無料 |
登録 | 地図表示のみならアカウント不要。Googleアカウントの利用で全機能を使用可能 |
URL | https://www.google.co.jp/maps/ |
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.google.android.apps.maps&hl=ja(Google Play) | |
https://itunes.apple.com/jp/app/id585027354?mt=8(App Store) |
夏休み真っ只中です。帰省に旅行にとあちことで大移動が繰り広げられるシーズン。移動と言えば欠かせないのが地図アプリでしょう。地図アプリは、決して旅行だけのものではありません。仕事でもタイミングよく出掛けて、効率よく乗り換え、時間のロスなく、遅れることなく時間通りに初めての客先にたどり着くには欠かせない存在です。中でもお馴染みの「Googleマップ」は、ぜひ使いこなしたい地図アプリの1つと言えます。
世界220の国と地域をカバーするオンライン地図サービス
「Googleマップ」は、Google社が2005年2月からインターネット上で提供しているオンライン地図サービスです。現在220の国と地域をカバーし、1万5000を超える都市や町の乗り換え案内と、1億以上のスポット情報を提供しています。
現在地だけでなく自分が向いている方角も確認できたり、PCとスマートフォンで連携して活用できたり、さまざまなスポットを探せたりするなど、紙の地図とは異なり、オンラインならではのメリットを持っているのがデジタル地図の大きな特徴。常に最新の状態を保てるのも魅力です。
Googleマップでは、多彩な表示モードでの閲覧、スポットの登録や独自のマップの作成、周辺スポットの検索、ルート検索、現在地の共有、スポットの作成や口コミの投稿など、多彩な機能を利用できます。最近では、移動ルートや訪問先といったロケーション履歴を、ライフログのように自動的に記録する「タイムライン」機能が話題です。
利用できるのはPCのウェブブラウザーや、Android/iOSのスマートフォンやタブレットです。基本的な機能は変わりませんが、PCでのみ使えるものや、Androidでのみ使えるものなど、若干の機能の違いもあります。ここではスマートフォン用アプリに絞って、今すぐ活用したい以下の便利な機能を中心にご紹介します。
- 行きたいところ、行くべきスポットを検索して保存できる
- 営業情報、営業時間、口コミ、写真を含め、周辺スポット情報が充実
- 目的地までのルートを所要時間や運賃とともにすぐ導きだせる
- 交通状況が分かる
- カーナビとしても活用できる
- 駐車場所の記録機能がある
- 現在地の共有機能で、複数人での行動時に互いの位置を把握しやすい
- タイムラインがライフログ代わりになる
これらの機能は、ビジネスでもプライベートでも役立ちます。しかもグローバル展開しているサービスなので海外の利用もOK。しかもすべてを無料で利用できます。
ニーズに応じたさまざまな地図表示モードを持っている
Googleマップでは、地図の拡大・縮小表示(視点の回転、傾斜など)のほかに、道、地形、建物などの3D立体表示(対応地域の場合)、地図、航空写真、地形の表示レイヤーの切り替え、道路交通状況、路線図、自転車用地図の表示が可能です。
画面を長押しすると、その場のリアルな景色が見られるストリートビュー表示も大きな特徴となっています。現在は、世界83カ国に対応していて、海外出張など初めて訪問する場所の様子をチェックするには欠かせない機能で、ほかにはない大きな魅力の1つとなっています。
駅の出口も分かるので、移動がスムーズになるルート検索
乗り換え案内アプリを起動しなくても、Googleマップだけで乗り換えルートを調べられます。「経路」のボタンをタップすることで、出発地、現在地、自宅、職場などの住所から目的地までのルートを、「車やバス」「徒歩」「自転車」「タクシー」の3つの手段で探せます。入力フォームの起動が面倒なときは、検索ボックスに「AからBまで」と入力して検索してもOKです。
駅間の所要時間が分かっても、実際は駅までの移動や、駅から目的地までの徒歩での移動時間も必要です。その点、Googleマップは現在地から最寄り駅(またはバス停)までの徒歩移動も含め、ルート全体での所要時間や交通費まで分かるので、大変便利です。「会社を出てから会場のある建物まで何分。建物内の移動時間も考慮して、もう10分は余裕を見ておけばいいかな」と目安が付けやすくなります。同じく旅行でも、余裕のある行動をサポートしてくれるでしょう。
万が一、時間帯などの都合で理想的なルートが見つからないときでも、Uberまたは全国タクシー(国内のみ)のいずれかを指定できます。検索時には経路沿いのガソリンスタンド、レストラン、コンビニ、ATM、カフェ、ファストフード店なども検索しやすくなっているので、休憩などのプランが立てやすいのも魅力です。
Googleカレンダーなどのカレンダーアプリを使っていれば、検索したルートをそのまま登録できますし、同時に「Google Now」やスマートウォッチと連携しているなら、予定時刻に間に合うように、出発を促してもらえるので大変重宝します。
もう1つ、とても細かい機能ですが、駅の出口番号が分かる点も、Googleマップにおけるルート検索のメリットです。特に大きな駅では構内の案内だけでは迷ってしまうこともあるでしょう。そんなとき、目的地までのルートに照らし合わせて、一番近い出口番号を確認できます(かなり拡大しないと見えませんが)。複数の路線が乗り入れている駅などでは、まれに対象の出口に通じていないケースもありますが、あらかじめ何番出口を目指せばいいかが分かっていると、移動時間のロスも減って非常に効率的です。
周辺のスポット検索は「リスト」の活用がお勧め
ルート検索と同等の活躍ぶりを見せてくれるのが、周辺のスポット検索です。検索ボックスにキーワードを入れればいいのですが、最近ではアプリを起動した段階で、アクセスした時間帯にあわせて「現在地付近のスポット」として「朝食」「ランチ」「カフェ」「ディナー」などのスポット情報が、さまざまな切り口で提案されます。
例えば「朝食」では、お子様連れ向きのお店、手早く食べられるお店、お財布にやさしいお店、カフェ・喫茶、牛丼屋、保存済みの場所、訪れた場所と、個別にお店をリストアップしてくれます。「ディナー」でお勧めされるのは、人気のディナースポット、お財布にやさしいお店、近くのディナースポット、地元の人気レストラン、グループで楽しめるお店、温かくて居心地の良いお店、焼き鳥店、焼肉店、保存済みの場所、訪れた場所、予約不要のお店、居酒屋などとなっています。
ほとんどのスポットで、口コミを含めたお店の営業情報が分かりますが、混雑時間帯がグラフで見られるのはユニークです。Android端末の場合は、現在営業中の店舗に絞って表示できるので、遅い時間帯でも入れるお店を探すのに重宝するでしょう。
現在地から見つけたスポットまでのルートがすぐに分かるのは言うまでもありませんが、後で行きたい場所であれば、スポットの詳細画面から、お気に入り、行きたい場所、スターなどの「リスト」へ登録しておくと便利です。スマートフォンからでも任意のリストを作成でき、メニューの「マイプレイス」にある「保存済み」から呼び出せます。
行きたい、行くべきスポットだけを計画に応じて集めておくと、プランニングから当日の移動がスムーズになります。
グループ行動で活用したい「現在地の共有」
グループ行動時に便利な、ぜひ知っておきたい機能が「現在地の共有」です。メニューの「現在地を共有」を選び、連絡先から共有したい相手を選択すると、自分の現在地を送れます。相手も自分の現在地を共有すれば、地図上に互いのアイコンが表示されるので、位置がとても把握しやすくなるのです。
遊園地やイベント会場などで家族や友達、参加メンバーの位置を把握するのに役立ちます。利用時間が長いと、バッテリー消費が早そうですが、道に迷ってしまって集合時間に間に合わない人がいても、位置情報を共有し合えばお互い安心です。
共有時間は1時間単位で最大3日まで有効にできるほか、「オフにするまで」という設定もあります。URLを知っている人には、現在位置が分かってしまう仕組みなので、オフにし忘れると自宅などの場所が伝わってしまう恐れもあります。1時間ごとにチェックするなど、ある程度の時間でオフにする設定で活用してみましょう。
どこに駐車したか分からなくなった!? を防ぐ「駐車場所を保存」
初めて訪れた場所で、どこに駐車をしたかが分からなくなるという“あるある”を防げるかもしれないのが、「駐車場所を保存」機能です。
現在地を示す青いドットをタップすると、共有などのメニューが表示されます。その中の「駐車場所を保存」をタップするだけ。すると「この付近に駐車しました」と地図上に表示され、削除するまでGoogleマップに保存されます。いざとなれば、付近までナビゲートしてもらえますから、何度か痛い目にあっている方は、ぜひ覚えておきましょう。
ロケーション履歴がライフログになる「タイムライン」
突然スマートフォンの通知画面に「***にいますか?」と表示され、現在地をズバリ言い当てられるため、一部で“恐ろしい”と言われている機能が「タイムライン」です。
左上のメニューを開き「タイムライン」を選択すると、当日の行動履歴がそこに一覧表示されます。右上のカレンダーを開くと、Googleフォトにアップロードされた写真とともに、過去の行動を振り返ることもできます。
さすがGoogleと言わざるを得ないのは、訪問先がほぼ正確に記録されていること。まるでタイムカードでも使ったかのように、入店時間から退店時間まで残されています。
誰かに見られたら、すべてのアリバイ工作が崩れ去る機能ですが、外回りや旅行のときなどは、いつどこを訪問したか、何時何分から何時何分までそこにいたかを、ライフログとして活用できるわけです。どういうルートで移動したかも記録されるので、交通費精算の参考にもなるでしょう。上手に活用すれば、ウッカリ防止にもなりそうです。
ただし、突然「**にいますか?」と聞かれると、さすがに恐れおののいてしまいます。タイムラインはデフォルトでは非公開の設定ですが、「監視されているようだ」と不快感を持っても不思議ではありません。不要な場合は「タイムライン」内の設定画面でロケーション履歴をオフにするなど、設定を変更しておきましょう。