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Androidで改悪されたクイック設定パネルの「あの機能」、元の仕様に戻すことを検討中か

 Androidで改悪だとユーザーから不評だった「あの機能」を、元の仕様に戻すことが検討されているようだ。

 その機能とは、クイック設定パネルの「インターネット」。2021年にリリースされたAndroid 12以降、クイック設定のWi-Fiおよびモバイル通信の項目は、「インターネット」という1つの項目へと統合されてしまい、Wi-Fiもしくはモバイル通信のオンとオフを切り替えるには、まずこの「インターネット」をタップして開くという、余分なプロセスが増えてしまっていた。

 現在、テストが行われているAndroid 16 QPR2では、このWi-Fiとモバイル通信を分割するためのコードが用意されていることが発見され、かつてのように別々の項目としてクイック設定に並べられるようになることが期待されている。現時点ではコードが有効化されておらず、具体的な導入予定は不明だが、いったん削除された機能のコードが復活すること自体が異例で、それだけに真剣に検討されているとみて間違いない。

 一方で、Wi-Fiが有効でない場合のみモバイル通信を有効にするという形で、項目は1つのままに留めるコードも用意されているとのことで、こちらが採用される可能性もありそうで、ユーザーとしてはまだまだ油断は禁物だ。