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スマホを強奪されたときのために…Androidスマホ向けの新機能が一部で提供開始

 Androidスマホ向けの新しい盗難防止機能が、一部の国などで利用可能になりつつあることを、海外メディア「9to5Google」が伝えている。

 これは5月に開催されたイベント「Google I/O 2024」で発表されていたもので、正確には盗難防止というよりも、盗難に遭ったスマホを相手に使わせないようにするための機能。使用中に誰かが突然スマホを奪って逃げたときに加速度センサーがそれを検知して画面を自動ロックしたり、盗んだ第三者が位置情報の取得を防ぐためにインターネット接続をオフにすると画面を自動ロックしたりと、置き引きではなく強盗に近い、かなり物騒なシチュエーションを前提としているのが特徴だ。もう1つ、スマホが盗難に遭ったとき、信頼できる第三者のスマホから電話をかけて「セキュリティチャレンジ」を要求することでリモートロックを行える機能も用意されていたりと、初期化されて使われるのを防ぐための、手の込んだ対策が目を引く。これらは特定の国で先行テストが行われているほか、一部の開発環境でも利用できるとのことで、日本でも利用可能になる日は近そうだ。