OM3/OM4に準拠したMPO光ファイバーケーブル、サンワサプライが発売

　サンワサプライ株式会社は12月19日、100Gbpsに対応したMPO（Multi-fiber Push On）コネクタ付き光ファイバーケーブル「HKB-MPO12M3B（OM3）」シリーズと「HKB-MPO12M4B（OM4）」シリーズの全10製品を発売した。

　両端にMPOコネクタが付属し、中継アダプターを通して1本のケーブルで12芯をまとめて接続可能。データセンター主幹線、フロア間配線、サーバールームなどに最適としている。

　両端の信号をクロス結線するType B構成を採用。並列伝送システムや40GBASE-SR4、100GBASE-SR4規格に対応する。最長70/100/300mで、100/40/10Gbpsの通信が可能。

　ケーブルには低発煙材料（LSZH）を採用。1本ごとにシリアルナンバーが印字され、問題発生時の早期原因究明が可能だとしている。

　両シリーズとも波長は850nm、1300nm。伝送損失は3.0dB/km以下、1.0dB/km以下。OM3準拠「HKB-MPO12M3B（OM3）」シリーズの全モード励振帯域は1500MHz・km以上、500MHz・km以上、限定モード励振帯域は2000MHz・km。OM4準拠「HKB-MPO12M4B（OM4）」シリーズの全モード励振帯域は3500MHz・km以上、500MHz・km以上、限定モード励振帯域は4700MHz・km。

　ラインアップは両シリーズとも1/2/3/5/10mの5種類で、市場想定価格はOM3準拠がそれぞれ4万7630円、5万1260円、5万4780円、6万2040円、7万9970円。OM4準拠が6万7210円、7万4360円、8万1620円、9万1960円、13万2000円。