第5回:広大な駐車場でも、マイカーの場所を教えてくれる「クルマどこ?」
前回まで、iPhoneを持っているユーザーならすでに利用しているユーザーが多いと思われる、ビジネスに直接役立つ超定番アプリを4回にわたって駆け足でご紹介してきた。今回からは、4回まででご紹介していない“ビジネスに効くアプリ”を1回1アプリという形でご紹介していく。
●写真とテキストと位置情報で、駐車場所をメモ
行楽シーズン、初めての駐車場で駐車スペースを探してウロウロ。やっと空きを見つけて駐車しはいいが、何階のどのあたりにとめたか忘れてしまった。結局、猛暑の中何十分も車を探して歩き回るはめに……! マイカーをお持ちの方なら、多かれ少なかれ似たような経験があるのではないだろうか。
そんなとき便利なのが、位置情報と写真とメモで駐車場所を記録し、車を探しやすくしてくれる「クルマどこ?」である。
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車を降りたら「クルマどこ?」を忘れずに起動し、画面右上の[+]をタップしよう。するとデータ登録画面が現れ、まず位置情報が記録される。次にカメラボタンをタップし、目印となる風景などを撮影しよう。続けて、写真の下にある付箋紙風のボタンをタップし、何階か、スペースの番号など、メモできる情報があれば入力しよう。あとは[Save]ボタンでメモを保存すれば記録は完了だ。
駐車場所に戻りたいときは、一覧で該当する情報を選択すれば、写真入りのデータ画面に戻る。ここで[MAP]ボタンをタップすると、駐車位置(ピン)と自分の現在地の両方が分かるのだ。この地図を頼りに、駐車場所付近まで戻れるというわけである。
[+]をタップしただけでも位置情報は記録されるので、写真やメモを忘れても、屋外のフラットな駐車場なら場所が絞り込める可能性は高い。ただし、駐車場の何階という情報まではアプリで自動的に把握することはできないため、やはり目印となるものを写真に撮るか、階数をメモとして残すほうがいいだろう。特に建物の中など、GPSが機能しそうもない場所では大事な情報になる。また、写真を撮る場合は、いくら愛車とはいえ、自分の車だけ写っていても意味がないので注意して欲しい。
なお、方向音痴で、場所が記録できてもたどり着く自信がないというときは、標準で搭載されている「マップ」も併用するといいだろう。駐車した時点で、現在地をピンでドロップしておけば、離れた場所からでも方向が分かるからだ。「だったら標準のカメラ、マップ、メモ帳があればよいのでは」という声も聞こえてきそうだ。これら3つを起動し、操作する余裕があればそれでもいいかもしれない。ただ、多くの場合、1秒でも早く次の場所に移動したいだろう。そんなとき、1つのアプリ内で作業が完了する「クルマどこ?」が便利といえよう。どこにとめたかというデータを蓄積していけば、自分専用の駐車場情報としての価値も出てきそうだ。
起動すると、登録データの一覧画面が現れる。ここで右上の[+]ボタンをタップ | データの登録画面が現れる。このとき、すでに位置情報は記録されている | カメラのアイコンをタップして、目印となる風景などを撮影する | 付箋紙風のアイコンから、場所を特定しやすいようなテキスト情報も登録する |
作成されたデータ | 保存したデータは一覧から選択できるようになる | [MAP]をタップすると、目的地までの距離ととも車の場所がピンで表示される | 現在地と車までの位置関係が把握できる |
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2011/8/10 06:00
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