ビジネスに役立つiPhoneアプリ

タイムカードのように居場所を記録できる「GPSタイムレコーダー」

アプリ名GPSタイムレコーダー(Ver.1.0)
こんなときにいつどこにいたのか簡単かつ正確に記録したい
価格無料
配布NEOREX Co., Ltd.
URLhttps://itunes.apple.com/jp/app/gpstaimurekoda/id843561079

時間とともに1日の行動を地図上にまとめて記録

 時間を有効に使いたい。そのために普段自分がどのくらいのペースで活動しているのか知りたいと思ったことはないだろうか。こんなときに必要になるのが、何時何分に到着し、何分後にその場を離れたかといったデータだろう。これらを手書きでメモするのは大変。時間は時計を見ればいいが、場所は住所を調べなくてはならない。何より1カ所ずつ書いていくのは手間のかかる作業であり、あとから振り返るのも大変である。そこでおすすめしたいのが「GPSタイムレコーダー」だ。

GPSタイムレコーダー

 「GPSタイムレコーダー」は、タイムカードを押すような感覚でアイコンをタップすると、位置情報とともに時間を記録するシンプルなアプリだ。

 使い方はきわめて簡単。到着したら「IN」、その場を離れるときに「OUT」をタップだけ。都度保存された住所がポップアップするので、確認したら「OK」する。到着したときは記録しても、離れるときについ忘れて移動してしまうことは多い。こんなときでもINは続けてタップできるので、移動の記録は続けられる。

 1日の行動はテキストで一覧表示され、タップすればすぐ地図が起動して場所を確認できる。また1日分が1つの地図にまとめられるので、その日どこにいたのかが明確になる。カレンダーも用意されており、過去の記録も簡単に参照可能だ。所要時間を把握したり、INとOUTの時間から滞在時間を割り出したりと、使い応えがありそうだ。

 前回は写真を使った位置情報を記録できるアプリ「メモカメラ」をご紹介したが、撮影しにくい場面もあるだろう。そんなとき、1タップでそっと保存できる点が「GPSタイムレコーダー」の大きな魅力だ。

 スポットの記録に向いているのが「メモカメラ」、場所と時間を重視するなら「GPSタイムレコーダー」といった使い分けができるはず。混雑しているテーマパークで、いつどこにいて、どれくらいのペースで移動しているのか調べてみたい。チェックポイントをいつ通過したか記録したい。営業で1日にどれくらい回れたか具体的に知りたい、そんなシーンで使えそうである。

 なお、記録は施設名などではなく、あくまでも住所で表示される。位置には誤差があるので、表示される住所にもズレが生じることは覚えておきたい。また、現在のところ記録の削除や修正機能はないようだ。

「IN」をタップすると、時間と住所が記録される
打刻リスト。それぞれをタップすると地図を表示する
日付で指定できる「カレンダー」
「IN」だけでも打刻すれば、「マップ」でその日訪れた場所と時刻を把握でき

すずまり

プログラマからISPの営業企画、ウェブデザイナーを経て、現在はIT系から家電関連まで、 全身を駆使してレポートする雑食性のフリーライターに。主な著書に「Facebook仕事便利帳」「iPhone 4 仕事便利帳」(ソフトバンククリエイティブ)など。 睡眠改善インストラクター、睡眠環境診断士(初級)。