複数画像をまとめてPDFに「PDF Designer - Image Edition」
●こんなところが便利!
PDFに関する知識がなくても、複数の画像ファイルを簡単にPDFファイルに変換できる。即席のイメージカタログ作りなどに活用できる。
■PDF Designer - Image Edition 著作権:Okamoto(PAPY)氏 動作OS:Windows XP/Me/2000/98 http://homepage1.nifty.com/MADIA/ |
●ドラッグ&ドロップ操作だけで画像をPDFに変換
パソコンにあまり慣れていない人に写真を送るとき、できれば共有サービスやWebアルバムなども介さずに、メールに添付したファイルをそのまま印刷できる形で送れたらいいのに……と思うことがある。そんなとき、オススメなのが今回ご紹介する「PDF Designer - Image Edition」である。
起動時の「PDF Designer - Image Edition」。このウィンドウに画像をドラッグ&ドロップするだけでPDF化できる |
「PDF Designer - Image Edition」はPDF化したい画像を選んで、アプリケーションのウィンドウにドラッグ&ドロップするだけの超簡単操作でPDFファイルが作成できるツールだ。サポートする画像ファイルの形式はBMP、JPEG、EMF、WMFの4種類。システムの印刷機能を利用せずにPDF変換できるのが特徴で、ZIP圧縮にも対応している。
画像をドラッグ&ドロップすると選択ダイアログが開き、対象となるファイルが確認できる。ここで順番を入れ換えることも可能だ。追加したいファイルがあるときはそのままさらにドラッグ&ドロップするだけでよい。
作成するPDFの用紙サイズはB5、B4、A5、A4、A3から指定可能。用紙の向き、しおりの作成、画像の圧縮率が選択できるほか、用紙のサイズをイメージに合わせたり、倍率、ページレイアウトの指定も可能だ。タイトル、サブタイトル、作成者、キーワード、綴じ方といった書類情報にも対応している。
とくに保存先を指定しない場合は、指定した画像が保存されているフォルダ内にPDFファイルが作成される。指定した画像が複数フォルダに分散している場合は、最初に選択した画像と同じフォルダに保存されるようだ。作成されたPDFファイルを探すことのないよう、デスクトップなどいつも決まった場所にPDFファイルを生成したい場合は、環境設定で保存先の確認を有効にしておこう。なお、これらの環境設定は自動生成される「pdft.ini」ファイルを削除すれば初期化できる。
PDFファイルは「Adobe Acrobat Reader」さえあれば簡単に閲覧でき、PCやプリンタ環境に左右されることなく同じ出力が得られるため、ビジネスでも多用される。撮影した写真をアルバム代わりに送る、クライアントに確認してもらうために送るなど、かなり用途は広そうだ。
定型サイズの選択例 | 画像の圧縮率の指定例 |
書類情報も入力できる | 保存先や表示などの環境設定 |
順番も入れ換えられる選択ダイアログ | 生成されたPDFファイル(しおり)の例 |
生成されたPDFファイル(ページ)の例 |
関連情報
2010/1/6 06:00
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