常駐型のシンプルな縦型スケジューラ
「DESKTOP SCHEDULER」
●こんなところが便利!
スッキリとしたデザインで、スケジュール一覧を画面の右、または左側に表示でき、予定全体が把握しやすい。細かい入力欄を持たないため、メモ帳感覚でスケジュールを登録できる。カレンダー、時間スケジュール、メモ欄の3段構成で、日付に応じて時間スケジュールが切り替わる。
■DESKTOP SCHEDULER 動作OS:Windows Vista/XP 作者:Programming Lab. http://www.geocities.jp/programming_lab2008/DS/Software.html |
●サイドバー風に表示できる縦型のスケジューラ
今回ご紹介するのはスケジュール管理ソフト「DESKTOP SCHEDULER」。最大の特徴は、サイドバーのような外観を持ち、日付や時間表示以外で見えている部分が入力箇所のすべてという、きわめてシンプルかつわかりやすいという点にある。
なお、フリーウェアだが、継続して利用する場合は、使い始めから30日以内に無料のユーザー登録を済ませる必要がある。登録前の機能制限はないので、スケジューラを探しているなら、まずは利用してみるといいだろう。
サイドバー風に表示できる「DESKTOP SCHEDULER」。使わないときは隠れてしまうが、カーソルを画面の端まで移動すると表示される |
アプリケーション全体は3段構造で、上に縦型カレンダー風のスケジューラ、中央に当日の「時間スケジュール」、下段に「メモ」という構成。いずれもスクロール可能で、境界線をドラッグすることで表示サイズを変更できる。設定上表示位置を画面の右か左か指定できるが、表示は固定されるので移動することはできない。
使わないときは細いバー状になって隠れる。見たいときはカーソルを合わせれば復元するので、画面サイズの小さなノートでも安心して使えるだろう。設定を変えることで常に表示させることもできる。視線を動かすだけで長期に渡る予定が確認できるというのはかなりうれしい仕様だ。
●メモ感覚で予定を入力
スケジューラのデザインはシンプルで、土日はあらかじめ青と赤で色分けされている。名称は現れないものの祝日もカバーされており、設定で好きな色に変えることもできる。全体的に手の込んだ装飾がないため、常駐させても違和感を感じないところも魅力だ。
表示切り替えはツールバーの矢印で行う。1週間、1ヶ月、1年単位でジャンプできるが、中央をクリックすると当日の予定が黄色くハイライトされ、最上段に表示される。
スケジュールは予定欄に直接要件を入力していくスタイル。1行メモ風だが、マウスの右クリックで行の追加・削除ができるので予定の多い日でも対応できる。
選択中の日付が変われば中央の「時間スケジュール」も切り替わる。入力欄は1時間単位で、該当する時間に予定を入力する。下段の「メモ」は備忘録やタスクの管理に使えるエリアだ。2列、最大30行まで表示できるので、数が増えても全体を把握しやすくなっている。
中央のボタンをクリックすると当日の予定にジャンプする | 予定は直接入力する | 行が足りないときは、右クリックで追加できる |
「DESKTOP SCHEDULER」は個々のスケジュールについて細かい情報入力機能などは持たず、場所や日付をまたがった予定の入力、アラーム設定なども一切ない。スケジュール管理としては極限まで機能をそぎ落としているという印象だ。
「スケジューラ」で選択日付を変更すれば「時間スケジュール」も該当する日付のデータに切り替わるものの、予定単位で連動するわけではない。その分、見えている部分が入力欄の全てであるため、余計なことは覚える必要がない。言うなれば「DESKTOP SCHEDULER」は紙の手帳の操作感を、そのままアプリケーション化したような感じでもある。
今のところインポート、エクスポート、他のカレンダーとの連携などもできないが、卓上カレンダーにメモ書きする感覚で手軽にスケジュール管理したい方にはぴったりといえるだろう。
設定の「全般」は表示のコントロール。右か左か位置を選べる | 設定の「スケジュール」では、曜日の表示色や表示期間を設定できる |
設定の「メモ」では、メモ自体の表示のほかに、列や行を変えられる | 設定の「祝日」では、祝日の確認はできるが、追加・変更などはできないようだ |
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2009/6/10 11:00
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