USBメモリから起動可能! 軽快なPDFビューワー「Sumatra PDF」
●こんなところが便利!
ファイルサイズが約1.4MBとコンパクトで、USBメモリ上からも起動できるオープンソースのPDFビューワー。配布サイトは英語だが、日本語で利用可能だ。
■Sumatra PDF 作者:Krzysztof Kowalczyk氏 動作OS:Windows Vista/XP/2000 http://blog.kowalczyk.info/ |
●日本語のメニューをサポートし、日本語検索にも対応
PDFファイルは参照が中心という方にとって、ビューワーはとにかく軽いほうがうれしいものだ。特にネットブックをご利用の方なら、できるだけ余分な機能をそぎ落としたいだろう。今回ご紹介するPDFビューワーは、そんな方にぴったりのアプリだ。
起動時の「Sumatra PDF」。メニューが日本語になっている |
「Sumatra PDF」は実行ファイルのサイズが現在のバージョン(Beta)で約1.4MBという、かなりコンパクトなオープンソースのPDFビューワーである。実行ファイルをそのままUSBメモリコピーすれば、USBメモリ上からも起動できるのが特徴だ。サイトが英語だが心配ご無用。特別な設定をせずとも、起動時にはメニューがすべて日本語になっている。なお、[Setting]メニューから言語の変更も可能。現時点で56言語から選択できる。
編集機能は持たないが、表示では単一のページ、見返し、連続、連続の見返し、左に回転、右に回転、全画面表示といった豊富な表示オプションを用意。ページの移動、拡大縮小、キーワード検索も可能なほか、PDFファイルにしおりがついている場合は、サイドバーに展開することも可能あ。
また、Ctrlキーとマウスの左ボタンをクリックした状態で範囲指定すれば、選択したテキストをクリップボードにコピーできる。ショートカットやコマンドライン引数も豊富に用意されている。
インターネット上に公開されているPDFファイルを参照する際、無条件にWebブラウザ内に展開せず、「Sumatra PDF」で表示するという方法もある。これにはAdobeが無償公開しているAdobe Readerを使って設定する。
「Sumatra PDF」自体はURLの入力ボックスを持たないが、「Sumatra PDF」をデフォルトのビューワーに指定し、Adobe Reader側の設定で「PDFをブラウザに表示」をオフにすれば、「Sumatra PDF」を起動して表示できるようになるのだ。ツールバーの[ファイル]を開けば、必要に応じてAdobe Readerで開き直すこともできるので安心だ。
軽さを重視したいという方はぜひお試しいただきたい。
表示言語は[Setting]の[言語の変更]で変更できる | 「Sumatra PDF」のマニュアルページをPDF化し、表示してみたところ | 連続表示させた状態。縮小率などは表示されない |
「INTERNTE Watch」のTOPページをPDF化し、「連続の見返し」で表示した様子 | Ctrlキーとマウスの左ボタンを押しながらドラッグするとテキストの範囲選択が可能 | 日本語のキーワード検索にも対応しているようだ |
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2009/7/22 11:00
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