必ず結果が出る ブログ運営テクニック

(3)ブログを「楽しんで書く」ことを大切にしよう




 インプレスジャパンの書籍「必ず結果が出るブログ運営テクニック100 プロ・ブロガーが教える“俺メディア”の極意」から、おすすめのトピックスを選んで、5回にわたってお送りします。更新は毎週月曜日です。(編集部)



 基本的な心がけとして、ブログは書くことそのものを楽しむのが大切です。その気持ちが、やがては大きな目的を達成することにもつながるものです。(するぷ)

「楽しんで書いている」と伝わることが大切

 ブログを続ける秘訣は? と誰かに聞かれたら、ぼくは「楽しむことです!」と答えます。ページビューが伸びることよりも、コメントをもらうことよりも、ブログを書くことそのものが「楽しい」と思えることが、いちばん大切です。

 雑誌や商用のWebメディアの記事には、苦しみながら書かれたものもあるかもしれません。しかしプロの記事には、圧倒的な情報量や斬新な切り口などの「読ませる要素」が別にあります。それに対して、個人ブログがどこに「読ませる要素」を持てるかといえば、書き手自身が心から楽しんで書いていること、好きなことを発信していることではないでしょうか。

 さらに言えば、その気持ちから生まれる真に迫った表現や、ネタの徹底的な掘り下げや、いちはやくレポートしたい! という姿勢が「読ませる要素」になるのです。


楽しく書くために、できるだけ負担を減らす

 しかし、ブログで収入を増やしたいとか、自己実現をしたいといった目標があると、「楽しむ」より「目標に向けて黙々と努力する」ことに意識が向かってしまうことも多いでしょう。「楽しむ」ことを忘れないために、ぼくは次の3つのことを心がけています。

 1つ目は「好きなネタだけを選んで書く」こと。ページビューが稼げそうなネタをみつけても、好きでもないことを書くのは、どこかで無理が出てしまい、続けられないものです。

 2つ目は「書く」以外の作業をできるだけツールで自動化・簡易化して、書くことに集中すること。画像の加工やHTMLのタグを書く作業などが簡単にできるようになれば、それだけ身軽に、楽しく書けるようになります。

 そして3つ目は「無理をしない」こと。テクニック1とやや矛盾すると感じられるかもしれませんが、<ぼくは、ネタがないときや、気分が乗らないときには、無理して書かないことにしています。


書き続けるハードルを下げよう

 コグレさんはテクニック1で、力まず、肩の力を抜いて書くことが大切で、そのためには毎日書いて習慣化するといいと解説していました。ぼくもある程度のルール(1日に1回はフィードをチェックしてネタを探す、ネタになりそうな飲食店では食べ物の写真を撮っておく、など)を決めていますが、合わせて「書けなかったときのことを気にしない。また明日!」という心構えを持つことも、ぼくにとってはリラックスして書くために必要です。

 ブログのスタイルは人それぞれで、コグレさんとぼくの間でも、違いがあります。もっとも大切なのは「ブログを書き続けること」です。そのハードルを下げるために、自分に合ったルールや心がけを身につけていってください。

和洋風◎」では、1日平均1本以上の記事を公開。1本の記事を書く時間は30分程度から、気合いを入れて数時間かかることも。思ったより反響がないこともありますが、自分が楽しければOKとめげずに書いています


こんな結果が出る!

(1)自分自身が楽しむことで、ブログを無理なく続けられるようになる

(2)楽しんで書くことで、個人ブログならではの魅力が出た記事が書ける



コグレマサト
@kogure
気になるモノとコトをひと回り拡張する「ネタフル(月間150万PV)」管理人。1972年生まれ。アルファブロガー2004/2006、第5回WebクリエーションアウォードWeb人ユニット賞受賞。浦和レッズサポーター。2児の父。「月刊浦和レッズマガジン」(フロムワン)で「コグレマサトのネタフル・スタジアム改」連載中。著書に「できるポケット+ Dropbox」(共著:インプレスジャパン)、「マキコミの技術」(共著:インプレスジャパン)、「ツイッター 140文字が世界を変える」(共著:毎日コミュニケーションズ)、「クチコミの技術」(共著:日経BP社)、「“知りたい情報”がサクサク集まる!ネット速読の達人「(青春出版社)など。
ネタフル  http://netafull.net/

するぷ
@isloop))
「Apple」「水樹奈々」「食べ歩記」を3本柱にしたブログ「和洋風◎(月間100万PV)」管理人。1984年生まれ。ブログのネタ探しに、福井より2010年に上京。毎日、都内のカフェでブログを書きながら生活している。2010年からプログラミングを始めて、「するぷろ for iPad」でiPhone & iPadアプリ大賞2010の尾田和美賞、「するぷろ for iPhone」でiPhone & iPadアプリ大賞2011のギズモード・ライフハッカー賞を受賞。共著に「できるポケット+ Dropbox」(インプレスジャパン)がある。
和洋風◎  http://wayohoo.com/


 来週月曜日更新の次回は、「記事の中で伝えたい要素は必ず1点だけに絞る」をお送りします。(編集部)



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2012/4/16 06:00