必ず結果が出る　ブログ運営テクニック

　ブログの記事で伝えたい要素は、1本につき1点に絞りましょう。そのほうが読者にも、また検索エンジンにも伝わりやすくなります。

●要素を詰め込みすぎると読者が逃げてしまう

「必ず結果が出るブログ運営テクニック100 プロ・ブロガーが教える"俺メディア"の極意」

　ブログを書くとき、記事がつい長くなってしまうことはないでしょうか。多くの要素や脱線が入り、どんどん長くなっていくような記事の書き方は、ブログのページビューや収入を最大化するという観点からすると、おすすめできません。

　自分の中では複数の要素が1つのストーリーとしてつながっていても、読者がすべてに興味を持ってくれるとは限りません。それに、テクニック9とも関連しますが、要素の多い記事はタイトルをつけるときに悩みます。悩んだ結果「秋葉原で新型パソコンを買ってカレーを食べました」のような冗長なタイトルにしてしまうと、何が言いたい記事なのかわからなくなってしまいます。

　このようなときは、主な要素を1本ずつに分けて、新型パソコンの記事と、カレーを食べた記事の2本を書きます。さらに、他にも書きたいことがあったら、その日のできごとの「まとめ記事」を書いて、新型パソコンの記事やカレーを食べた記事を時系列に並べて紹介しましょう。

　これで、パソコンとカレーの情報を探す人にはシンプルなそれぞれの記事を、あなたに興味がある人には、まとめ記事から全体を読んでもらえばOKとなります。

　なお、まとめ記事について詳しくは、書籍「必ず結果が出るブログ運営テクニック100　プロ・ブロガーが教える"俺メディア"の極意」のテクニック40も合わせてご参照いただければと思います。

●要素を絞った記事は検索エンジンにも効果的

　記事で伝えたい要素を絞り、1点だけにすれば、文章が短くてすむので、ブロガーにとっては書きやすくなります。また、要素が絞られたシンプルな記事は読みやすく、読者に親切です。お互いにとって、いい効果があるわけです。

　さらに、検索エンジンに対しても、いい効果があります。要素を絞った記事のほうが、マッチしたキーワードで検索したときに検索結果の上位に表示されやすい傾向があるのです。検索エンジンは、要素を絞った記事のほうを専門性が高いコンテンツであるとして評価するためです。

　だらだらと長文を書いてしまいがちな人や、話題があちこちに飛んでしまうことの多い人は、要素を絞ることを意識してみましょう。もしも複数の要素を含む記事ができたときには、それを別々の記事に分けられないか検討してみましょう。記事の数が増えれば、それだけページビューが増えるチャンスにもなります。

ネタフルでは、1つのガジェットについていくつもの記事を書いています。これは、ソーシャルメディアで何度もネタを共有し、同じガジェットのユーザーとコミュニケーションする機会が増やせるというメリットもあります

●記事をいくつにも分けるテクニック

　伝えたい要素を1つに絞るため、日記や体験したことの紹介的な記事ならば、場面が転換するところで記事を分けます。ガジェットの記事などでは、時系列で区切ってみましょう。興味を持ったとき、検討中、購入、開封、活用など段階ごとに書くことにします。その他では「しかし」「ところで」といった接続詞の入るタイミングで大きく内容が変わる部分があったら、記事を分けられないか考えてみましょう。

コグレマサト （@kogure）	気になるモノとコトをひと回り拡張する「ネタフル（月間150万PV）」管理人。1972年生まれ。アルファブロガー2004／2006、第5回WebクリエーションアウォードWeb人ユニット賞受賞。浦和レッズサポーター。2児の父。「月刊浦和レッズマガジン」（フロムワン）で「コグレマサトのネタフル・スタジアム改」連載中。著書に「できるポケット＋ Dropbox」（共著：インプレスジャパン）、「マキコミの技術」（共著：インプレスジャパン）、「ツイッター 140文字が世界を変える」（共著：毎日コミュニケーションズ）、「クチコミの技術」（共著：日経BP社）、「“知りたい情報”がサクサク集まる！ネット速読の達人「（青春出版社）など。 ネタフル　　http://netafull.net/
するぷ （@isloop））	「Apple」「水樹奈々」「食べ歩記」を3本柱にしたブログ「和洋風◎（月間100万PV）」管理人。1984年生まれ。ブログのネタ探しに、福井より2010年に上京。毎日、都内のカフェでブログを書きながら生活している。2010年からプログラミングを始めて、「するぷろ for iPad」でiPhone & iPadアプリ大賞2010の尾田和美賞、「するぷろ for iPhone」でiPhone & iPadアプリ大賞2011のギズモード・ライフハッカー賞を受賞。共著に「できるポケット＋ Dropbox」（インプレスジャパン）がある。 和洋風◎　　http://wayohoo.com/

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