趣味のインターネット地図ウォッチ

マピオン、撮影地点の地図付きフォトアルバムを自動作成できるiOSアプリ

 株式会社マピオンは、iOS用フォトアルバムアプリ「マピオンおでかけアルバム」を提供開始した。App Storeから無料でダウンロードできる。

 同アプリは、iPhoneで撮影した写真をカメラロールから選択するだけでアルバムを作れるアプリ。撮影した写真は地図上にマッピングすることが可能で、作成したアルバムはスライドショーで見られるほか、地図付きのフォトブックを作成することもできる。写真はカメラロールから選択できるほか、アプリのカメラ機能で撮影した写真をそのまま登録することも可能だ。

アルバム編集画面
写真を登録

 このアプリで便利なのは、写真に付いている位置情報をもとに、マピオンが保有するスポットデータから施設名称を探して登録できる点だ。写真編集画面で下部の「スポット名・位置情報」をタップし、スポット名の「編集」を選ぶと、その周囲にあるスポットのリストが表示される。リストには鉄道の駅やショップ、レストラン、ホテル、遊園地などさまざまな施設が並んでおり、この中から該当する施設をタップすればそれが登録される。

 この時、もし写真に付いている位置情報が実際とは異なる場所だったら、位置情報を正しい位置に修正することもできる。地図上で正しい位置を選んでタップすればその位置にマーカーが移動するので、そのまま保存すると、スポット名のリストもそれに連動して正しい施設が表示される。この仕組みにより、選んだ写真に1枚ずつ施設名称を登録していく手間が省けるので、とても楽だ。

 作成したフォトアルバムでは、写真を登録した場所を地図上で確認しながら写真を見ていくことができる。移動した行程をたどって地図上のスポットを次から次へと動きながらスライドショー形式で表示されるため、旅の思い出を時系列に沿って振り返ることができる。また、アルバムを作成すると、訪れた都道府県が自動的にチェックされる機能も搭載している。

位置情報をもとにスポットデータの一覧が表示
地図上に写真を表示
フォトブックの表紙
フォトブック内の1ページ

 フォトブックの作成サービスは、フォトブック作成アプリ「TOLOT」と連携しており、1冊500円(税込)で注文できる。作成できるフォトブックはA6文庫本サイズ。ページ数は64ページで固定されており、写真の点数がページ数に満たない場合は、その部分は白紙として出力される。

 フォトブック内にも地図が印刷されており、撮影ポイントや被写体の位置が分かるようになっている。この地図はウェブで提供されているマピオンの地図とは異なり、OpenStreetMap(OSM)のデータを採用している。なお、注文してから配送されるまでには、注文後5日〜2週間ほどかかる。

TOLOTの配送パッケージ
完成したフォトブック
写真は1ページに1枚ずつ掲載
OpenStreetMapの地図上に撮影位置を表示
撮影ポイントのリスト

 フォトブック作成サービスはページ数や判型の自由度が低いが、表紙のデザインは200種類以上から選択することが可能で、テキストなども入れられる。手間もかからずに気軽に注文できるので、友人や家族へ配るのにも最適だ。子供やデジタル機器に不慣れな人に写真を配布する際にも便利だと思う。

片岡 義明

IT・家電・街歩きなどの分野で活動中のライター。特に地図や位置情報に関す ることを中心テーマとして取り組んでおり、インターネットの地図サイトから法 人向け地図ソリューション、紙地図、測位システム、ナビゲーションデバイス、 オープンデータなど幅広い地図関連トピックを追っている。測量士。インプレスR&Dから書籍「位置情報ビッグデータ」(共著)が発売中。