いまさら聞けない!? ちかごろ話題のサービス・アプリをさくっと解説
テレビがない場所でも最新の災害情報とニュースが見られる「NHKニュース・防災」
2016年8月31日 06:00
サービス名 | NHKニュース・防災 |
リリース日 | 2016年6月20日 |
運営会社名 | 日本放送協会 |
料金 | 無料 |
URL | http://www3.nhk.or.jp/news/news_bousai_app/ |
https://itunes.apple.com/jp/app/id1121104608(iOS) | |
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.or.nhk.news(Android) |
ニュースと気象情報が1つのアプリで。NHKの放送同時提供も
台風の季節になりました。台風が近付いてくると、ニュースと災害情報の両方をチェックする機会が増えてきます。そんなときに便利なのが今回紹介するアプリ「NHKニュース・防災」です。
6月20日にリリースされたばかりの「NHKニュース・防災」は、無料で利用できるNHKの公式アプリです。iOS版とAndroid版があり、NHKのニュースと天気予報や気象情報、防災情報が1アプリ内で得られるのが特徴です。いずれもプッシュ通知も利用できます。
画面は「ニュース」「天気予報」「災害情報」「ライブ」の4つのメニューで構成されています。ニュースは、社会」「気象・災害」「科学・文化」「政治」「ビジネス」「国際」「スポーツ」「暮らし」「地域」の9ジャンルを横スワイプで切り替えられます。いずれもNHKの取材によるもので、動画で見られるものもあります。
「天気予報」では、現在地および登録地点における今日・明日の天気予報や、1時間後までの雨雲の動きが分かる雨雲データマップ、週間天気をチェックできるほか、全国の天気を地図と気象動画とともに見ることもできます。また、気象キャラクター「春ちゃん」のマンガも提供されています。
「災害情報」では、現在位置と登録地点の警報や注意報、避難情報を見られます。提供される災害情報は、全国の津波、地震、台風、警報・注意報、土砂災害、竜巻に関する情報で、いずれも横スワイプで切り替えられます。例えば、執筆時点では、東北地方に進む台風10号の最新情報が提供されていました。
「ライブ」は、「放送同時提供」と「Live」映像の2つで構成されており、他のニュースやお天気アプリには見られない、NHKならではの最新情報が得られるコーナーです。
「放送同時提供」では、NHKの放送の中でも災害に関する放送に限り、放送と同時に提供されているようで、執筆時点では台風10号に関する映像を流していました。ニュースの時間になると一旦停止しますが、災害情報の放送に切り替わると同時に再生、視聴できるようになりました。
「Live」は、各地の様子が中継で見られるコーナーで、今回チェックした時点では、台風10号の影響を受けている宮城県の南三陸町、石巻、仙台市青葉区、仙台空港の4つのカメラがとらえた現地の様子を見ることできました。見られる地点は、状況によって変わるようです。この「Live」は、NHKの最新の災害情報をほぼリアルタイムで見ることができるため(数秒の遅れはあります)、本アプリを利用する最大のメリットがここにあるといってもいいでしょう。
災害に備えて入れておきたいアプリ!
「NHKニュース・防災」のニュースは、NHK NEWS WEB(http://www3.nhk.or.jp/news/)のアプリ版ともいえる構成で、芸能やバラエティ、テクノロジー関連の専門情報は含まれていません。しかし、必要なニュースは網羅しつつ、気象情報も分かるオールインワンアプリとなっています。気象動画は番組の天気予報をそのまま見ている感じですし、平常時はテレビは見ずとも、NHK総合にチャンネルを合わせたような感覚でニュースや気象情報をチェックできそうです。
さらに災害発生時には、放送同時提供と各地のライブ中継により、テレビがない場所でも最新の災害情報が得られます。放送同時提供は、番組がニュースに戻ると自動的に停止し、災害情報になると再び再生が始まりますので、そのまま置いておくだけでも安心です。無料で利用できるNHKネットラジオ「らじるらじる」(http://www3.nhk.or.jp/netradio/)とともにインストールしておくと安心かもしれません。