いまさら聞けない!? ちかごろ話題のサービス・アプリをさくっと解説
スタンプ付きも! LINEならではの強みを活かした電子マンガ配信サービス「LINE マンガ」
(2016/2/3 06:00)
サービス名 | LINE マンガ |
リリース日 | 2013年4月9日 |
運営会社名 | LINE株式会社 |
URL | https://manga.line.me/ |
登録 | LINEのアカウントが必要 |
100以上の出版社・レーベルから約10万冊
「LINE マンガ」は、LINEのアカウントがあれば見られる電子マンガ配信サービスです。iPhoneおよびAndroid端末で見られるほか、一部を除きパソコンのウェブブラウザーからも購入、閲覧できます。
マンガやライトノベル専門で、2013年4月9日に約50社以上の出版社・レーベル、約3万冊からスタートしましたが、現在ではアプリの累計ダウンロード数は1200万件以上に達し、100以上の出版社・レーベルから約10万冊を超える作品を扱うまでに急成長。2015年10月には掲載しているオリジナル作品をベースに、「LINEコミックス」というレーベル名で出版事業に参入すると発表しています。
ストア型のアプリなので、初心者でもすぐ読める
「LINE マンガ」のアプリは無料でダウンロードできますが、iOS、Androidともにストアの評価が高いという特長があります。それにはいくつか理由が考えられますが、アプリの使いやすさは理由の1つになりそうです。というのも、ビギナーの場合、ウェブブラウザーでログインして購入操作して、さらに専用アプリをインストールし、再びログインして閲覧、というのは案外ハードルが高いもの。この点「LINE マンガ」は、アプリ1つで「購入」「閲覧」「本棚」の3つの機能をすべて備えています。メニューもシンプルでアプリ間の移動もないため、誰でも簡単に操作できるのです。
有料作品の購入にはコイン(1コイン=1円)が必要ですが、コインの購入はApp StoreまたはGoogle Playを経由するので決済が簡単。おまけに、お気に入りのマンガをLINEで友だちにすすめたり、タイムラインに投稿すれば、10コイン(1日1回)もらえます。コツコツ紹介していると1カ月少々で有料作品を1作品購入できますから、これらも魅力になっているはずです。
マンガの場合、ピンチ操作で画面の拡大縮小ができます。ライトノベルの場合は、文字サイズ(10段階)、余白(狭い、中間、広い)、フォントの種類(6種類)の変更のほか、しおり機能も備えています。部分的にマーカーを付けることはできませんが、しおりが入ったページはあとからサムネイルで見られるため、どのページかが選びやすくなっています。このほか、作品ごとにコメントが書き込めるようになっており、すでに他のユーザーの感想を参考に選ぶこともできます。
常時200タイトル以上の連載を無料で読め、スタンプ付きの作品も
アプリのシンプルさもさることながら、さらに大きな魅力となっているのは、アニメ化、映画化の最新話題作、LINEオリジナル作品など、常時200タイトル以上の連載を無料で読むことができるという点でしょう。「LINE マンガ」でしか配信されないオリジナル作品は、フルカラーで全話無料。気に入った無料マンガは、通知を受け取る設定にすると定期購読扱いになり、「本棚」からアクセスできるようになります。新しい作品が公開されればすぐに読めます。
加えて、宇宙兄弟(講談社)、進撃の巨人(講談社)、私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!(スクウェア・エニックス)、鋼の錬金術師(スクウェア・エニックス)、アオハライド(集英社)、弱虫ペダル(秋田書店)のように、マンガのキャラクターの「スタンプ」付きの作品も用意されています。スタンプをもらうにはLINEアプリでの電話番号の認証が必要ですが、ファンにはたまらないLINEならではの特典といえるでしょう。
無料作品が多ければストアで買わないのでは、と思いがちですが、1巻から3巻まで無料など、無料で読める量が多いのが「LINE マンガ」の特徴でもあります。しっかり読める分、途中で読めなくなると余計先が気になるもの。我慢できずに続きを買ってしまい、途中から持っているのもおかしいという気持ちになり、好きな作品は結局全巻そろえてしまう――というのもありそうです。
次の作品への移動もスムーズなため、気がつくと時間が経っている「LINE マンガ」。画面の大きなスマートフォンが欲しくなりそうです。