いまさら聞けない!? ちかごろ話題のサービス・アプリをさくっと解説
週刊漫画雑誌感覚で無料で読めるマンガアプリ「マンガボックス」
(2016/2/10 06:00)
サービス名 | マンガボックス |
リリース日 | 2013年12月4日 |
運営会社名 | 株式会社ディー・エヌ・エー |
URL | https://www.mangabox.me/ |
登録 | 不要(ストアの利用には必要) |
立ち読み推奨の無料漫画
「マンガボックス」とは、DeNAが2013年12月4日から配信している、iOS・Android用マンガ雑誌アプリ、およびそのサービスの名称です。「金田一少年の事件簿」などのマンガ原作者、脚本家、小説家として知られる樹林伸氏を編集長に迎え、週に50作品以上の漫画が無料で読めます。サービス開始直後にテレビCMを放映し、一気にダウンロード数を伸ばしました。2015年06月時点での累計ダウンロード数が800万と言われていますので、現在はさらにそれを大きく超えていることでしょう。
アプリは、有名作品や人気連載、オリジナル作品が無料で読める「マンガボックス」、一般ユーザーが投稿する作品が無料で読める「インディーズ」、有料作品が買える「ストア」の3つで構成されています。ストアは7万冊以上の品揃えで、支払い方法として各種クレジットカードのほか、WebMoney、ケータイ料金と合わせた支払い(ドコモ、ソフトバンク、au)が用意されています。
立ち読みしていて、気に入った作品を見つけたのでその漫画雑誌を買おうと思った方は多いはず。しかし、現在ではマンガの立ち読みができる場所が減ったことが、紙の漫画雑誌全体に影響を及ぼしていると考えられています。そこで、書店やコンビニでの立ち読み感覚をスマートフォンのアプリで再現しようとしているのが「マンガボックス」の世界観です。
アプリを初回起動したときは、特にメニューは表示されません。公開中の作品の1話目から読めるようになっており、どれか1作品数話分を読み終わると、その後「インディーズ」「マンガボックス」「ストア」の3つが選択できるようになります。しかも、会員登録せずにすべて見られるので、まさに立ち読み感覚といえるでしょう。
12号分のバックナンバーもすべて無料で読める
メニューが表示されるようになってからの「マンガボックス」では、50作品以上の無料マンガが1号、2号と週単位でまとめられており、それが1週間で一通り更新されます。作品は、漫画雑誌のページをめくるように繋がっているので、1号分すべての作品をパラパラと続けて読めるようになっています。
作品は現在公開分から過去12号前までバックナンバーとしてさかのぼることができるほか、それぞれの1話目も読めるようになっています。作品ごとにも最新号から12話前までと1話が選択できるようになっていますので、気に入った作品が見つかれば、集中的に読めるわけです。これらもすべて会員登録をしなくてもOK。
次週分もメニューに表示されており、特定の条件を満たすと読むことができる「先読み」という仕組みもあります。条件としては、TwitterやFacebookで作品情報をシェアする、もしくはniconico(税別500円コース)、Hulu (2週間の無料トライアル)、TSUTAYA DISCASなどの契約、その他リストアップされたゲームのインストールなどが含まれます。早く次の展開を知りたい方にはピッタリかもしれません。
実際に登録が必要になるのは、ストアを利用するときです。これだけ無料で読めるなら、ひたすら無料で楽しめそうですが、ストアが気になるからくりも。たとえば、最新号でとある漫画の第60話を読んで気に入った場合、第49話までの11話分と第1話が読めます。物語が盛り上がっていた場合は、第1話からいきなり49話というのは、なぜそういう展開になったのかが非常に気になってくる――という具合です。
週刊漫画雑誌を買う感覚で楽しめる
毎週毎週、楽しみにしている連載が無料で更新される「マンガボックス」。紙の週刊漫画雑誌の場合、スーツを着て広げていると周囲の目が気になるかもしれませんが、「マンガボックス」ならその心配もなさそうです。かさばらず、コンパクトに携帯できるところもメリット。こちらもまた画面大きめのスマートフォンか、タブレットが欲しくなるサービスといえそうです。