いまさら聞けない!? ちかごろ話題のサービス・アプリをさくっと解説
連載マンガとライトノベルが1話から最新まですべて無料で読める「comico」
(2016/2/17 06:00)
サービス名 | comico(コミコ) |
リリース日 | 2013年10月17日 |
運営会社名 | NHN comico株式会社 |
料金 | 無料 |
URL | http://www.comico.jp/ |
登録 | 不要 |
広告なし。無料でいきなり全話読める
「comico」は、電子コミックやライトノベルを無料で提供しているサービス、またはアプリ名です。2013年10月17日にパソコン用のコミックからスタートしましたが、現在は同名アプリのiOSおよびAndroid端末が人気で、2016年2月現在で約1200万件のダウンロードがあるといいます。
「comico」に掲載される作品は、原稿料が支払われる契約作家による公式作品と、誰でも自由に投稿できるチャレンジ作品で構成されています。例えば、現在連載されている公式コミックは約120作品以上、更新が完了(完結)している作品も約100作品に及び、すべて通して読むことができます。
いずれもスマートフォンに最適化されており、縦スクロールでコマ割りもなく、フルカラーです。作品は毎週更新されますが、広告は一切表示せず、1話から最新まですべて登録しなくても無料で読めるというのが大きな特徴となっています。ユーザー登録(無料)すると、お気に入りの作品にコメントできるようになり、好きな作家を応援することができます。
2015年12月17日には「comico」の姉妹アプリとして「comico PLUS」がスタートしました。すべて無料ですが低年齢層を含む「comico」に対して、「comico PLUS」のアプリはiOS版が17歳以上、Android版が18歳以上を推奨しており、ハードボイルド系や大人向けの恋愛もカバーした“大人向け”というのが特徴。縦読みフルカラー、週一更新、最新話まで無料で読めるというスタイルはそのままに、有料の先読み機能を備えています。「comico」で完了した作品で「comico PLUS」へ引き継がれているものもあるようです。
2016年2月4日には「comico」から誕生したアニメを配信するチャンネルも開始しました。現在人気コミック「ももくり」のアニメ全26話を一挙に公開する「ももくりチャンネル」がオープンしています。第3話までは無料で視聴でき、4話から8話までは「待てば無料」、9話以降はポイント購入での視聴といった3段階構成になっています。アニメ化に至るエピソードや関連コンテンツも豊富に用意するなど、無料マンガアプリを超えた内容となっており、ここが他の無料マンガアプリと違うところといえそうです。
アプリ「comico」は、「ホーム」「マンガ」「ノベル」「本棚」「その他(設定)」という構成。ユーザー登録(無料)をすれば、お気に入り、しおり、閲覧履歴といった機能が利用できます。さらに、iOS版には、最大30話まで端末に保存しておけるダウンロード機能もあります。オフラインで見られるため、電波の届かない場所でも楽しめます。必要な容量は150MBで、ダウンロードした作品は48時間経過すると自動的に削除されます。
作家との夢の共有も「comico」の楽しみに
「comico」では、作品投稿機能を通じてデビューした公式作家の数は120人以上とか。マンガ/イラスト制作ソフト「CLIP STUDIO PAINT」に、「comico」投稿作品向け機能を実装するなど、作家の創出にも力を入れているのも特徴です。
アプリは、作品の「ストア」がない代わりに、紙の単行本も扱う公式グッズショップ「comico SHOP」で買い物ができるようになっています。ポイントを購入することで、お気に入りの作家に応援ポイントを付けることもできます。ただし、応援ポイントが使えるのは購入した端末のみなので注意が必要です。
ユニークなのは、お気に入りの作品をSNSにシェアする際、好きなシーンをトリミングして添付したり、自分のプロフィール画像に使えるところ。無料で作品を楽しむだけでなく、応援したい作家を探し、積極的にプッシュするのも「comico」の楽しみ方の1つかもしれません。