「chumby」を用途に応じてカスタマイズするソリューション
chumby |
無線通信の専門イベント「WIRELESS JAPAN 2009」のインターエナジーブースでは、無線LAN対応の小型情報端末「chumby」を展示している。
「chumby」は、IEEE 802.11b/gの無線LAN機能と3.5型の液晶ディスプレイを備えた、目覚まし時計のような形をした製品。インターネット経由で1000以上のウィジェットが提供されており、用途に応じてインストールして利用できる。価格は2万9400円。
今回は、「chumby」を用途に応じてカスタマイズする法人向けソリューション「chumby +PLUS」を紹介。デモ機では、FeliCaリーダーを接続し、「chumby」に決済機能を持たせていた。説明員によれば、chumbyの国内販売代理店であるジークスと共同でchumbyソリューションを展開しているという。
また、「chumby」は、大学などでも関心が高いとのことで、ブースでは電気通信大学の学生が提案するイラスト投稿サービス「Paitter」や、デジタルサイネージとして利用できるマルチメディア配信システム「Watchy!」を紹介している。
「Paitter」では、「chumby」のタッチスクリーンを利用し、画面上に指やペンで簡単なイラストを描き、「Paitter」のサイトに投稿する。Twitterのようなテキストによる“つぶやきコミュニケーション”をイラストで実現するために考案したという。なお、サイトは一般公開はしていないようだ。
「Watchy!」では、サーバーにメディアファイルと配信スケジュールを登録しておき、親機となるクライアントPCでサーバーにある情報を取得する。親機から無線LAN経由で子機の「chumby」へメディアファイルを配信し、スケジュールに従って再生する。広告動画だけでなく、タッチスクリーンを生かし、Flashによる店頭アンケートも可能という。
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(野津 誠)
2009/7/23 16:31
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