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愛らしき姿に思わず和む? ゆるキャラ&ローカルヒーロー大集合
地方イベントや観光PRを目的とした地域発のマスコットキャラクターが「ゆるキャラ」として認識されるようになって久しい。さらに、子供達の好きなヒーローもの作品にインスパイアされた「ローカルヒーロー」も次々登場している。今回は、進展著しいゆるキャラ&ローカルヒーローの世界をインターネットから眺望してみよう。
●ゆるキャラ写真をたくさん見よう!
まずは、ゆるキャラ関連サイトから見ていこう。大手新聞社では、ゆるキャラ特集サイトを掲載しているケースが多く、数多いるキャラの中からお気に入りを探し出す際にはぜひ一度閲覧しておきたい。ゆるキャラ関連イベントの主催団体、ファンサイトなどと一緒に見ていこう。
◆YOMIURI ONLINE全国ゆるキャラ特集
http://www.yomiuri.co.jp/feature/yuru2009/
読売新聞による特集ページ。ゆるキャラが注目されるようになったきっかけの解説とともに、全国のキャラを写真付きで紹介している。その数は50キャラ。各キャラ別写真には、簡単なプロフィールも掲載中だ。
◆時事ドットコム 日本全国のゆるキャラ大集合
http://www.jiji.com/jc/d2?p=ycr10101&d=004ent
44のゆるキャラを写真で紹介する特集記事。ひこにゃん、サイバンインコ、モリゾー&キッコロなど比較的著名なキャラもおり、ゆるキャラ入門者におすすめできる内容となっている。
◆MSN産経ニュース ゆるキャラ
http://sankei.jp.msn.com/topics/life/11131/lif11131-t.htm
ポータルサイト「MSN」のニュースコーナーでは、ゆるキャラ専門ページを設け、「ゆるキャラ名鑑」などを連載。写真掲載にとどまらず、キャラ誕生の背景にまで言及しているのが特徴だ。
◆ゆるキャラまつりin彦根~キグるミさみっと2009~
http://kigurumi.shiga-saku.net/
滋賀県彦根市で今年も開催された大規模イベント。3日間の開催期間中、約7万人が来場したという。公式サイトは、ゆるキャラの写真データベースとしてもなかなか秀逸。「参加キャラ一覧」のページから、100種類以上におよぶキャラ写真が閲覧できる。
◆中日新聞 彦根にゆるキャラ大集合!!
http://www.chunichi.co.jp/ee/feature/photo/09yuru/
http://www.chunichi.co.jp/ee/feature/photo/yuru1/
「ゆるキャラまつりin彦根」2009年開催分の模様は、中日新聞が写真でレポート済み。ひこにゃんが正座(膝立ちかも?)する姿はかなり破壊力があり、必見。なお、過去大会の写真も別ページにて掲載中だ。
◆asahi.com「ゆるキャラまつりin彦根」フォトギャラリー
http://www.asahi.com/photonews/gallery/news/081026yuru/
朝日新聞社では、2008年10月に開催された「ゆるキャラまつりin彦根」の模様をバックナンバーで閲覧できる。全国から集まったゆるキャラ46体の写真を掲載する。キャラ個別写真のページでは名前も確認できる。
◆第4回ゆるキャラカップin鳥取砂丘
http://www.tottori-guide.jp/448/2796.html
10月31日から11月1日まで開催された、ゆるキャラによる運動会。写真レポートなどは現在掲載されていないが、ページ下部からは過去大会の特集記事が閲覧できる。ゆるキャラ相撲の様子も。
◆みんなのゆるキャラ
http://yuru.tips-top.com/
全国各地のゆるキャラを紹介するデータベースサイト。地域別メニュー、もしくはフリーワードで検索できる。関連サイトのURL情報も詳しい。見ず知らずのキャラに出会いたいときは、トップページの「ランダム表示」をクリックするといいだろう。
◆ゆるキャラさみっと協会
http://kigurumisummit.org/
ゆるキャラによる地域振興や宣伝などの各種コンサルティングを手がける団体。“ゆるキャラ”の商標を保有するみうらじゅん氏も特別顧問として名を連ねている。ゆるキャラの世界はすでにビジネスの場にも広がっているようだ。
●ハマった人必見! 各ゆるキャラの公式サイト
著名なゆるキャラにもなると、詳しいプロフィールなどを紹介する公式サイトやブログが開設されている。ゆるキャラ道を探求するには、決して見逃すことはできない。愛らしさ、そこはかとない間抜けさを併せ持ったゆるキャラたちを思う存分堪能しよう。
◆ひこにゃん特設サイト
http://hikonyan.hikone-150th.jp/
ゆるキャラの中でも屈指の知名度を誇る「ひこにゃん」。滋賀県彦根市が2008年の「井伊直弼と開国150年祭」に合わせて生み出したキャラクターだ。公式サイトでは、イベント出演スケジュールに加え、写真や動画などを掲載している。
◆やちにゃんブログ
http://yachinyan.shiga-saku.net/
こちらは滋賀県彦根市の商店街「四番町スクエア」のキャラクター。井伊直弼の次女・弥千代姫がモチーフという。お転婆という設定を反映してか、ブログの記述もギャルっぽい。
◆せんとくんオフィシャルサイト
http://www.1300.jp/sentokun_os/
社団法人平城遷都1300年記念事業協会が2010年に開催する「平城遷都1300年祭」のマスコットキャラクター。奈良の守り神として親しまれる「鹿」の角が頭についている。公式サイトではブログパーツなどを配布中だ。
◆まんとくんネット
http://mantokun.net/
上述の「せんとくん」を選定する過程が不透明だとして、有志デザイナーらによる非営利団体が民間発のキャラクターとして送り出したのが「まんとくん」だ。イベント出演時の写真は「まんとくんニュース」のページで豊富に掲載されている。
◆わたる便り
http://www.jb-honshi.co.jp/letter/
本州四国連絡橋のシンボルキャラクター「わたる」。テレビ番組「TVチャンピオン2 ゆるキャラ王選手権」に参加、その卓越した(?)運動能力で見事チャンピオンの座を獲得した。「アルバム」のページには出演時の写真が掲載されている。
◆埼玉県のマスコット コバトン
http://www.pref.saitama.lg.jp/what/what_kobaton.html
埼玉県の鳥「シラコバト」をモチーフにしたマスコットキャラクター。公式サイト内の「コバトン誕生秘話」ではデザイン一般公募を行った際の原画を掲載するなど、興味深い内容も多い。
◆とりピーのとり日記
http://yokoso.pref.tottori.jp/dd.aspx?menuid=1903
鳥取県の観光PRキャラクター。もともとは「山陰・夢みなと博覧会」のマスコットとして誕生した。公式サイトは日記ブログ風になっており、写真豊富。また、鳥取県内のその他のゆるキャラをまとめたリンク集も公開中。
◆かねたん
http://www.yonezawa-naoe.com/kanetan/
山形県米沢市のマスコットキャラクター。大河ドラマの主人公にもなった武将・直江兼続をイメージしており、おなじみ「愛」の兜を身に付けている。着ぐるみ写真、イラストを豊富に掲載中。このほかにも「かげっちさま」「おせんちゃん」などもいる。
◆ゆるキャラ「カブニ」くんのコーナー!
http://www.city.kasaoka.okayama.jp/0012/001m.html
岡山県笠岡市立カブトガニ博物館のイメージキャラクターとして1988年に誕生。その勇姿は着ぐるみにも及んでおり、市内の止水弁や消火栓の蓋などにもデザインがあしらわれているという。
◆鹿角(かづの)ブログ「たんぽ小町ちゃん達がおくるこころの里」
http://blog.livedoor.jp/kazuno2009/
秋田県鹿角市のイメージキャラクター。きりたんぽをイメージさせる外見が特徴。ロッテのガムのCMに出演し、全国デビューもすでに果たしたという。
◆なし坊ファミリー
http://city.shiroi.chiba.jp/webapps/www/service/detail.jsp?id=1944
http://city.shiroi.chiba.jp/webapps/www/info/detail.jsp?id=4910
千葉県白井市が地元特産品である梨をイメージして制作したキャラクター。男の子である「なし坊」以外にも、女の子・おとうさん・おかあさん・おじいさん・おばあさんが設定されている。
◆シロモチについて
http://www.tsukanko.jp/takatora/charactor.html
伊勢・津藩の初代藩主である藤堂高虎の入府400年を記念したイベントのキャラクター。現在も地元幼稚園・小学校への訪問や、ゆるキャライベントへの出演を行っている。
◆たみまるだより
http://www.city.itami.lg.jp/home/TOSHISOZO/TOSHIKIKAKU/0001742/_12332.html
兵庫県伊丹市のマスコットキャラクター。同市の自然環境を象徴する鴨がモチーフで、顔面には「itami」の文字が目を示す黒丸にフィットするように記されている。ちなみに「たみまるえかきうた」もある。
◆さいたま市PRキャラクター つなが竜ヌゥ
http://www.city.saitama.jp/www/contents/1236831183117/
さいたま市のPR目的で誕生したキャラクター。竜をかたどっており、「ヌゥ」という名前にはフランス語で「飾り気のない」「素」の意味が込められているという。
◆かすみちゃんのブログ
http://ameblo.jp/kani-kasumi/
兵庫県美方郡香美町の観光協会に所属する「かすみちゃん」は、当地特産の松葉ガニをかたどったキャラクター。その胸で光る「かすみ」の名札がなんともまぶしい。着ぐるみ姿を見るには「ゆるキャラ」「イベント」などのカテゴリをチェックしよう。ちなみにボーイフレンド(?)の「松葉くん」もいる。
◆い~ねくんののんびり村
http://www.i-ne.jp/
JA全農ひろしまのマスコットキャラクターで、その位置づけは「ひろしま米の妖精」。公式サイトはイラスト構成の中心だが、着ぐるみ姿でも活躍中。「い~ねくん ぼくの活動」のページでは小サイズながら写真を掲載している。
◆サイバンインコの部屋
http://www.moj.go.jp/SAIBANIN/koho/inco.html
裁判員制度のPRキャラクター。法務大臣自らサイバンインコの着ぐるみを着込んだ様子がテレビ放映されたこともあり、ご存じの方も多いだろう。設定的には九州で発見されており、お祭りごとが大好きという。
◆海ほたるネット
http://www.umihotaru.com/event/umihotarukun.asp
東京湾アクアラインのサービスエリア「海ほたる」。そのマスコットキャラクターが海ほたる君だ。土・日・祝日には1日2回登場し、記念撮影などに応じてくれるという。
◆ピーポくんTOWN
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/sikumi/pipo/pipo.htm
公共・行政機関発のPRキャラクターという意味において、ゆるキャラの源流とも言えそうなのが警視庁の「ピーポくん」だ。都民の声を幅広く聞くための耳、社会の動きをいち早く察知するためのアンテナなどがデザインの特徴だ。東京・京橋の警察博物館には人形などが飾られているという。
◆みうらじゅんpresents ゆるキャラ日本一決定戦
http://www.tv-tokyo.co.jp/yuruchara_dvd/
テレビ東京で放送されたゆるキャラ特集番組をDVD化。ゆるキャラの名付け親として知られるみうらじゅんが完全監修している。予告編などもページ内で配信中だ。また、「ゆるキャラ三カ条」もファンなら心に留め置きたい。価格は2940円。
●よい子を守るために戦う! ローカルヒーローたち
地元青年会や商店街の人々が集まって制作した手作りショー。ローカルヒーローといえばそんなイメージを誰もがお持ちだろう。しかし、非常に凝ったものも中にはあり、着メロ配信やDVD発売に至っているケースも散見される。ヒーローの世界も、ゆるキャラに負けず劣らす広いようだ。
◆地域戦隊カッセイカマン
http://www.kasseikaman.com/
長野県・下條村を拠点に活動するローカルヒーロー。不景気によって世界を征服しようとする悪の組織「フキョーダ」と戦うのが「カッセイカマン」の3人だ。武器の「センキャクバンライ・スティック」は、駐車場整理にも利用できるという。
◆小京都戦隊カモレンジャー
http://www.kamoranger.com/
「北越の小京都」と称される新潟県加茂市のローカルヒーロー。現代に復活した「カモレンジャー」は、街の「いいところ」をカードに封印してしまった悪の怪人たちと戦う。キャラクター紹介ページ、ブログなどもあわせて公開中だ。
◆白河商工会議所青年部 ダルライザー出演情報
http://www16.ocn.ne.jp/~srkwyeg1/
福島県の白河商工会議所青年部が生み出したローカルヒーロー。当地名物のだるまが名前の由来のようだ。各地のショーに顔を出すほか、今夏の衆院選では選挙啓発キャラクターも務めた。動画も掲載中。
◆岩鷲護神ハチマンタイラー
http://www.shokokai.com/hachimantai/hero/taira.html
タイラープロジェクト(八幡平市商工会青年部)によるローカルヒーロー。岩手県八幡平市の活性化が使命で、東北各地のイベントにはマメに顔を出している。名前の由来は、岩鷲山(がんじゅさん)の別名がある岩手山。
◆超神ネイガー
http://homepage1.nifty.com/nexus/neiger/
「豪石(ごうしゃく)」のかけ声とともに変身する、秋田発の地産地消ヒーロー。悪の組合長「セヤミコギ」率いるホジナシ怪人(組合員)たちと戦う。水木一郎が歌うテーマ曲CD、タイアップ食品がリリースされるなど、ローカルヒーローの枠をすでに飛び出している。
◆琉神マブヤー
http://www.mabuyer.com/
伝説の地・ニライカナイからやってきた琉神マブヤー。その出自の通り、沖縄県のヒーローだ。悪の軍団「マムジン」の首領・ハブデービルと戦う。DVD3作品、BSデジタルでのテレビ放送など、ショー以外の分野にも進出済み。
◆多摩川戦隊コマレンジャー
http://komaranger.comae.net/
東京都狛江市のローカルヒーロー。狛江市の特徴をモチーフにした5人の戦士が、悪の組織「バラカス軍団」の野望をくじく。活動資金の収集を目的に、CDや缶バッジなども販売した。
◆埼京戦隊ドテレンジャー
http://doteren.hp.infoseek.co.jp/
埼玉県戸田市の幼稚園や小学校に出没。「メンバー情報」のページで、各ヒーローのプロフィールを確認できる。巨大ロボット(?)も一応いる模様。このほかヒーローマスク制作日記を掲載するなど、手作り感溢れる構成。
◆防犯戦隊フリコマン
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/7/katsushika/furikoman/top.htm
http://www.police-ch.jp/yourtown/004/005480.php
地域振興のローカルヒーローとは異なり、振り込め詐欺防止を訴えるために東京都の葛飾警察署が考え出したキャラクター。背広姿にお面、マントという比較的お手軽(?)な出で立ちが特徴。警察発の動画を集めたポータルサイト「ポリスチャンネル」ではその動きも確かめられる。
◆未来環境防衛隊ドラゴンマン
http://www.reimu.co.jp/dragonman/presen.html
主に香川県を中心に活動するローカルヒーロー。その名称使用にあたっては、「スーパー戦隊シリーズ」を統括する東映から許諾を得ているという。環境保護などを主にアピールしている。
◆紀ノ國戦隊 紀州レンジャー
http://www.kishu-ranger.jp/
和歌山県の魅力をアピールするローカル戦隊。こちらも東映が著作権者に名前を連ねている。他のヒーローが人間の等身ほぼそのままなのに対し、紀州レンジャーは三等身程度にデフォルメされている。
◆環境戦隊ステレンジャー
http://www.you-frontier.com/ster/
同じく東映が著作権の一部を保有するローカルヒーロー。環境の大切さを子供達に訴えるのが大きな使命だ。必殺技の1つに「京都議定書」がある模様。なお演劇集団所属の若手俳優らが演じているためか、地域性は薄い。
◆ローカルヒーロー大百科
http://www.sionnet.tv/localhero/top.html
「三地直装イワシマン」(三重県)など複数のヒーローの勇姿をおさめたDVD。2008年12月発売の作品で、価格は3990円。サンプルムービーも公開中だ。また、「ヒーロー紹介」のページはリンク集にもなっている。
◆ウィキペディア ローカルヒーロー
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%92%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%BC
おなじみ「ウィキペディア」のローカルヒーロー解説ページ。各地のヒーローを一覧形式でまとめている。字面だけで笑えるキャラクター多数。
(2009/11/20)
[森田 秀一]