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NVIDIA「RTX PRO 6000」が実現する、実物大のデジタルヒューマンや高解像度で低遅延のXRヘッドセット〜株式会社アスク
コンテンツ東京2025:第1回イマーシブテクノロジーEXPO 会場レポート
2025年7月3日 12:55
「コンテンツ東京2025」の「第1回イマーシブテクノロジーEXPO」に出展した株式会社アスクのブースでは、NVIDIA RTX PRO 6000のGPUリソースを活用して、ホログラムディスプレイ装置や、XRヘッドセットを展示している。
コンテンツ東京2025は、7月2日~4日の日程で、東京ビッグサイトにて開催されている。関連する複数の展示会が同時に行われており、「ライセンシング・ジャパン」「映像・CG制作展」「クリエイターEXPO」「広告クリエイティブ・マーケティングEXPO」「コミュニケーションEXPO」のほか、今年はリアル体験に特化した五感を刺激する最新のイマーシブテクノロジー(没入型技術)が集結した「第1回イマーシブテクノロジーEXPO」が初開催となり、6つの複合展示会となった。
ホログラムで投影された実物大のデジタルヒューマンが動いて話す
ブースの目立つ場所に展示されていたのが、ホログラムディスプレイ装置「Hologram Box(H-Box)」のデモだ。
高さ2mほどのボックスの中に、人物(デジタルヒューマン)を立体的に投影して動かすものだ。製品としては、本体と、制御ボックス、スタジオセット、照明セットとで一式となり、さらにPC(ワークステーション)を組み合わせる。なお、本体重量は300kg。
展示では、来客が声で簡単な質問をするとAIで答えるところも見せていた。会社の受付やインフォメーションなどを想定しているとのことだった。
デジタルヒューマンの顔が、人の顔の向きや表情をリアルタイムでまねる
同様に、小型ホログラムディスプレイによるデジタルヒューマンに、顔トラッキングを組み合わせたものも展示されていた。
ディスプレイに付いたカメラで、前に立った人の顔ををトラッキングし、顔の向きや表情をまねるものだ。試してみたところ、こちらの顔にかなりリアルタイムに追従していた。