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定額制が急増! スマホ&テレビで楽しめる動画配信サービス
(2013/3/8 06:00)
YouTubeやニコニコ動画に投稿された短尺の作品を無料で楽しむという「ネット動画」の世界が変わりつつある。毎月1000円前後の定額料金で、映画やアニメなど大量の商業作品が見放題になるサービスが登場してきたのだ。スマートフォンや家庭用テレビへの対応も進み、サービス自体が使いやすくなっている点も見逃せない。無料体験コースなどもあるので、ぜひ一度、新世代の動画配信サービスに触れてみてほしい。
いまや台風の目!? 定額制×テレビ対応の動画配信サービス
PC向け有料動画配信サービスの歴史は意外と古い。しかし、そのほとんどはレンタルビデオ店の代替的な位置付けだった。「返却の手間が不要」「貸し出し中がなく、いつでも視聴できる」といった点がメリットとしてあるものの、PCでしか視聴できないなど視聴におけるハードルが高く、料金も決して割安ではなかった。
そういった不満を解消するかのように登場してきたのが、定額制サービスだ。割安感、作品の多さに加え、マルチデバイス対応、特に家庭用テレビで作品を見られるようになったのは大きな変化と言えるだろう。定額料金で数百タイトルが楽しめ、なおかつテレビ視聴に対応したサービスを見ていこう。
Hulu
http://www.hulu.jp/
ディズニーやニューズ・コーポレーションなど、米国の大手メディア企業が合同で立ち上げた定額制動画配信サービス。日本では2011年9月に開始した。月額980円で、ハリウッド作品をはじめとした映画1000本以上が見放題となる。Hulu標準対応のテレビはパナソニックやソニー、LGなどが発売中。据置型ゲーム機やスマートフォンから視聴する場合でも追加コストはかからない。
U-NEXT
http://p.unext.jp/
月額1990円の定額制動画配信サービス。PPV(ペイ・パー・ビュー)作品視聴に必要なポイント630円分が毎月もらえるのも特徴。対応テレビはソニー、シャープ、日立、パナソニックなどから発売されている。なお、スマートフォンからの視聴には「Twonkey Beam」アプリを使う。
バンダイチャンネル テレビ向け配信サービス
http://www.b-ch.com/contents/feat_actvila/
月額1050円の定額料金で、「機動戦士ガンダム」シリーズをはじめとしたアニメ作品500タイトル以上が見放題になるサービスだが、これがついにテレビにも対応した。視聴にはアクトビラ ビデオ・フル対応のテレビが必要。なお、従来通りPCやスマートフォンでも視聴できる。
NHKオンデマンド
https://www.nhk-ondemand.jp/
テレビ番組をネット向けに有料再配信するサービスを国内でいち早く実現したのがNHKだ。月額945円の「見逃し見放題パック」では約2週間分、600本程度の作品を常時見返すことができる。月額945円の「特選見放題パック」では、NHKアーカイブスから、名作ドラマやNHKスペシャルなどのドキュメンタリーなど4000本が見放題になる。ネット対応テレビがあれば、アクトビラ、ひかりTV、auひかりTV、J:COM オン デマンドなどからテレビ視聴も可能。
WOWOWメンバーズオンデマンド
http://www.wowow.co.jp/mod/
有料BSチャンネル「WOWOW」の加入者(月額2415円)向けサービス。PC/スマートフォンから利用でき、スポーツ生中継、見逃し視聴、ライブラリ(厳選番組の再放送)の合計3形態で番組を楽しめる。追加の視聴料金は不要。1契約あたり最大3台まで、端末をサービス用に登録可能。
dマーケットVIDEOストア(dビデオ)
http://pr.video.dmkt-sp.jp/
定額制動画サービスが注目されるようになったきっかけは色々あるが、国内の携帯電話会社が次々に参入したことも大きいだろう。NTTドコモによるこちらのサービスは、月額525円で7000タイトル見放題(電話料金などが別途必要)。視聴にあたっては、原則としてドコモ製スマートフォンが必要となるが、「dstick 01」を使えば家庭用テレビでも楽しめる。
ビデオパス
http://www.videopass.jp/
au(KDDI)による定額制動画配信サービス。料金は月額590円。同社のアプリ取り放題サービス「auスマートパス」(月額390円)のオプション的な位置付けとなっている。2月19日からは別売りアダプター「Smart TV Stick」を用いたテレビ向けサービスもスタートした。
UULA
https://mb.softbank.jp/mb/service/uula/
ソフトバンク携帯電話利用者向けの動画配信サービス。月額490円の定額オプション料金で約6万コンテンツを楽しめるとしている。テレビで視聴したい場合は別売りの「SoftBank SmartTV」が必要。
見たい分だけ! マルチデバイス対応動画配信サービス
続いては、見たい作品だけを単体で購入(レンタル)できるサービスを見ていこう。近年はこれらのサイトも、PC、テレビ、スマートフォンへの対応を加速させている。また、3日~1週間程度の期間限定レンタルでなく、視聴期間無期限の“買い切り”ができる例も増えている。視聴スタイルに合わせて選んでみよう。
TSUTAYA TV
http://tsutaya-tv.jp/
書店・レンタルビデオ店としておなじみのツタヤグループが運営。TSUTAYA TV対応のテレビが国内家電メーカー各社から発売中だが、PCやAndroid端末からも動画を視聴できる。1本単位でのレンタルのほか、月額980円で映画が20本まで見られる定額プランもある。
T's TV
http://t-s.tv/
シャープ、東芝、ソニー、日立、パナソニック製の一部テレビから利用可能なオンデマンド型ビデオ配信サービス。TSUTAYA TV同様、セットトップボックス不要で利用できる。ただし、PCや携帯電話向けの配信には非対応。
アクトビラ
http://actvila.jp/
国内メーカー製家庭用テレビにほぼ標準採用されている、オンデマンド型のビデオ配信サービス。最近は、PC/スマートフォン向けの動画配信サービスを手がける企業が、アクトビラのプラットフォームを一部使用するかたちで、テレビ向け動画配信を行う例が多い。前述のNHKオンデマンドやバンダイチャンネルがまさにそれ。なお、アクトビラに登録された有料動画を、PCやスマートフォンで見ることは今のところできない。
DMM.com
http://www.dmm.com/
http://www.dmm.com/tv/help_html/=/ch_navi=/
郵便を使ったDVDレンタルに加え、ネットを使ったPC/スマートフォン向け動画配信サービスも手がける。ソニー製テレビ「ブラビア」およびアクトビラ対応テレビからの視聴も可能だ。
もっとTV
http://www.mottotv.jp/
NHKや民放テレビ局が主体となって実施する、テレビ向けのオンデマンド型ビデオ配信サービス(ちなみに、アクトビラ運営元の株主は家電メーカーが大半)。PCからの作品検索などはできないものの、Androidスマートフォンからの作品視聴が可能。
Video Unlimited
http://www.sonyentertainmentnetwork.com/jp-ja/video-unlimited/
http://jp.support.sonyentertainmentnetwork.com/app/faqs/p/34/c/125
ソニーが展開中の映像配信サービス。同社製のテレビ、スマートフォン、ゲーム機のほか、Windowsでも専用ソフト「Media Go」を使うことで利用できる。各作品は単品購入が基本。定額で音楽聴き放題の「Music Unlimited」とは、名前が似ているものの方向性が若干異なる。
ひかりTV
http://www.hikaritv.net/
NTT東西のフレッツ光回線限定で利用可能な映像配信サービス。基本的には、セットトップボックスを用いたテレビ向けサービスだが、iOS/Androidからもオンデマンド作品の視聴が可能。一方で、PC向けの配信は行われていない。
J:COM オン デマンド
http://www.myjcom.jp/tv/vod.html
http://xvie.jcom.co.jp/
ケーブルテレビ大手のJ:COM(ジュピターテレコム)では通常の放送サービスとともに、オンデマンドでの有料動画配信を行っている。月額980円の「メガパック」を追加契約すれば約4800本の作品が見放題となる。スマートフォンやタブレットからも「Xvie(クロスヴィ)」というサービスを利用すれば、見放題番組が楽しめる。
スカパー!オンデマンド
http://vod.skyperfectv.co.jp/
衛星放送のスカパーが手がける、ネット向け動画配信サービス。スマートフォンやタブレットからも視聴できる。スカパー!オンデマンド単独契約可能だが、放送サービス加入者には割引特典が用意されている。なお、料金設定や定額プランの有無はチャンネルによって異なる。
ニコニコチャンネル
http://ch.nicovideo.jp/
http://info.nicovideo.jp/nicotv/
一般ユーザーによる動画投稿・生放送などで知られるニコニコ動画だが、最近は商業作品の有料配信もしっかり行っている。視聴料金は長編映画1本の2日間視聴で400円、無期限視聴で2000円ほど。字幕コメントをつけることもできる。家庭用テレビへの対応も始まりつつある。
YouTube 映画
http://www.youtube.com/user/YouTubeMoviesJP
https://play.google.com/store/movies?feature=corpus_selector
YouTubeでも有料の映画配信サービスを展開中。購入履歴がGoogle アカウント単位で管理されているためか、Androidの「Google Play」経由でも一度購入した作品を視聴できるようだ。
GyaO!
http://gyao.yahoo.co.jp/
http://gyao.yahoo.co.jp/smartphone/promo/
大手ポータルサイト「Yahoo! JAPAN」が展開する動画配信サイト。無料作品を豊富に用意する一方で、有料配信を行っているのが特徴。PCおよびスマートフォンからも視聴できる。
テレビドガッチ
http://dogatch.jp/
首都圏の民放テレビ局が共同展開する動画配信サイト。視聴には原則としてPCが必要だが、NTTドコモのフィーチャーフォン、あるいはFlash対応のAndroidスマートフォンでも動画を楽しめる。
ワーナー・オンデマンド
http://wod.jp/
映画配給大手がみずから手がける動画配信サイト。他社の邦画やアニメもラインナップされている。PC、ドコモ携帯電話(フィーチャーフォン)、Androidスマートフォンからの視聴に対応する。また、レンタル/セル(無期限視聴)いずれの方法でも作品の購入が可能。
GAGAシアター
http://www.gaga-theaters.jp/
こちらも映画配給会社による動画配信サービス。PCとスマートフォンに対応しているので、自宅で見た作品の続きを外出先で楽しむといった用途も可能。ただし、テレビには非対応となっている。
フジテレビオンデマンド
http://fod.fujitv.co.jp/s/
フジテレビで放送されたドラマやバラエティ番組をPC向けに配信。一部作品はスマートフォンからも視聴できる。あらかじめ指定されたドラマやバラエティが見放題となる「パスポート」コースは月額1050円。
日テレオンデマンド
http://vod.ntv.co.jp/top/
PCおよびスマートフォン向けにサービスを展開中。現在放送中の新作ドラマでも、その大半が放映直後から有料で視聴できる。また、各シリーズ作品ごとに設定された「見逃しパック」を購入すると、全話を割安価格で視聴可能。
東映アニメオンデマンド
http://taod.jp/
アニメ配信サイト「東映アニメBBプレミアム」「アニメジャン」の統合によって誕生した新サービス。作品単位でのレンタル視聴に加え、月額998円で約300話分のエピソードが見放題になる定額プランもある。PC/スマートフォンからの視聴が可能。
iTunes
https://www.apple.com/jp/itunes/
iPhoneやiPadで商業映画作品を楽しむには、iTunesの利用が便利だ。「Apple TV」を別途用意すれば、テレビでの視聴も可能となる。レンタルでの提供が中心だが、セル扱い(無期限視聴)の作品も少なからずある。
Xbox Video ストア
http://marketplace.xbox.com/ja-JP/Video
http://www.xbox.com/ja-JP/windows/video
その名の通り、家庭用ゲーム機「Xbox 360」向けの動画配信ストアだが、Windows 8の「ビデオ」アプリからも利用可能。ダウンロード購入した作品については、Windows Phoneとの同期もできるという。