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ブログやパワポに彩りをプラス! 無料で使える写真素材&クリップアート
(2016/5/27 06:00)
仕事用の資料をようやく書き上げた! だけど、文字ばっかりでどこか無機質……。そんな時は無料の素材集サイトを頼ってみよう。本文の内容に合わせて写真やクリップアートを挿入すれば、アイキャッチ効果が高まり、説得力もグッと増す。ブログやまとめサイトの作成に興味がある人も是非ご一読を。
なお、無料で配布されているからといって、それらの素材をすべて自由に使っていいというわけではない。使用範囲や用途・目的の制限、権利者表記が必要かどうかなど、利用にあたっては各サービスの利用規約や使用条件などを必ず確認のこと。
自力では到底撮れない写真を使える! ストックフォト
例えば観光誘致の話題をブログに書くとする。白いパラソルの広がるビーチリゾートの写真を載せれば読者の目を惹くだろうが、そんな写真を撮る予算も時間もない。そこで使われるのが「ストックフォト」「素材集」などと呼ばれる一連のサービスだ。「商用利用不可」「権利者表記必須」といった具合に利用規約が定められているのが普通だが、制限事項が極めて少ない無料ストックフォトも相当数ある。
写真AC
http://www.photo-ac.com/
会員数180万人超を謳う素材サイト。メールアドレスとパスワードを登録すれば「人物」「生き物」「自然・風景」など、さまざまなジャンルの写真を無料でダウンロードでき、これを企画書やウェブサイトに載せられる。他のサイトと同様、禁止されている用途もあるので、詳しくはヘルプを参照のこと。
写真素材 足成
http://www.ashinari.com/
個人・商用の別を問わず、すべての写真素材を無料で利用可能。権利者表記の義務などもない。素材を登録しているのは主にアマチュアの写真家。作家別に写真を探すこともできる。
Pixabay
https://pixabay.com/ja/
ドイツの企業による素材集。多言語対応となっており、日本人でも比較的使いやすい。すべての素材がクリエイティブ・コモンズのCC0ライセンスのもとで公開されており、商用利用時でもロイヤリティフリー。
pro.foto
https://pro.foto.ne.jp/
https://blog.foto.ne.jp/
プロの写真家による作品だけを集めた素材集。ダウンロードにあたって事前の会員登録は不要だ。姉妹サイトがいくつかあり、ブログ掲載用写真が欲しい時は「blog.foto」を活用しよう。
フォトマルシェ
http://photomarche.net/
無料会員制の写真素材集。約3000点の作品が登録されており、そのすべてがプロ写真家の撮影によるものという。また、各素材はウェブサイトや広告、書籍などに幅広く使える。権利者表記も不要。
金沢旅物語 写真&映像素材ダウンロードについて
http://www.kanazawa-kankoukyoukai.or.jp/movphoto/
金沢市観光協会による特設サイト。観光案内などと並んで、市内の名所をとらえた写真素材が広く公開されている。金沢市の観光PR目的であれば、「写真提供:金沢市」のクレジット表記だけで利用できる(恐らくは、旅行商品のカタログなどでの利用が中心だろう)。こういった特定目的での素材提供は、ジャンルが違えどもさまざまな形で増えていきそうだ。
Luff&Piece
http://luffandpiece.com/
東京・六本木のフォトスタジオが運営する、人物写真特化型のストックフォトサイト。テレフォンアポインターの仕事風景、結婚式のひとコマ、合コンなど多様な写真をそろえる。写真のトリミングは原則自由だが、モデルの顔部分に対する加工は不可とされている。アダルト系サイトでの利用も禁止。
ビジトリーフォト
http://busitry-photo.info/
フリーではなかなか見つけづらいという、日本人女性モデルの写真素材を特に重視したサイト。公開されている素材については、ウェブ媒体以外での利用が明確に禁止されているので注意。
ぱくたそ
https://www.pakutaso.com/
8500枚超の写真素材を無料公開中。個人運営のサイトながら、寄せられた写真を1枚1枚人力で選別し、クオリティを確保しているという。また、各種コラボレーション企画にも注目。モデル、バイオリン奏者、整骨院などと協力し、多様な素材を提供している。ボディビルダーの肉体美写真も。
PHOTO STOCKER
http://photo.v-colors.com/
こちらも個人運営ベースの素材集。植物、風景、街並みなどのラインナップが中心となっている。会員登録不要なので気軽にダウンロードできる。
フォトック
http://www.photock.jp/
個人運営ベースの無料素材集。風景写真に力を入れており、将来的には日本全国をカバーしたいという。 「記念碑・銅像・彫刻」のカテゴリーには、仙台の伊達政宗像や札幌のクラーク博士像も。
クリエイティブ・コモンズ・ライセンスとは
https://creativecommons.jp/licenses/
インターネット上で公開される写真やイラストを、自分のブログなどで引用・転載したい場合に知っておきたいのが「クリエイティブ・コモンズ(CC)」という概念だ。文章・写真・絵などの作者は著作物ごとにCCライセンスを明示しておき、第三者はそのライセンスの範囲内で利用できる。
モデルリリース、プロパティリリースとは何ですか?(PIXTA)
https://pixta.jp/faq/?p=221
後述する有料素材集「PIXTA」内のヘルプ記事。写真には「肖像権」が存在し、モデル本人はもちろん、建築物・美術品などはその所有者が、被写体として許諾を出さなければ、第三者利用は制限される。商用の素材集であれば、この「モデルリリース」ないし「プロパティリリース」をおおむね取得しているが、当然例外もある。基礎知識として覚えておこう。
NAVERまとめ
http://matome.naver.jp/
ストックフォトの活用先として、多くの方が思い出すのは「まとめサイト」ではないだろうか? だが、そもそも「NAVERまとめ」では 、文章編集画面に画像の検索・挿入機能が統合されている。大手の素材集サイトや通販サイトの画像も利用できるため、それほど事前準備をしなくても済む。
AFPBB News ブログ転載サービス
http://www.afpbb.com/list/info/bloghelp/
「ニュース写真を自分のブログで使いたい」という時には、こんなものもある。国際的な報道機関として知られるAFP通信のニュース写真を、著作権侵害の心配なく安心してブログへ転載できる。対象は、「AFPBB News」内で「ブログに転載」ボタンが表示される記事。また、正式提携する国内主要ブログサービスでのみ、本機能を利用できる。
イラスト&アイコンでプレゼン資料をパワーアップ!
続いては、イラスト(クリップアート)系の素材集を見ていこう。これらが真価を発揮するのは、プレゼン資料の作成時。文章にちょっとした彩りを加えたり、フローチャートを作ったりと、応用範囲も広い。お気に入りのサイトがあったらブックマークしておこう。
クリップアートファクトリー
http://www.printout.jp/clipart/
リコー運営。WMF/EPS形式で各種のクリップアートを無料公開している。営利・非営利を問わず使用可能。具体的な用例として、企画書や広告物への使用が挙げられている。一方、不特定多数の第三者への配布などは禁止されている。規約の範囲内で使用しよう。なお、素材ダウンロードにあたっての会員登録は不要。
BB-WAVE クリップアートテーマ一覧
https://bb-wave.biglobe.ne.jp/ppt/clip_index.html
プロバイダー「BIGLOBE」によるビジネス情報サイト。仕事効率化コンテンツを各種提供する中で、クリップアート集をラインナップ。国旗、人物シルエットなどの素材が無料かつ会員登録不要でダウンロードできる。
WISDOM プレゼン素材・クリップアート
https://www.blwisdom.com/useful/pptclipart.html
NECのビジネス情報サイト「WISDOM」の無料会員特典として提供中。季節や人物のイラストに加え、吹き出し型アイコンなども。
bizocean 書式の王様
http://www.bizocean.jp/doc/
Microsoft Office用のテンプレートと並んで、各種クリップアートを公開している。会員登録をすれば無料でダウンロード可能。メニューから「クリップアート」「イラスト・画像素材」を辿るか、あるいはフリーワードで検索すると簡単に探せる。
日本郵便 フリーイラスト集
https://www.post.japanpost.jp/life/amusement/downloads/
葉書やダイレクトメールをPCで作る時に便利なイラスト素材をそろえる。会員登録不要で無料ダウンロード可能。目的のイラストやデザイン文字を探して、ブラウザーの右クリックメニューから保存しよう。法人の利用条件がやや特殊なので、詳しくは規約ページを参照してほしい。
イラストAC
http://www.ac-illust.com/
前述の「写真AC」の姉妹サイト。タイトルの通り、イラストを専門的に扱う。JPEG/AI/EPS/PNGの4種類のファイルフォーマットに対応する。素材の人気度を制作者別にチェックすることも可能だ。
Digipot
http://www.digipot.net/
個人ベースで運営されているビジネス素材集サイト。PowerPoint用テンプレートのほかに、クリップアートも豊富。画像素材の形式は主にPNG。新作も頻繁に追加されている。
Retrofan
http://www.retro-fan.com/
ちょっとレトロな雰囲気の素材集。資料のアクセントとしてはもちろん、PowerPointのページ背景画像に使えそうなものも多い。
icooon-mono
http://icooon-mono.com/
モノトーンのオリジナルアイコンばかりを公開中。本、レシート、葉っぱ、ワイン、帽子などなど、数も非常に多い。フリーワード検索を使って上手く探そう。
ICON HOIHOI
http://iconhoihoi.oops.jp/
完全無料・加工可・掲載サイト内容不問を謳う。その名の通りアイコン画像を得意とし、また、各素材とも複数のサイズを用意している。貼り付け位置に応じてチョイスしたい。
NHKクリエイティブ・ライブラリー
http://www1.nhk.or.jp/creative/
少々余談となるが、素材集は何も写真やイラストだけに限らない。例えば動画だ。NHKの「クリエイティブ・ライブラリー」では、ニュース番組などで使われた映像を一部切り出し、非商用の範囲であれば無料かつ自由に利用できるよう、公開している。
YouTube オーディオ ライブラリ
https://www.youtube.com/audiolibrary/music
こちらは汎用の音楽ライブラリ。YouTubeにアップロードする動画のBGMなどとして、無料で使える。動画さえ撮れれば、音楽の専門知識は不要という訳だ。ただ、シーンのイメージに合った音楽を探すのはなかなか大変。映画監督の苦労がちょっと体験できるかも?
有料素材集ならさらに充実!
最後に、有料の素材集も紹介しておこう。商業ベースとあって流石に素材数が多く、検索機能も充実している。また、高精細画像については有料素材集の独壇場とも言える。どのサービスも基本的には素材を単品購入できるが、割安な定額プランが設定されているケースも多い。
満タンWEB
http://www.dex.ne.jp/mantan/
CD-ROM素材集「具満タン」(現在は販売を終了)のウェブ版にあたる。写真やイラストを1点あたり数千円で販売中。約10万点の素材を使える定額制サービスは年額4万円から。
テンプレートBANK
http://www.templatebank.com/
名刺・葉書用テンプレートの販売がメインだが、写真とイラストも提供中。入会金400円・月会費400円の「ゴールド会員」に登録すると、ほとんどの素材を個数制限なくダウンロードできる。
iStock
http://www.istockphoto.com/jp
写真ライセンス業大手のゲッティイメージズによるサービス。人物、自然、料理、医学などさまざまなジャンルの画像をストックし、販売している。安いもので1点あたり数千円。割安な「定額使用」のプランは月額4000円から。
アマナイメージズ 写真素材・イラスト素材
http://amanaimages.com/photo/
http://amanaimages.com/lp/safe-secure/rights/
ストックフォト販売大手。利用期間・回数などが制限される「ライツマネージド(RM)」、一度購入した後は利用制限のない「ロイヤリティフリー(RF)」どちらの素材も取り扱っている。福井健策弁護士監修のコラムでは、画像を安全に利用するための基礎知識を学べる。
アフロ
http://www.aflo.com/
こちらもストックフォト販売で著名なサイト。テレビや雑誌の制作者表記で「アフロ」の名前を見かけた方も多いのでは? サイトには有名芸能人などの写真もあり、主に報道機関向けに販売されている。一般的な風景の写真なども購入可能。
PIXTA
https://pixta.jp/
一度購入すればあとはロイヤリティフリーの写真素材を販売。毎日25点まで素材をダウンロードできる定額プランは30日3万7800円から。
imagenavi
http://imagenavi.jp/
http://yourstock.jp/
写真、イラストに加え、地図や芸術・芸能関係の素材もラインナップする。他のサービス同様、利用する写真の精細度(解像度)によって料金が変わる。定額制プランを探している場合は姉妹サイトの「YOURSTOCK」をチェックしてみよう。
フォトライブラリー
https://www.photolibrary.jp/
ロイヤリティフリー素材の販売サイト。「投稿型」を謳っており、プロ・アマ問わずさまざまな写真家が作品を登録・販売している。最安素材は1点100円から。
Adobe Stock
https://stock.adobe.com/jp/
PhotoshopやIllustratorで知られるアドビでもストックフォトのサービスを展開中。画像を毎月10点までダウンロードできるプランは月額5980円から。年額プラン契約者には初月無料のキャンペーンが適用される。