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ないと不便すぎて死んじゃう! 僕たち・私たちが大好きなコンビニ
(2015/5/29 06:00)
手ぶらで出かけ、目的地に着いてから食料を買う。深夜にどうしてもお金を引き出したい。通販の荷物を自宅以外の場所で受け取れないか──。今でこそ当たり前の生活習慣を、影で支えているのがコンビニエンスストアである。
コンビニの魅力は、常に身近にありながら、それでいて新しいものを提供し続けていることに尽きる。最近のコンビニはどう進化したのか。そして今後どうなっていくのか? 詳しく見ていこう。
主要コンビニを改めてチェック!
まずは基本の確認として、主要コンビニの公式ウェブサイトをご紹介する。各社とも独自の販売戦略を掲げており、見比べるだけでも相当面白い。なお、コンビニは意外と地域性が強く、旅行先で全く見知らぬチェーンに出会えたりもする。そういった視点でも楽しんでみよう。
セブン-イレブン
http://www.sej.co.jp/
http://www.sej.co.jp/products/trivia/
国内店舗数1万7000を超える最大手コンビニチェーン。6月には青森、10月には鳥取へ進出予定で、残る未出店エリアは沖縄のみ。自社系である「nanaco」のほか、Edyや交通系など各種電子マネー決済に対応。また、店頭では、通販サイト「セブンネットショッピング」で注文した商品の受け取りもできる。公式サイトの豆知識コーナーには「セブン-イレブンは昔、氷屋だった」といった話題も。
ローソン
http://www.lawson.co.jp/
店舗数約1万2000、全47都道府県に出店。店頭では「Ponta」ポイントが貯まる。近年展開している「ナチュラルローソン」は、運営コンセプトに「美しく健康で快適なライフスタイル」を掲げており、通路幅やトイレにはバリアフリーの概念を持ち込んでいる。ちなみに、シネコンの「ユナイテッド・シネマ」はローソンの連結子会社。
ファミリーマート
http://www.family.co.jp/
47都道府県すべてに出店し、店舗数は約1万1000店。2010年に「am/pm」を統合したことも記憶に新しい。買い物ごとにポイントが貯まる「Tカード」を導入しているが、2014年からは「ファミランク」のシステムを追加。1カ月あたりの買い物額に応じて、翌月のポイント取得率が上下する仕組みになった。
サークルKサンクス
http://www.circleksunkus.jp/
「サークルK」約3500店、「サンクス」約2000店の2ブランドを展開。愛知県稲沢市に本部のあるユニーグループ・ホールディングスの系列企業にあたる。2014年10月からは共通ポイント「Rポイント」を導入。楽天の通販で貯まったポイントをサークルKとサンクスの店頭でも使えるようになった。
ミニストップ
http://www.ministop.co.jp/
イオングループのコンビニで、国内店舗数は2000店超。かねてよりイートイン席を設けていたり、アイスなどの店内加工ファストフードに注力しているが、これは「コンボストアの推進」という理念に基づくものという。店頭では、WAON以外に交通系やEdyなどの電子マネーも使える。
デイリーヤマザキ
http://www.daily-yamazaki.jp/
山崎製パン傘下のコンビニで、店舗数は約1600店。強みは「デイリーホット」と呼ばれる店内調理品。トラック配送ではない、焼きたてパンなどを味わえる。
セイコーマート
http://www.seicomart.co.jp/
札幌市に本社のあるコンビニチェーン。第1号店のオープンは1971年で、これはセブン-イレブンの1974年よりも早い。全1158店舗のうち1060店が北海道で営業。他には茨城で85店、埼玉に13店。「セイコーマートクラブカード」という独自のポイントカードを発行している。
ポプラ
https://www.poplar-cvs.co.jp/
広島市に本社を構えるコンビニチェーン。店舗数約600店のうち、東京・広島・福岡の各都県で100店前後の出店を行っている。なお、「生活彩家」「くらしハウス」「スリーエイト」もグループ店舗にあたる。ポイントサービスとして「Rポイント」を導入している。
ココストア
http://www.cocostore.jp/
「ココストア」という共通の店舗名を使いつつも、国内4ブロックでそれぞれ運営会社が異なるという独特のチェーン体制を敷く。このうち東北・関東・沖縄の店舗数は283店(2014年5月現在)。
セーブオン
http://www.saveon.co.jp/
群馬県前橋市を本拠とする「ベイシア」系列のコンビニチェーンで、ホームセンターの「カインズ」と同じ企業グループにあたる。群馬・新潟・埼玉・栃木・茨城・千葉・長野・山形・福島で約600店を展開する。
コミュニティ・ストア
http://www.c-store.co.jp/
国内大手の食品卸売業者であり、「K&K」ブランドの缶詰などでも知られる国分のグループ企業が展開するコンビニチェーン。店舗数は約600店。一部の店舗ではデリバリーサービスを実施。電話1本で配達してくれるという。
スリーエフ
http://www.three-f.co.jp/
神奈川県内261店舗を筆頭に、東京・千葉・埼玉の4都県で約560店舗を展開する。「フジ」「デリド」などのスーパーを運営する富士シティオのグループ会社にあたる。2014年8月には店内抽出コーヒーの販売体制を全店で整えた。
NewDays
http://www.j-retail.jp/brand/newdays/
JR東日本の駅構内で主に営業するチェーン。店舗数は約500店。店舗デザイン一新のため、2014年12月から順次、看板の改装などが行われた。運営会社はJR東日本リテールネットで、駅売店のキオスクも同社グループに属する。
あのコンビニ限定?! あんなサービス&こんな製品
続いては、コンビニ各社のトピックをアトランダムにご紹介していこう。限定品あり、新業態あり、新手のサービスあり……。気になるものをドンドン試してみよう。
セブンカフェ ドーナツ
http://www.sej.co.jp/products/donut.html
唐揚げやフランクフルトなど、いわゆる“ホットスナック”はレジ横の定番アイテムだが、そこにドーナツが加わりつつある。セブン-イレブンで導入が始まったのは2014年後半から。価格も「チョコオールドファッション」税込100円とお手ごろだ。なお、取扱店舗は順次拡大中。公式サイトのウェブサイトから導入済み店舗の絞り込んで検索できる。
ローソン ドーナツ
http://www.lawson.co.jp/recommend/static/donut100/
http://machicafe.lawson.jp/menu/rainforest/
セブン-イレブンの“レジ横ドーナツ”に追従したのがローソンだ。価格はやはり1個100円前後。ボックスでのまとめ買いにも対応する。なお、3月には店頭抽出の「マチカフェ」コーヒーを一新した。
ファミマカフェ ドーナツ
https://www.family.co.jp/goods/donut/
ファミリーマートのドーナツ戦略は、レジ横型ではなく、包装型のパンやスイーツの延長線上にあるという。現在のラインナップは全12種類で、価格は1個108~120円(税込)。
サークルKサンクス 新型コーヒーマシン導入
http://www.circleksunkus.jp/file.jsp?id=24549
サークルKとサンクスの店頭コーヒーは、コーヒー豆を凝縮したカートリッジによる方式だったが、3月から順次リニューアルを開始。その場で豆を挽き、さらにミルク系コーヒーにも対応できるようになった。全店導入完了は2016年2月ごろとなる見込み。
ファミリーマート 店舗検索
http://www.family.co.jp/tenpo/
各コンビニの公式サイトでは店舗検索サービスを提供するのがごく一般的。ただし、その使い勝手は結構違う。ファミリーマートの特徴は、検索条件に「イートイン(スペース)」の有無を加えられること。特に都内などで、喫茶店に寄るほどではないがちょっと休憩したい場合に役立つはずだ。
セブンミール
http://www.sej.co.jp/services/meal.html
http://www.7meal.jp/
各地域のセブン-イレブン店舗から客の自宅まで食事を宅配してくれるサービス。「日替わり弁当」は1食510円(税込)から。届けてもらいたい日の前日午前10時30分が注文締切。なお、食事を店頭で受け取ったり、食事以外の商品を合わせて届けてもらうことも可能。
ローソンとSGホールディングスが業務提携
http://www.lawson.co.jp/company/news/102885/
コンビニによる個人宅配サービスについてはローソンも動き出している。佐川急便との間では“御用聞き”サービスの開始に向けて提携。佐川急便扱いの荷物や、ローソン取り扱い商品の配達などを実現したいという。
カルビー 最新情報
http://www.calbee.co.jp/news/
食品メーカーによる「コンビニ限定商品」は、販売戦略としてすでにおなじみのものとなっている。例えばポテトチップスのカルビーでは5月から6月下旬の1カ月限定で「Deepo ホットスパイシーチーズ味」を投入する。
山芳製菓 ニュース&リリース
https://www.8044.jp/yamayoshi/04_news/
「わさビーフ」で知られる山芳製菓の新製品情報ページ。コンビニ限定商品も多数あり、例えば4月には温泉たまご味、5月にはとり唐レモン風味を発売した。
エースコック (コンビニ限定)スーパーカップ1.5倍 ブタキムラーメン
http://www.acecook.co.jp/products/detail.php?id=211
食べ応え抜群の「スーパーカップ」シリーズ。販路限定のない「豚キムチ味」とは別に、こちらのコンビニ限定「ブタキムラーメン」がラインナップされている。
「ジョージア×ガンダム」コラボプレゼントキャンペーン
http://www.gundam.info/topic/12935
缶コーヒー「ジョージア」と人気アニメのコラボ企画。コンビニ限定販売の「ジョージア 贅沢生クリームのカフェオレ」(ペットボトル)に付いているQRコードを使うと、スマートフォン壁紙が貰える。7月19日まで。
スターバックス コーヒー ジャパン コンビニ商品
http://www.starbucks.co.jp/beverage/rtd/
スターバックスの世界感を手軽に楽しめる製品。一部製品はスーパー向けにも出荷している。現時点ではスターバックス ディスカバリーズの「アイスバニララテ」「抹茶ラテ WITH ホワイトチョコレート」がコンビニ限定。
伊藤園 TULLY’S COFFEE BARISTA’S LATTE SUGARLESS
http://www.itoen.co.jp/news/detail/id=24378
伊藤園傘下のコーヒーチェーンであるタリーズのブランドを冠した製品。コンビニ限定で全国販売される。
キリンビール グランドキリン
http://www.kirin.co.jp/products/beer/grandkirin/
コンビニ限定品として2012年に販売を開始したビールブランド。1瓶あたりの麦芽使用料の多さが特徴という。当初はセブン-イレブン限定で、その後はローソン限定の「マイルドリッチ」を投入(現在は販売終了)するなど、さまざまな販売戦略がとられている。
サントリー ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム
http://www.suntory.co.jp/beer/mastersdream/
http://www.suntory.co.jp/news/2015/12249.html
高級ビールの販路戦略は実にバリエーション豊かだ。サントリーの「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム」瓶版は、3月の販売開始時点でコンビニ限定。ただし、樽版は料飲店で楽しめるようにし、さらに中元期には全国各業態に向けて出荷する。
サッポロビール 百人のキセキ 魅惑の黄金エール
http://www.sapporobeer.jp/product/sapporo/hyakuninnokisekimiwaku/
5月19日に販売を開始したばかりのコンビニ限定ビール。ソーシャルメディアなどを活用して製品作りを行う「百人のキセキ」プロジェクトの第4弾にあたる。
NewDays セルフレジの使い方講座
http://www.j-retail.jp/brand/newdays/kessai/self_regi.html
JR東日本のNewDaysでは、一部の店舗にセルフレジを用意している。決済は電子マネーのSuica限定となる。新聞購入時はタッチパネルで紙名選択する必要があるが、その他の商品は基本的にバーコードを読み取らせるだけでOKだ。
ファミリーマート 電気自動車(EV・PHEV)用急速充電器
http://www.family.co.jp/services/batterycharger/
http://www.family.co.jp/services/carshare/
郊外型の一部店舗を中心に、電気自動車用充電器の設置が進められている。また東京・埼玉の5店舗では、カーシェアリングも実施している。
セブン-イレブン クリーニング倶楽部
http://www.sej.co.jp/services/cleaning.html
都内23区の一部店舗(約200店)で実施中のクリーニング取次サービス。会員登録時に支給される専用バッグにクリーニング品を入れ、店頭のボックスへ預ける。受け取りは24時間OK。価格はワイシャツ(ハンガー仕上げ)1着で237円。
ミニストップ コンビニクリーニング
http://www.ministop.co.jp/service/cleaning/
http://www.family.co.jp/services/cleaning/
コンビニ店頭のクリーニングサービスは、他にもミニストップやファミリーマートが手がけている。専用バッグに洗濯物を入れ、店頭のボックスに預けるという手順はほぼ共通。
新業態「cisca」について(ミニストップ公式ブログ)
http://www.ministop.co.jp/officialblog/category/cisca/
ミニストップの新業態であり、2014年後半から実験的に出店されている。現在は東京の日本橋・神田界隈の2店舗のみ。デリカテッセンとグロッサリーの要素を融合させたという。神田多町店では15時以降にビールも販売中。
K's CAFE
http://www.circleksunkus.jp/cafe/
http://circlekshikoku.jp/kscafe/index.html
サークルKサンクスの新業態店。コンビニと本格的なカフェを併設するタイプの店のようで、都内にはまだ「サンクス晴海フロント店」の1つしかない。神奈川、愛知のほか、四国でも数店が営業している。
gooz(グーツ)
http://www.three-f.co.jp/company/gooz/
神奈川県を本拠とするスリーエフの別業態。2004年から運営されている。「インストアファストフード強化型」の店舗と称しており、店内調理品を数多くそろえる。2015年2月には横浜・みなとみらい店がオープンした。
ファミマ!!
http://www.famima.jp/
ファミリーマートの別ブランド。主に大型のオフィスビルや商業施設内に出店している。通常のファミリーマートよりもオリジナル商品が多く、店内注文式コーヒーの値段も異なる。店舗の歴史は意外と古く、2004年にまで遡るという。
デイリーヤマザキの特徴
http://www.daily-yamazaki.jp/jn/merit.html
デイリーヤマザキ店舗のフランチャイズを検討している人向けのページ。こちらによると、同チェーンの目玉である「デイリーホット」システムは厨房面積に応じて2種類がある。ここまで知りたくなれば、もう立派なマニアだ?!
日経トレンディ コンビニ研究所
http://trendy.nikkeibp.co.jp/life/convlab/
トレンド情報誌「日経トレンディ」ウェブ版の特集コーナー。ホットスナック食べ比べ、注目の新製品、著名人インタビューなど多数の記事を掲載する。コンビニ業界動向についても詳しい。
えん食べ コンビニ
http://entabe.jp/news/convenience-store-food
グルメニュースサイト「えん食べ」内のコンビニ特集コーナー。新商品情報を中心に、実食レポートなども掲載する。別ページではファストフード店にまつわるニュースなども読める。
流通ジャーナル
http://www.ryutsu-j.co.jp/
チェーンストアの最新動向を伝える「日刊流通ジャーナル」のウェブサイト。紙面の記事を一部掲載しており、コンビニの話題も多数。エンタメ系のサイトとは方向性が異なるため、売上目標などがガッツリ書かれている。