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IPA、「情報セキュリティ10大脅威 2025」の個人編ハンドブックなど、実践や勉強に役立つ資料を公開

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は7月24日、「情報セキュリティ10大脅威 2025」の個人編ハンドブックなどを公開した。

 「情報セキュリティ10大脅威 2025」は、2024年に発生した社会的に影響が大きいと考えられるセキュリティ事案を、情報セキュリティ分野の研究者、企業の実務担当者などから構成される「10大脅威選考会」において決定し、1月に発表されていた。

 今回、新たに公開されたのは、「個人編ハンドブック(一般利用者向け)」、冊子「知っておきたい用語や仕組み」、対策マッピングシート。

 「個人編ハンドブック(一般利用者向け)」は10大脅威に対する説明や対策をスライド形式でまとめている。2024年度までは「簡易説明資料」として配布していたもので、PDF版のほか、今回から新たにPowerPoint版を配布している。

 ダウンロードできる10大脅威のページでは資料の使用や引用の説明もされており、セキュリティ教材を作成する際の資料としても活用できる。

「個人編ハンドブック(一般利用者向け)」より

 「知っておきたい用語や仕組み」は、PCやスマートフォン、インターネットを安全に利用するための対策を行っていくなかで、技術名称やサービス名称などの用語や仕組みをピックアップし、説明や疑問点などを解説している。PDF版のみの配布。

「知っておきたい用語や仕組み」より

 「対策マッピングシート」は、Excelファイルとして提供されている。「被害の予防」「被害の早期検知」「被害に遭った際の対応」シートがあり、それぞれの状況について、個別の具体的な対策と関係する脅威を確認し、項目ごとにチェックできる。2024年度までは「情報セキュリティ10大脅威の活用法」として配布されていたもの。

「対策マッピングシート」より