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Anker、3Dプリンターの販売を停止中。ホットエンドなど予備部品の入手困難でユーザー困惑

 Ankerが3Dプリンターの販売を停止していることを、海外メディア「The Verge」が報じている。

 Ankerは今年3月に、それまで取り扱っていた3Dプリンターブランド「AnkerMake」を別ブランド「EufyMake」へと分離すると発表。しかしその後、同ブランドでは3Dプリンター本体の販売は行われず、3Dプリンターの製品カテゴリーに掲載されているのはフィラメントとアクセサリのみという状況が続いていた。Ankerの広報担当者はThe Vergeの取材に対し、販売再開や将来モデルの開発については明言を避けつつ、既存モデル「M5」および「M5C」の販売を無期限に停止していることを認めている。また、大手掲示板「reddit」には、在庫切れになっている一部の予備部品の入手方法については、サポートに直接問い合わせるよう回答したメールの文面が投稿されているが、3Dプリンターの継続利用に欠かせないパーツであるホットエンドが入手困難になったことで、既存ユーザーは右往左往させられているようだ。

 ちなみに日本国内ではAnkerの公式サイトに現在も3Dプリンター本体が掲載されており、Amazon.co.jpでも販売が継続されているが、こちらもホットエンドをはじめとする一部のアクセサリは「在庫切れ」と表示されており、これからの購入には慎重な判断が必要とされそうだ。