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新生活その前に! 部屋探し&引っ越しはネットでどこまで便利になるか
(2016/2/19 06:00)
就職、進学、あるいは転勤など、4月から新たな土地で生活をスタートさせる方も多いだろう。そこで今回は、賃貸物件の検索サービスや引っ越し業者をまとめた。敷金をめぐるトラブルや、いわゆる“おとり物件”など、引越しにまつわる注意点については後半でお届けする。
部屋探しはネットで効率的に!
それでは早速、賃貸物件の紹介・仲介サイトを見ていこう。このジャンルはかなりの競争状態とあってか、テレビCMを放送中の業者も多い、肝心の検索機能についても、よくよく使ってみると表示順や掲載内容に各社工夫が見られる。時間がある方は、ぜひいろいろ比べてみてほしい。
HOME'S 賃貸
http://www.homes.co.jp/chintai/
1995年創業の株式会社ネクストが運営する不動産情報サイト。現在はCMに二宮和也(嵐)を起用中。住所、駅名、通勤・通学時間をもとにした賃貸物件検索機能を提供している。地域別の家賃相場をまとめたページもアリ。
SUUMO 賃貸
http://suumo.jp/chintai/
リクルート運営。2009年に「住宅情報」からブランドが一新され、PCやスマートフォン向けに各種サービスを提供中だ。リクルートIDでログインすると、検索条件や閲覧履歴を保存できる。
エイブル
http://www.able.co.jp/
全国各地にリアル店舗を展開するチェーン。トップページはシンプルで、駅名の他に間取りを4種類の中から1つだけ選択する程度で検索できる。なお、CSR活動の一環として女子スキージャンプ競技の高梨沙羅選手を応援中。
CHINTAI
http://www.chintai.net/
2010年に上記エイブルの運営企業と経営を統合。現在は同一グループに2つの賃貸情報サービスが存在している。なお、社内体制的には「エイブル」が賃貸仲介事業、「CHINTAI」はメディア事業と位置付けられている。もちろん、物件検索機能はCHINTAIでも利用可能。
アットホーム
http://www.athome.co.jp/chintai/
さまぁ~ずのCMでおなじみ。街の一般的な不動産店が「アットホーム」のネットワークに加盟するという形でサービス網を広げている。物件検索の結果画面では周辺の地図や取り扱い不動産会社などを確認可能。
ハウスメイト
http://www.homemate.co.jp/
賃貸住宅仲介のフランチャイズチェーン。土地活用事業を手がける東建コーポレーションの傘下にあたる。「路線図検索」では実際の駅ネットワーク図が表示されるので、土地勘のない場所の物件を探すにも便利。なお、CMには桐谷美玲を起用中。
マイナビ賃貸
http://chintai.mynavi.jp/
求人情報で知られるマイナビだが、賃貸物件のサービスも提供中。「新入生向け」「新社会人向け」などの特集ページも設けているのも、同社ならではだろう。
ピタットハウス 借りる
http://www.pitat.com/rent
スターツ傘下。フランチャイズ方式で店舗網を広げており、「ピタットハウス」の緑色の看板を掲げた店舗が実際に街中にある。ウェブサイトには、希望物件を登録しておくと後から連絡してくれる「お部屋コンシェルジュ」のサービスも。
ハウスコム
http://www.housecom.jp/
大東建託グループの賃貸物件情報サイト。直営のリアル店舗を全国に約140店展開している。物件検索サービスのほか、外部企業と連携して引っ越しや不要品処分のキャンペーンも提供している。
アパマンショップ
http://www.apamanshop.com/
CMキャラクターは上戸彩。一部の店舗において「IT接客」を導入しており、自宅にいながらテレビ電話感覚で接客・案内してもらえる。「世界のお部屋探し」のコーナーでは、海外駐在用物件の検索も可能。現在の対象都市は上海、台北、バンコクなど。
ミニミニ
http://minimini.jp/
全国の物件情報を提供中。また、各種の“こだわり検索”ページを開設しており、敷金・礼金ゼロ、あるいはデザイナーズ物件などを手軽に探せるようになっている。
センチュリー21 賃貸
http://www.century21.jp/rent
アメリカ発祥の不動産フランチャイズチェーン。2015年9月末時点では国内に887店舗を構えるという。また、テレビCMにはケイン・コスギを長らく起用していることでもおなじみ。検索機能はシンプルながら使いやすい。
レオパレス21
http://www.leopalace21.com/
家具・家電備え付け物件のイメージが強いレオパレス21だが、ホームページからは一般的な物件の検索も可能。なお、自社扱い物件に関しては仲介手数料無料を謳う。
D-room
https://www.daiwahouse.co.jp/chintai/
住宅建設大手・大和ハウス工業による賃貸物件情報サイト。同社施行物件だけを探すといったことも可能。なお、駅名や地域名で検索すると、周辺の相場情報も一緒に確認できるのが便利。
お部屋探しマスト
https://www.mast-net.jp/
積水ハウスグループの積和不動産各社が運営するサイト。賃貸住宅「シャーメゾン」の物件情報が数多く掲載されている。
UR都市機構
http://www.ur-net.go.jp/
かつての住宅・都市整備公団。現在は独立行政法人となっている。賃貸物件では、礼金・仲介手数料・更新料・保証人の4つが不要である点を大きくアピールしている。地域別にトップページが分かれているが、物件自体は全国で提供されている。
東京オークハウス
http://www.oakhouse.jp/
ルームシェアとはちょっと違う、シェアハウスの物件情報を主に取り扱う。実際にはさまざまな形態があり、1部屋を4人以上でシェアする「ドミトリー」、広めの空間に仕切りをつけた「セミプライペート」などがある。
引っ越し業者のサイトで見積もりをとれる?
賃貸物件探しとほぼセットになってくるのが引っ越し業者選びだ。気になる料金見積もりについては各社対応が分かれるが、単身引っ越しに限って機械的な簡易計算額を提示してくれるところが大多数。家族まるごと引っ越しなどの場合は実地見積もりが必ず発生すると考えた方がいい。引っ越し経験のある友人・知人の意見にも頼ってみよう。
なお、複数の業者への見積もりを1回の手続きだけでまとめて申請できるサイトも多くある。ただ、事後の電話連絡が多すぎて大変……なんて声も一部あるようだ。利用の際はご注意を。
ヤマトホームコンビニエンス
http://www.008008.jp/
ご存じクロネコヤマトの系列サービス。単身引っ越しの場合、現住所と新住所の番地、具体的に運ぶ冷蔵庫やテーブルの台数、そして日時が分かっていれば、即座に見積もり金額を表示してくれる。家族引っ越しの場合は原則として現地見積もり必須。
日本通運 引っ越し
http://www.nittsu.co.jp/hikkoshi/
運輸大手の日本通運では各種の引っ越しプランを用意。「単身パック当日便」にはじまり、箱詰めから開梱まですべて任せられる「フルプラン」などがある。単身引っ越しならば見積もりにあたって下見不要。
アート引越センター
http://www.the0123.com/
ウェブサイトでは単身者用の見積もりサービスを提供中。その他、依頼者向けの無料サービスとして、電気会社や郵便局への連絡を一手に任せられる「ワンストップサービス」、引っ越し後の段ボール引き取りなどを実施している。
サカイ引越センター
http://www.hikkoshi-sakai.co.jp/
大阪・堺に本社のある引っ越し業者。トラック積み込み後に荷台を“封印”するなど、プライバシー配慮の取り組みも行っているという。ウェブサイトからの見積もり依頼は無料。現地見積もりする場合の所要時間は30~40分程度としている。
ハトのマークの引越センター
http://www.hato.or.jp/
全国引越専門協同組合連合会を本部とする引っ越し業者。各地の業者が組合員として参画する形式をとっている。見積もり依頼はこちらのサイトから可能。荷台1つだけを借りる「小鳩パック」は2万円台から。
赤帽 引越
https://ssl.akabou.jp/person/est/
軽トラックの貸切による、比較的小規模な引っ越しを請け負う。首都圏で依頼する場合、作業時間2時間以内・走行距離20km以内であれば運賃は1万3500円から(1台1行程・ドライバー1名・平日の場合)。
SGムービング 引越輸送
http://www.sagawa-mov.co.jp/moving/
佐川急便を中核としたSGホールディングスのグループ企業。オフィス引っ越しなどの法人用途に加え、一般個人にもサービスを行っている。最低限の項目を入力するだけで、即座に概算見積もりを表示してくれるのがうれしい。その際に電話番号などの入力は不要。
福山通運 引越しする
http://corp.fukutsu.co.jp/mov/
宅配便とは別に、引っ越しサービスも取り扱い中。正式な見積もり依頼もできるが、「引越し見積もりシミュレーション」では運搬家具数を入力するとだいたいの目安額を提示してくれる。
引っ越し当日に困らないために
物件を見つけ、荷物を運ぶメドもついた。でも実際には役所の手続きなど、やるべきことは山積みのはず……。ここからは、引っ越しに伴う諸々のトピックをお届けする。十分に予習し、さらにTo Doリストなどを作って備えよう。
東京電力 お引越しの手続き
http://www.tepco.co.jp/e-rates/individual/basic/moving/index-j.html
引っ越しをするにあたって、誰もがまず最初に思いつくのは電気・水道・ガスなどライフライン周りの手続きだろう。東京電力の場合は、インターネットでの手続きが可能。引っ越しの予定日を伝えると、担当者が最終検針に来てくれる。なお、提携する一部の水道局や都市ガス業者などへの連絡代行サービスもある。
東京都水道局 水道の使用開始・使用中止(多摩地区)
https://www.waterworks.metro.tokyo.jp/tetsuduki/madoguchi/center_tama.html
東京都多摩地区で水道利用を開始する、あるいは中止する場合の手続き例。基本的には電話かインターネットで申告すればOK。当然地域によって詳細は異なるので、該当自治体のサイトを参照のこと。
フレッツ光 転居される方へ
https://flets.com/first/move/iten.html
NTTの光ファイバー回線「フレッツ光」を利用している場合、転居にあたって手続きが必要となる。転居先でも利用する場合、工事費が発生するので注意しよう。
ニトリネット
https://www.nitori-net.jp/store/ja/ec
引っ越し荷物を減らすために、家具は転居先で購入するという人も多いだろう。ニトリは主にロードサイドに店舗網を広げる家具店チェーン。通販も行っており、ベッドなどを送料無料で注文可能。ただし、廊下などを通って本当に設置できるか、事前に十分確認を。
無印良品ネットストア 家具・インテリア・家電
http://www.muji.net/store/campaign/detail/P00003
店舗数の多い無印良品も、家具取扱店としては比較的身近だろう。テーブル、ソファ、テレビ台などをラインナップしており、一部商品の包装材は配送終了の段階で無料引き取りしてくれる。
シマチュウネット
http://netshop.shimachu.co.jp/
「島忠」の名で知られる家具店。最近はホームセンターとしても著名だ。ベッド、テーブル、食器棚など幅広く取り扱う。家具の買い替えの場合、不要品の無料引き取りも可能。ただし、注文品と同等の品を同数までとするなど、条件あり。
ベルーナ インテリア
http://belluna.jp/interior/
婦人衣料を中心とした通販ショップで、本社は埼玉県上尾市にある。カーテンや寝具、本棚などの大型家具をネット注文可能。なお、設置や組み立てにあたっては原則として手数料が別途かかる。1点あたりおよそ3000~6000円(税別)ほど。
資源エネルギー庁 電力小売全面自由化
http://www.enecho.meti.go.jp/category/electricity_and_gas/electric/electricity_liberalization/
4月1日より、電力の小売り自由化がスタートする。これにより、一般家庭でも任意の電力供給事業者と契約できるようになり、結果として業者間の競争による値下がりなどが期待される。ちなみに、賃貸住宅在住者でも電力契約が本人名義であれば業者の切り替えが可能。ただし、マンション全体で一括契約している場合などは例外。
エネチェンジ
https://enechange.jp/
電力会社の比較サイトも早速誕生している。住所、世帯数、ガス契約の有無、平日日中の在宅状況などを入力すると、対象地域の事業者をおトク度順に表示してくれる。
All About 引越しで失敗したこと大公開!
http://allabout.co.jp/gm/gc/376594/
引っ越しのスタイルはそれこそ十人十色。人の数だけトラブルがあるとも言える。こちらのページでは、その失敗談がまとめられている。その他の引っ越しノウハウとあわせて読んでおきたい。
SUUMO引越し見積もり 引越し最新事情
http://hikkoshi.suumo.jp/oyakudachi/trends/
リクールトのSUUMOによる引っ越し関連コラム。「引越し見積もりの訪問ってホントに必要!?」「プロ直伝! 引越し荷造りテク〈ダンボール編〉」など、気になるタイトルが並ぶ。なお、本稿前半で紹介した物件検索・引っ越し業者のサイトでも、ほぼ例外なくこの手の記事が掲載されている。気になる方は探してみよう。
暮らしっく不動産
http://www.kurachic.jp/
東京・高田馬場にある不動産サービス会社。有償での物件探しなどを行っているが、自社サイトでのコラム配信も積極的に行っている。この2月には、“おとり物件”に関する実地ルポも掲載。注目を集めたという。
相場より明らかに優良すぎる物件に注意!不動産おとり広告の事例と対処(HOME'S PRESS)
http://www.homes.co.jp/cont/press/rent/rent_00047/
おとり物件とは、実際には成約済み、あるいはそもそも存在しないのに、見込み客を集めるべく掲示される物件のこと。客がこれを見て問い合わせると大抵は「もう成約済みですが、他にも良い物件がありますよ」と案内される。こちらの記事では相談窓口なども掲載されている。
国民生活センター 賃貸住宅の敷金、ならびに原状回復トラブル
http://www.kokusen.go.jp/soudan_topics/data/chintai.html
賃貸住宅入居時に支払う敷金・保証金については、退去時の返還をめぐってトラブルが多いとも伝えられる。国民生活センターに寄せられる相談件数も、ここ5年ほどは年1万5000件前後で推移しているという。ページ下部の関連情報からは、少額訴訟をはじめとした各種対処策などをチェックできる。
法テラス よくあるお問い合わせ 住環境
http://www.houterasu.or.jp/service/juukankyou/
国が設置した法律関連の総合窓口。住まいの問題、例えば「家賃を突然増額された」「家賃滞納で退去を要求された」などについてはこちらのページで解説されている。通話料無料の電話相談窓口もある。