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記念写真をみんなでシェア! 出会いと別れの季節を「写真共有サービス」で彩る
(2016/3/18 06:00)
歓迎会、送別会、入学式、卒業式などなど……3月~4月のこの季節は記念写真を特にたくさん撮りたくなる時期だ。そうやって撮りためた写真を、遠く離れた友だちや親族とも見せあいたい。そんな時こそ「写真共有サービス」が役立つ。おなじみのSNSに統合されているケースも多く、実はかなり身近な存在でもある。詳しく見ていこう。
いつものサイトの写真共有機能を使ってみよう
スマホで撮った写真の活用法として、今、最も多いのはSNSへの投稿だろう。Twitterの1ツイートに対して数枚の写真を添付するというのがまさに該当する。ただし、その性質上、半年後に見直したり、プライベートな写真を一部の人にだけ見せたいとなると、いろいろ難しくなってくる。
対して写真共有サービスは、「2015年度卒業式」などのようなイベント名を決め、そこへどんどん写真をアップロードする。これだと、複数の人が撮った写真を集めたり、許可された人にだけ見せるといったことができる。
この写真共有サービスは、必ずしも写真専門業者だけが提供しているわけではない。SNS、通販など、日本でもおなじみの大手サイトが追加機能的に用意するケースが結構あるのだ。これらの場合、アカウントを再取得する手間が省けたり、さらに写真公開の相手を指定しやすかったりする。まずはこれらのサイトで“共有体験”してみよう。
LINE
http://line.me/ja/
無料メッセージアプリ「LINE」では、相手に直接写真を送れるだけでなく、「アルバム」という手段を使っても写真を共有できる。グループや1:1トークのサブメニューから「アルバム」を作成し、そこへ画像を投稿していくだけでOK。1つのアルバムに対して最大1000枚まで保存可能。
Facebook 写真の表示
https://www.facebook.com/help/370265746362592/
Facebookでは「共有アルバム」の機能が用意されている。具体的には、自分のプロフィールページからまず「アルバム」を作成。そこで共有範囲を自分だけ・Facebookで繋がっている相手限定・任意に指定した相手のみ、といった具合に変更できる。ここでさらに「寄稿者」を設定すると、複数人が画像をアップロードできるようになる。
Google フォト
https://photos.google.com/?hl=ja
GmailのためにGoogleアカウントを取得していれば、簡単に利用を開始できる写真管理サービス。共有アルバムを作成すると専用のURLが発行され、そのURLを知っていれば誰でも閲覧できるようになる。なお、アルバムの共同編集も可能。
Twitter フォトギャラリーについて
https://support.twitter.com/articles/20169412#
Twitterはツイートそのものの公開範囲設定がそれほど充実していないため、共有アルバム的に使うには不向き。「フォトギャラリー」「メディアタイムライン」という仕組みもあるが、これは過去のツイートの中から写真・動画付きのものだけを羅列している。素直に別の写真共有サービスを使うのがオススメ。
Amazon Cloud Drive
https://www.amazon.co.jp/clouddrive/home
通販サイト大手のAmazonが手がけるオンラインストレージ。ショッピング用のアカウントをそのまま利用できるのがうれしい。また、年額制の「プライム会員」に登録していると、写真・動画のアップロード容量が無制限になる。写真共有は、URLを知っている人に無制限に公開される方式。
楽天写真館 共有写真
http://shashinkan.rakuten.co.jp/share/
楽天による写真関連サービス。デジカメなどで撮影した画像をアップロードし、これを紙焼きやフォトブックとして注文できるのだが、オンライン共有も可能。その際にはまず「コミュニティ」を作成し、パスワードの有無を設定したり、メンバーを招待する必要がある。ただし、スマホ連携機能は弱め。
OneDrive
https://onedrive.live.com/
Microsoftのオンラインストレージ。Windows 10やウェブメール「Outlook.com」用に「Microsoftアカウント」を取得していれば、簡単に利用を開始できる。写真系の機能が充実しており、フォルダー管理とは別系統のアルバムを作成可能。なお、アルバム共有は専用URLを取得して、メールやSNSで通知するのが基本。
iCloudフォトライブラリ
http://www.apple.com/jp/icloud/photos/
iPhoneを使っていればおそらく100%近い確率で取得しているであろうiCloudアカウント。これにiOSの「写真」アプリを組み合わせることで、共有アルバムの機能が使える。ただし、単に閲覧だけであってもiOSないしMac端末が必須。
まだまだあります! 写真サービスいろいろ
写真共有サービスの形態は実にさまざまだ。デジカメメーカーが顧客サービス的に提供する一方、家族特化型SNSで写真を共有できたりする例も多い。大事な写真を印刷・製本してくれる「フォトブック」系のサービスとあわせてご紹介しよう。
なお、本稿では各サービスをおもに共有機能の観点から比較したが、サービスを継続利用する上では保存容量・保存期限も重要になってくる。詳しくは、リンク先のウェブサイトで確認を。
Dropbox
https://www.dropbox.com/ja/
https://www.dropbox.com/ja/help/493
ビジネス関係での利用者も多いオンラインストレージ。基本的にはPC用ファイル全般を共有するためのものだが、写真関係の共有機能も充実。なお、有料プランである「Dropbox Pro」ではパスワードによる閲覧制限をかけられる。
Box
https://www.box.com/ja_JP/front/
マルチデバイス対応のオンラインストレージ。さまざまなファイルを共有できるため、これを応用すれば写真を複数人で共有することが可能だ。
WithPhoto
https://withphoto.jp/
デジカメメーカーがオンラインアルバムを展開する例は非常に多い。こちらはキヤノングループによるサイト。キヤノン製デジカメ利用者向けの「CANON iMAGE GATEWAY」とは異なり、誰でも登録できるのが特徴だ。共有アルバムでは、合言葉による限定公開も可能。
NIKON IMAGE SPACE
https://www.nikonimagespace.com/
ニコン運営のオンラインアルバムだが、やはり同社製デジカメの有無に関係なく登録・利用が可能。共有機能では、期限やパスワードの有無を設定できる。なお、「ニコン オンラインギャラリー」は1月にサービスが終了した。
PlayMemories Online
https://playmemoriesonline.com/
ソニーによるオンラインアルバムサービス。ソニー製デジカメを使っていなくても、無料で登録・利用できる。「グループコレクション」機能により、友人・知人とのシェアも簡単。具体的には、招待を受けたユーザーがPlayMemories Online用の会員登録をしなくても、一時的に写真を閲覧できる。
ib on the net
https://www.ibonthenet.com/
オリンパス運営。アップロードした写真をスライドショーで閲覧したり、紙焼きの注文ができる。なお、共有機能はFacebookとの連携が前提。ib on the netで共有操作を行うと、Facebookのアルバムに対して写真を送付する格好になっている。
LUMIX CLUB PicMate
http://lumixclub.panasonic.net/smart/
パナソニックによるサービスで、デジカメはもちろんテレビの「ディーガ」シリーズとも連携する。アップロードした画像はアルバム単位で公開範囲を設定可能。自分だけで閲覧したり、アクセス番号を教えた相手だけに見てもらえる。
富士フイルム マイフォトボックス
http://fujifilm.jp/netprint/myphotobox/
PCやスマートフォンアプリ(FUJIFILMネットプリントサービス)を使って画像のアップロードが可能。写真をパスワード付きで限定公開し、さらにそのままネットプリントを注文したりできる。
はてなフォトライフ
http://f.hatena.ne.jp/
最大で毎月300MBまで画像をアップロードできるアルバムサービス。公開範囲をフォルダー単位で指定し、合言葉認証も付加可能。なお、Android用アプリもあるがバージョンアップが2014年2月以降行われていない。
フォト蔵
http://photozou.jp/
2005年のスタートから幾度かの運営事業者移管を経て、現在もサービスを継続中。広く一般に写真を公開し、コメントを付け合うといったコミュニケーションができるだけでなく、仲間内だけでの限定閲覧も可能。
フォトゲット
http://photoget.jp/
フォトブックの印刷・製本などを手がけるアスカネットが運営。最大で90日間利用できる「写真部屋」を作成し、その期間に限って写真のアップロードや共有ができるという時限式のサービスだ。なお、携帯電話・スマートフォンからの利用は不可。
30days Album
https://30d.jp/
サイトの名前の通り、30日間限定の共有アルバムを作成可能。合言葉を設定できるため、プライベートな写真を載せるにも適しているという。なお、月額300円(税別)のPROプランに登録すると、1アルバムあたり150枚までのアップロード制限が2000枚に拡張される。スマホ用アプリも充実。
photostorage
http://firestorage.jp/jpdoc/photo_image.html
会員登録不要で利用できるオンラインストレージ「firestorage」の派生サービス。やはり会員登録することなく、最大150枚・最長30日間の共有アルバムを作成可能。ただし、管理機能が利用できないので、アップロード枚数制限・保存期限などが緩和される「無料会員」への登録を検討してもいいだろう。
Eyefiクラウド
http://jp.eyefi.com/products/cloud
Wi-Fi機能内蔵SDカードで知られるEyefiのサービス。年額約5000円の有償サービスとなるが、写真を枚数制限なくクラウドへ保存できる。写真のシェアはアプリや専用サイトなどから実行可能。無料お試し期間あり。
ウェルノート
http://wellnote.jp/
こちらも家族間での写真・動画共有を目的としたアプリ。さらに子供の身長・体重を記録しておけるなど、子供を見守るおじいちゃん・おばあちゃん向け機能が揃う。
みてね
https://mitene.us/
mixiによるスマホアプリ。「スマホ時代の家族アルバム」を標榜しており、例えば赤ちゃんの成長写真を遠方の祖父・祖母とシェアするといった用途が想定されている。会社の仲間と使うには向かないが、家族限定として割り切って使うにはピッタリだろう。
nohana
http://nohana.jp/
こちらもmixiによるサービス。一般に、オンラインで写真を預かるサービスでは、そのデータを活かして「フォトアルバム」「フォトブック」を実際に印刷・製本してくれるところが多い。nohanaでは、その印刷物を毎月1冊無料で制作してくれる(送料は別)。
FUERU
http://www.fueru.jp/
製本アルバムで知られる文具大手・ナカバヤシでは、オンラインでのフォトアルバム作成サービスも展開中。「フエルアルバム」のノウハウを活かした、ページ差し替え対応アルバムなどが注文できる。子供の成長記録など、長く残したい写真との相性がよいだろう。「ポケットフォトブック」は1冊780円から(税別)。
しまうまプリント フォトブック
https://www.n-pri.jp/photobook/
オンライン注文による紙焼き写真印刷・配送サービスを手がける。フォトブックの印刷も受け付けており、文庫サイズ・36ページのものは198円(税別・送料別)と、値ごろ感も高い。なお、写真の指定にはスマートフォンアプリを使う。