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アイ・オー、データの時限消去機能を備えたUSBメモリを発売
2016年8月24日 18:12
株式会社アイ・オー・データ機器は、USB 3.0対応の時限消去機能付きUSBメモリを9月上旬に発売する。価格(税別)は、容量4GBの「EU3-ST/4G-TE」が1万1200円、8GBの「EU3-ST/8G-TE」が1万7000円、16GBの「EU3-ST/16G-TE」が2万2700円。対応OSは、Windows 10/8.1/8/7、Windows Server 2012 R2/2012/2008 R2/2008。
データの保管時間・日数を指定することで、指定期間が経過すると自動的にデータを消去する機能を備える。一時的なデータの受け渡しや、期限付きデータの配布用として利用することができる。
データは、OSから見えない領域に保存されるため、閲覧するには添付される専用エクスプローラー「EasyDiskTimer」が必要。PCへのデータコピーや印刷、データ編集が行えないようになっている。データの保存方法は、あらかじめ設定されている指定時間・日数別のフォルダーにドラッグ&ドロップするだけの簡単操作。保管時間・日数は24/48/72時間、1/2週間、1/3/6カ月、1年ごとに設定することが可能。対応ファイルはPDF形式のみ。
通常のUSBメモリとして利用できる領域も用意しており、利用目的に応じて使い分けることができる。
オプションとして、同社が提供するAES 128bitファイル暗号化ソフト「QuickSecureAES」をダウンロードして利用することが可能。ドラッグ&ドロップ操作でファイルの暗号化、復元、削除ができる。
本体の大きさは、約18.4×58.2×9.4mm(幅×奥行×高さ)で、重さは約15.5g。キャップは本体後部に付けることができるほか、ストラップホールを備える。また、データの読み書き中にはLEDが点滅する。
このほか、Pro版として、本体にパスワード認証用ボタンを搭載したUSB 2.0対応の「ED-HB16G-TE」を発売する。PCに挿す前にボタンによるパスワードの認証が可能で、データ保存領域に書き込まれるデータはAES 256bitで自動暗号化を施す。フラッシュメモリをはがして別基板に載せてもデータを閲覧できないとしている。容量は16GB。
データの閲覧には専用エクスプローラー「EasyDiskTimerPro」が必要。PDF文書のほか、Microsoft Office文書、画像ファイル(JPEG形式)にも対応する。ログ収集機能も備えており、管理者はエクスプローラー内に保存されたファイルのアクセス、削除履歴を確認できる。
本体の大きさは約20.0×80.0×10.5mm(幅×奥行×高さ)、重さは約37g。アルミキャップを採用し、大型のキーリングを備える。受注生産で、価格は4万5700円(税別)。